フジテレビの27時間テレビは、予定通り「矢部が100kmマラソンを完走」し、「相方が号泣する」というハプニングがあったものの、予定通り感動のうちに終わったそうな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110722-00000348-oric-ent
毎年のように、「何が面白いのかわからない」とか「こんなの誰が見るんだ?」とか散々の批判を浴びながらも、臆することなく開催し続けるのはなぜだろう、と思っていた。
特に、意味のないマラソンを、しかも本人が「やりたい!」と言ったわけでもないのに無理やりやらせて、いったい何が楽しいのだろう、というのは、おそらく説明されても理解できないと思っていた。
全国各地で、それぞれ地元の放送局の面々が、何だかんだと大騒ぎして喜んでいるけど、見ているこちらとしては、面白くも何ともない。
しかし、今回この手の番組の趣旨が、何となくわかってきたような気がする。
フジテレビの場合で言えば、これはフジテレビ系列の放送局関係者のための「感謝祭」つまり慰安のための番組なんだろう。
歌がヘタなアナウンサー・ディレクターなどをわざわざ引っ張り出して、面白がっているのも、あれは身内の宴会芸みたいなものだから、部外者が見ても、さっぱり面白くない。
宴会場で、よそのグループが騒いでいるのを見て「何騒いでんの?」と思うのと同じ。
だから、いくら「こんな番組、やめてしまえ!」と言われても、「はあ?この番組は、別に視聴者のためにやってるんじゃないよ。私らは面白くやってるんだから、余計な口を出すな」くらいにしか思っていないのではないかと思う。
ただ、いくら何でもそんな態度を表に出すとマズいので、申し訳程度に「アンタたちにも楽しませてあげる」とばかりに企画した一つが、あの100kmマラソンではなかろうか。
ただ芸能人が走っているだけ。
しかも、「走れ!」って言われているから走っているだけ。
目的などもちろんない。
だから、イヤイヤ走っている感がアリアリ。
番組成立のための人身御供みたいなものだ。
それを映しながら、「ほらっ、お前らはこれでも見てろ」という感じ。
しかし、こんなものを見せられても「思わず感動!」してしまうほど頭ん中が空っぽの人たちが、悲しいかな想像以上に多い。
わざわざ会場(局内)まで押しかけて、「最後の感動の場面をみんなで一緒に体感しよう」というアホみたいなお誘いにも簡単に乗ってしまう。
でも、彼らはホントに楽しいし、感動してるんだと思う。
何~にも考えていないとはいえ・・・
はたして、それでいいんだろうか。
でも、こういう人たちが、「なでしこジャパン」を一生懸命応援してるんだろうと思うと、一概に悪いとは言えないのだろう、とは思う。
しかし、一方でこういう人たちが「一度、やらせてみたら?」とかいう言葉に騙されて、民主党に投票したのかと思うと、やっぱり情けない気もする。
すべて、テレビやマスコミの思うがまま。
「感動」って、人から与えられることの方が多いけれど、ただ待っていればいいものではないはず。
にもかかわらず、こういう人たちは、「感動しますよ」とか「これがいいですよ」とかいう声の方になびいていってしまう。
中味なんて、どうでもいいみたい。
言うなれば、「感動したい」症候群みたいなもの。
みんなして「お~い、あっちへいけば感動できるらしいぞ」とか言い合ってる感じ。
そして、「おい、誰かが何かで優勝したらしいぞ」とか言われただけで、それが誰なのか、どんな競技なのかも知らないのに、すでに感動の涙がこぼれ落ちそうになってしまう。
すべてが受身な人たち。
そりゃあ、頭のいい人たちは官僚になりたがるし、官僚になれなかった「ずる賢い」人たちは政治家になりたがるわけだ。
こういう人たちを好き勝手に動かせるわけだから。
世論を操るって、きっと楽しいと思う。
「オレが世の中を動かしてるんだぜ」みたいな気分になるんだろう。
いいのかなあ、こんなので。
それにしても・・・
ただのバラエティ番組なのに、こんなことまで考えてしまう私って・・・
たぶん一生世の中を斜に見ながら生きていくような気がする!?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110722-00000348-oric-ent
