下駄をはくまで(裏)

広島の暑苦しい気象予報士の、端から見たら非常にバカな日常 (あくまでも匿名で)たまに吠える! まあ読んでコメント書け!!

がんばれCity!!

2014-05-06 08:43:35 | Weblog
ヨーロッパのサッカーはいよいよ大詰め。
特にイギリスのプレミアは激しい優勝争いが続いている。
その一方で我らがCityこと、Norwich Cityは降格圏内の18位に沈む。サンダーランドが驚異的な粘り腰を見せるなかで、自力での残留の可能性が消えている。まさに風前の灯だ…

ロンドンから車でおよそ3時間。イングランド東部にある地方都市のノーリッチ。人口は15万足らず。周辺を合わせても20万人程度しかない。20年ほど前にこの町で1年間暮らしたのだが、町はチームカラーの黄色で彩られ、試合の日は町の中心部から徒歩で20分ほどのスタジアムまでチームカラーの“黄色の人の列”が連なっていたのを思い出す。たった15万人の町なのに、3万人のスタジアムはいつも超満員。知人にチケットを譲ってもらって何度もスタジアムに通った。日本人の私でも、タイミングよくチャントを歌いだせば、自然とそのあとスタジアム全体が私についてチャントを歌ってくれる… 私にサッカーのおもしろさを教えてくれた思い出深い場所である。 

日本ではヨーロッパサッカーというと非常に華やかなイメージがあるが、選手の年俸が高騰する中でビッグクラブばかりが強くなり、一方で地方都市の中小クラブは非常に厳しい。かつてプレミアで3位でフィニッシュをしたことがあるCityも、近年は2部とプレミアを行ったり来たりするエレベータークラブとなっている。そんなチームがプレミアの上位に食い込むなんてありえない状況だ。
そう考えてみるとJリーグというところは恐ろしく過酷なリーグであると言っていい。ビッグクラブや戦力が整っているチームでも、ちょっと歯車がかみ合わないとあっという間に下位に低迷したり、2部に降格したりする。そんななかで、決して恵まれているとは言えない地元のサンフレッチェ広島が奮闘しているのは素晴らしいことだと改めて思う。



またその一方で、改めてヨーロッパのサッカーやスポーツに関する文化の奥深さに感心する。たった15万の町に3万人のスタジアムがあり、それがいつも満員になる。またサッカー以外のスポーツも熱心に応援し、支える。そこから地元愛が生まれたり、自分の町や国への誇りが生まれたりするのではないだろうか。まさにそれは文化である。
それを思うと、地元のチームに「(優勝ではなく)2位でいい」と言ったり、人々が集うスタジアムを一部の利害を優先して壊したり、町の中心部から追いやったりする町のトップがいる日本。スポーツを文化の一つの側面として見ることができない日本は本当にさびしいところだなと思うのだ
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