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私は先週から熱が続いている。うちは季節の変わり目は熱が出る体質なの。
それが母に至っては肺炎にまで及んでいる。
本日、入院の手続きをとってきました。
高齢者は肺炎って恐ろしいのよ。
うちの場合は約10年前から親の病気という名の終活が始まっている。
人の生命の灯というのは、ゆるゆると消えていくもののようだ。
このゆるゆるは、付き合う家族にとっては結構きつかったりする。
人って簡単に死ねないのよ。
けれどそのときは確実に来るのよ。
頭の中を約10年のことが走馬灯のように巡ってしまったわ。
この終活が始まると半年先のことが考えられなくなります。
半月先か、1か月先がせいぜいです。
そして毎回延命処置をしますかと聞かれる。
これがきつい。
やめてください。自然に逝かせてとは言えないのよね。
と言って、高齢者の場合、無理をしても、生かしているだけになって、やがて弱ってしまう。意味がなかったりする。だから進めませんと医師から言われる。
だからって(言葉は悪いですが)殺してください、とは言えません。
だから最後の最後まで、これでよかったのかと悩み続けるのです。
今回もどうするか聞かれて、やはり、…なんとも言えない。
確か去年もこの手のやり取りをさせられたと思うわ。
1年に1回させられるのは、そりゃ、つらいわよ。
慣れなんてない。
でも、確実に年々弱っている。
人はこうして、最期の生命の灯を静かに消すものだと思う。
しかし、そう簡単にいかないというのも真実だ。
特に心臓が強い人はそう簡単にいかない。
うちは、母型の祖父も心臓が強かった気がする。
生きている人はとりあえず、食べて眠ってという生活を繰り返す。
これが生きているということだ。
極力生活は変えません。
いつも通りに。
ダメなときは何したって駄目なのよ。
慌てず落ち着いて日々を過ごすしかない。
私は元々そういうマイペースな性格である。
いいのか悪いのか知らないが、そうなのです。