卵管がんとハロハロ日記

団塊の世代の主婦の気まぐれブログです。
夫婦揃って大病したあと のんびり暮らしています。

ゴールが近づいて ゴールが見えなくなった

2013-05-11 18:39:59 | 脳梗塞リハビリ病棟レポートと相方の文章
しーちゃんの脳梗塞リハビリ病棟レポの8回目です。






私がリハビリ病棟に移った5月12日から3ヶ月期限が近づいてきました。
一般的にこの3ヶ月が最もマヒの改善が進む期間とされています。

回復状況はというと、左脚に深い痺れと芯の方にマヒが残りながら
歩行は可能になってきています。

現在、病棟内では装具を付けて、杖をついて歩いています。
院外に出る時も同様です。
装具もいろいろ変わり、今は五種類目くらいです。
今までの装具は、歩行の癖を矯正し、弱い筋肉を強化するためのものでした。



昨日、歩行の審査があり、OT (理学療法士)の多くが集まり
裸足を含め、4種類の装具を着用した観察が行なわれました。

明らかに、退院準備として、退院時に適切な装具を推奨するためのイベントです。

私は裸足で退院するつもりです。
退院時期も、当初の考えを改めて、リハビリできる限り
特に腕のリハビリに集中してゆくつもりになっています。

しかし、腰脚部にマヒが残っていると、活動量の増える退院後には
筋肉の緊張が上がって、歩行に歪みが発生してしまうので、装具が必要だ
というOTさん達の経験上の現実主義から行われたようです。

「 マヒの解消 」は最終目的ですが
当面の目標は「 マヒの克服 」です。

マヒとの共存を引き受けながら、
マヒの弊害が起こらないような筋力強化や代替能力開発をしていこう
と考えを改めました。

深い痺れやマヒに対しての長期戦を覚悟したのです。

マヒがあってもその為の能力の欠如を他の能力で補えば
自他ともに迷惑をかけないでいられる。
これがマヒの克服、と解釈します。

その目の前で装具の選択が始まりました。
一日五百歩の裸足歩行訓練は続いています。
一日一万歩しても筋緊張がなければ、
あとは、裸足歩行をいかに美しく行うかが課題だと考えています。
装具選びは、最終的お試しでしょうか?

私の信念が揺らされ、振られます。

ゴールは近づいていますが、このゴールは
病棟生活から一般社会生活への関門( ゲート )であって
後遺症対策はこれからが本番です。

ゴールは見えなくなりました。




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