毎年のように、「何が面白いのかわからない」とか「こんなの誰が見るんだ?」とか散々の批判を浴びながらも、臆することなく開催し続けるのはなぜだろう、と思っていた。
特に、意味のないマラソンを、しかも本人が「やりたい!」と言ったわけでもないのに無理やりやらせて、いったい何が楽しいのだろう、というのは、おそらく説明されても理解できないと思っていた。
全国各地で、それぞれ地元の放送局の面々が、何だかんだと大騒ぎして喜んでいるけど、見ているこちらとしては、面白くも何ともない。
しかし、今回この手の番組の趣旨が、何となくわかってきたような気がする。
フジテレビの場合で言えば、これはフジテレビ系列の放送局関係者のための「感謝祭」つまり慰安のための番組なんだろう。
歌がヘタなアナウンサー・ディレクターなどをわざわざ引っ張り出して、面白がっているのも、あれは身内の宴会芸みたいなものだから、部外者が見ても、さっぱり面白くない。
宴会場で、よそのグループが騒いでいるのを見て「何騒いでんの?」と思うのと同じ。
だから、いくら「こんな番組、やめてしまえ!」と言われても、「はあ?この番組は、別に視聴者のためにやってるんじゃないよ。私らは面白くやってるんだから、余計な口を出すな」くらいにしか思っていないのではないかと思う。
ただ、いくら何でもそんな態度を表に出すとマズいので、申し訳程度に「アンタたちにも楽しませてあげる」とばかりに企画した一つが、あの100kmマラソンではなかろうか。
ただ芸能人が走っているだけ。
しかも、「走れ!」って言われているから走っているだけ。
目的などもちろんない。
だから、イヤイヤ走っている感がアリアリ。
番組成立のための人身御供みたいなものだ。
それを映しながら、「ほらっ、お前らはこれでも見てろ」という感じ。
しかし、こんなものを見せられても「思わず感動!」してしまうほど頭ん中が空っぽの人たちが、悲しいかな想像以上に多い。
わざわざ会場(局内)まで押しかけて、「最後の感動の場面をみんなで一緒に体感しよう」というアホみたいなお誘いにも簡単に乗ってしまう。
でも、彼らはホントに楽しいし、感動してるんだと思う。
何~にも考えていないとはいえ・・・
はたして、それでいいんだろうか。
でも、こういう人たちが、「なでしこジャパン」を一生懸命応援してるんだろうと思うと、一概に悪いとは言えないのだろう、とは思う。
しかし、一方でこういう人たちが「一度、やらせてみたら?」とかいう言葉に騙されて、民主党に投票したのかと思うと、やっぱり情けない気もする。
すべて、テレビやマスコミの思うがまま。
「感動」って、人から与えられることの方が多いけれど、ただ待っていればいいものではないはず。
にもかかわらず、こういう人たちは、「感動しますよ」とか「これがいいですよ」とかいう声の方になびいていってしまう。
中味なんて、どうでもいいみたい。
言うなれば、「感動したい」症候群みたいなもの。
みんなして「お~い、あっちへいけば感動できるらしいぞ」とか言い合ってる感じ。
そして、「おい、誰かが何かで優勝したらしいぞ」とか言われただけで、それが誰なのか、どんな競技なのかも知らないのに、すでに感動の涙がこぼれ落ちそうになってしまう。
すべてが受身な人たち。
そりゃあ、頭のいい人たちは官僚になりたがるし、官僚になれなかった「ずる賢い」人たちは政治家になりたがるわけだ。
こういう人たちを好き勝手に動かせるわけだから。
世論を操るって、きっと楽しいと思う。
「オレが世の中を動かしてるんだぜ」みたいな気分になるんだろう。
いいのかなあ、こんなので。
それにしても・・・
ただのバラエティ番組なのに、こんなことまで考えてしまう私って・・・
たぶん一生世の中を斜に見ながら生きていくような気がする!?
今回のフジ27時間テレビ100キロマラソンも日テレの2番煎じでしょう。
感動どころか痛々しくて、マラソン映像が流れた時はチャンネルを変えました。
日テレがやって、たぶん社員からは評判が良かったのでしょう、「これはいい!」と思ったのでしょうね。
マラソンは、おそらく死人が出るまでやめないのではないですか?