ブラックジャック(OVA)

2021-06-07 00:19:57 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー

 pinterest.jp(出典)

 漫画家の手塚治虫さん原作の「ブラックジャック」そのOVAが、BSで放送されています。

 たまたま懐かしくて見てみました。

 これは2000年以降に製作されたものなので、内容はまだ全部知りません。一部原作があり、中には完全アニメオリジナルのストーリーもあります。

 ここでは、完全に大人向けアニメとして作られているので、内容が結構セクシーです。

 ブラックジャックと一緒にいるピノコが、テレビアニメ放送の時にはとっても可愛いアニメチックな少女で描かれていたのに対し、今回は幾分現実の少女っぽい描かれ方になっています。

 アニメっぽいピノコの方が可愛いけど、大人向けなので、そうなってしまうのでしょう。

 かなり焼きもち要素が強くて、若い女に嫉妬する古女房のようになっていますが、それでいて最終的にブラックジャックを心配している恋女房的な?

 別に女房じゃなんでしょうけど。

 まだ全部見ていないのですが、 個人的には第2話の「葬列遊戯」が好きです。

 単にこういう危うい少女たちのことを扱った作品が好きなだけです。

 以下、そのあらすじみたいなの。 

ブラック・ジャック <OVA>カルテ2 葬列遊戯


 公式が出しているので、これでいいんじゃないでしょうか?内容は全然語っていませんが。

 一応書いておきますと、

 治療のため、立ち寄った場所で偶然里枝たち少女に出会う。16歳(17歳だったかな)の少女たちは快活にスケートを楽しんでいたが、里枝が転倒し額に傷を負う。その傷を縫合するブラックジャック。

 彼らはそれで別れるが、ブラックジャックは再び仕事で同じ場所を訪れると様子の変わった里枝がブラックジャックにまた会いたいと待っていたという。自分の傷が後が残らないように治したブラックジャックの腕は高いことを知り、事故で植物状態に陥っている友人を助けてくれという。

 あのとき、スケートをしていた少女たちは短い期間に列車に飛び込んだり、自動車のひき逃げに遭ったりしてすでに故人となってしまった者もいた。もう友だちを失いたくないという里枝の願いをブラックジャックは聞き、その友人の入院している病気の院長が怪しい診療をしていることにも気づき、院長に高額の医療費を請求して病院からの依頼として仕事を請け負うことにした。それぞれ少女たちは裕福な家庭の子だが、親からは放置されていた。植物状態の少女が手術をすると言っても親は海外赴任で姿はなく、ブラックジャックが連絡をしてもよろしくお願いしますと手術に付き添う意志もない。

 少女が植物状態になった原因はある種の幻覚を呼ぶ薬が関わっていた。そして友人をあんなに心配していた里枝が突然姿を消した……。

 みたいなストーリーです。これはアニメのオリジナルストーリーです。

 ブラックジャックは、無免許医師で、高額な報酬をとるブラックジャックは時に嫌われるけど、それでも苦しむ人を救っている。

 描かれた時代を考えると、現代風にアレンジも入っているのかもしれませんが、なかなか内容が深いものが多いです。

 この作品の1期にあたる主題歌が「Just Before The Sunrise」というのですが、これがなんかいい曲です。

 ユーチューブなど、公式に出されているものがなく、個人の方が作ったものはあります。それは貼りませんが、印象に残る歌です。


 一部歌詞を書きますが、文字表記の正しいものを知らないので、違ったら申し訳ありません。

 ♪旅たちは今

 漆黒の時

 遥かな闇の向こうに

 まだ今日はなく

 まして昨日には遠く

 Darkness comes

just before the sunrise


  ♪旅立ちは今
 
 寂しくはない

 最後はいつも一人と

 だから心を閉じて

 ここへたどり着く

 Darkness comes

just before the sunrise

 作詞: 里乃塚玲央

 それぞれ1番2番のサビの部分ですが、

 どれだけ暗いんだっ、という歌詞です。

 アニメソングの運命みたいなもので、これを歌っている男性グループがいるらしんですが、誰か見たことがあるのか?と語られていました。

 なんていうか、いい歌ではあります。アニソンだけど。

 これは、夜明け前の情景を歌っていて、病で悩んだ患者が最後の時にブラックジャックに会い最後の望みをかける。そこにいるのは漆黒の医者のブラックジャックだけど、彼が同時に希望の光であり、夜明け前は最も暗い、暗いパートの代表がブラックジャックみたいな?

 そう思うと、ブラックジャックのストイックなまでの自分に対する厳しさがひしひしときます。

 現代人って、こういうストイックさを忘れたな。

 今の自分ファーストの、楽しみを得る生き方はいけないことではないけど、時にはこういうストイックさは今でも大事だと思います。少なくとも一部で崩壊している倫理観は元に戻ると思います。


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