まずは今日のタイトルから。
『ハンバーグ』じゃありませんよ。『ハーズバーグ』です。念のため。(笑)
ずい分、ピンボケな写真ですね。
この写真の人が誰だか知っている人がいたら、相当オタクだと思います。
もちろん私も知りませんでした。
大学時代、経営学の授業で『ハーズバーグの動機付け要因と衛生要因』を学びました。
そうなんです、この人が『動機付け要因と衛生要因』を提唱したハーズバーグさんなん
です。 初めまして (笑)
いろいろ探してみましたが、こんな写真しかありませんでした。
経営学の古典なのに、あまり有名じゃないんでしょうか?
私が大学で勉強したのはこんな内容です:
給与や作業条件が不十分だとやる気を無くすが、たとえ十分であっても
そこから得られるやる気は昇給した時だけで長続きしない。こういう
タイプの動機付け要因を『衛生要因』という。
これに対して、人に信頼されるとか、その仕事自体に価値を感じられる
場合、やる気は継続する。これが『動機付け要因』。
こんな風に理解していました。
楠木先生のオンラインサロンで、『無料について』というお題があり、そこでハーズ
バーグさんのこの話が登場しました。
ここでハーズバーグの理論について、これまで私の知らなかった言葉があることを
知りました。 それは、
『動機付け要因』が満たされれば満足を感じるが、満たされない場合、
不満足にはならない。没満足である。
『衛生要因』は満たされないと不満足に。でも満たされたとしても、
満足にはなれない。なるのは没不満足。
これを『二要因理論』というそうです。
つまり満足の対概念は不満足ではなく、満足 vs 没満足、不満足 vs 没不満足であって、
満足と不満足は独立した別の概念である。
そしてこんな楠木先生の一文が、
「マイナスをゼロまでもっていくことと、ゼロからプラスを
生み出すことは似て非なるものであることが少なくない。」
これを読んだ時、頭の中で何かが閃きました。でも数日間モヤモヤしたままの
状態でした。 そして『無料を考える』の最終回に、こんなフレーズが出てきました。
「文化的情報財は微分値の極大化を志向しない。文化の価値は
時間軸上での積分値の大きさに表れる。文化はあとから効いてくる。
この『二要因理論』がISOWAの戦略とつながったんです。
同じように感じたISOWAビトがいたら、その人はもう、『現場の星育成』戦略の
語り部が務まるISOWA戦略マスターですよ。
「満足と没満足、不満足と没不満足」 と 『現場の星育成支援』戦略 のつながり。
これからまたじっくりISOWAビトのみなさんと議論していきます。
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