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東京に生まれ、東京から去りゆく

2012-05-22 22:00:00 | 日記風
 幼い頃の私は思っていた。

 きっとここで生まれ、ここで嫁ぎ、ここで一生を終えていくんだろう。

 4歳頃にはそう思っていた。

 周囲の大人を見ていると、そういう人生なのかなぁと思っていた。


 その半面、恐るべき耳年増でもあった。

 なんせ、それくらいの年齢から同じ年頃の子と遊ぶより、大人の中で、嫁姑等の話を聞くのが好きだった。
 大人が気付くと追い出された。

 祖母などがお昼の昼メロを見ていたので、それでずい分勉強した。


 そんな可愛げを忘れた私でも、一丁前に子どものための絵本はちゃんと読んでいたので、よ~く知っている。

 好きだったものの中には、外国の事が書かれた絵本もあった。
 
 みょーに「イスタンブール」という、地名だけは覚えている。「ピサの斜塔」も覚えている。



 あるときちょっと思い出したのだ。

 私は子どもの頃からこうして当り前の…普通の子と同じように…海外に憧れを抱いていた。


 それが爆発しているのが今、なのだろう。

 全く本のことは忘れてたいが。こうして私の中に海外熱は眠っていた。


 爆発する場所は決まっている。


 パリ、フランス。そこだけですわね。(ギリシャもちょっとある。こっちはもっと聖地として大事にしている)


 こういうのは言葉でない相性です。



 まあ、その割に留学経験はありませんけどね。これは親が行かせまいと、そういう年頃になった時に海外に行ったらこうなるのよと、マイナスの話をしてくれたからだ。

 海外は危ないに傾いちゃったんだね。


 でもそれからも自由になった時。
 それもいいかも、と今更のように思う。

 先のことは判らない。でも私はあの子供の頃見た海外の絵本の中にいる。行きたいと思っている。

 どういう成り行きになるか、それはさなぎもワクワクとして見つめたいと思う。

 最後は東京出ない所へ行きつく…。



 思えば遠くへ来たもんだという人生があるのだろうか。


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