言いたいことふたつ

 

安倍首相が辞任表明しましたね。

私は筋金入りの安倍不支持派ですが、今回の辞任について言いたいことがふたつ

あります。

 

ひとつめ。

　「病気を理由に今回も任期途中で政権を手放すことはいかがなものか」

こういう意見や、質問が度々あります。

でも具合が悪くなっても、続けなきゃいけないんですか？

具合が悪いのに、国の舵が取れるんでしょうか？

総理大臣だって人間だし、自分の健康や命って、自分や家族にとってかけがえの無い

もののはず。

大日本帝国陸軍や日本の戦時下の思想教育の恐ろしい歴史を思い出しちゃいます。

「病気を理由に辞任」することは批判されることではない、正当な権利だと思います。

 

 

もうひとつ。

こちらは地元の中日新聞の１面です。

この左端のコラムです。

総理を辞任しても、近畿財務局の赤木さんが自雑した過去は変わりません。

自殺に追い込んだ可能性がある側が「再調査の必要は無い」と堂々と言い張る姿は

異様です。

 

　「この二人（安倍首相や麻生財務相）は調査される側で、

　　再調査しないと発言する立場ではないと思います」

 

という赤木さんの奥さん主張とどちらに正義はあるのか？

 

体調が悪いことと、体調を理由に説明せず、逃げ切ろうとすることは、まったく別の

問題です。自分の健康や命は大切だけど、自分のために働いた部下の命はどうなるの？

安倍さんが総理を辞任することをきっかけに、犠牲になった仲間を思い、カミングアウト

する財務省の職員はいないんだろうか？　

でもそんな人財がいたら、とっくに内部告発してるのかな・・・

 

地位の高い人には、法律で定められた以上の厳しい倫理観が求められています。

高ければ高いほど、厳しくなる。　これ当たり前。

　「法に抵触しない」

と居座る議員。　でも、彼らを選んでいるのは彼らを支持したり、

　「誰がやっても同じ」

と選挙に行かない我々選挙民だからな～・・・