ゆりかごの死ー乳幼児突然死症候群の正体？

　ひととき日本でも騒がれたのが、乳幼児突然死症候群（ＳＩＤＳ＝シッズ）だ。

　最近はすっかり聞かなくなった。

　ある番組を見ていたとき、この問題に触れていた。


　まず、乳幼児突然死症候群というのが、何かというと、１歳未満（月齢２か月～６ヶ月を差すことが多い）の健康な子が突然亡くなってしまうことだ。

　英語ではゆりかごの死といいコット・デス、ブリブ・デスともいうようだ。

　ほぼ世界的な問題だったわけだ。

　２００７年の調べでは減少傾向にあるという。それでも１歳児未満の死亡原因の第３位を占めている。
　これは日本の記録だ。

　ただ疾患とは見ないという傾向が当初からあったようだ。


　これが、最近では、虐待死ではないかという話になっている。
　私がテレビで見た時もそういう話になっていた。
　あの頃は家庭の中のことで、虐待があるということが表に出ることがなかった。

　日本ではこの突然死と思われても家族の気持ちを考えて解剖をされることがなかった。

　外国では解剖される例は多かったというか、ほぼ解剖だったらしい。


　大人が気付かない事故死（ベット脇に起きて窒息したなど）も考えられるそうだが、時代と共に考えも移り変わる例の１つだ。

　ＤＶがあること自体、その昔は考えられなかった。

　ただ今でも様々要因があることから断定的な言い方はできないようだ。