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フィギアスケートの歴史が長ければ色々な選手が出てくる。
悪役として有名になったのが、ト―ニャ・ハーディングだろう。
現在は43歳でプロボクサーになっているが、現役時代は2つの事件を起こしている。
オレゴン州ボートランド出身
1992年アルベールビル五輪、1994リレハンメル五輪の女子シングル米国代表。
1991年の世界フィギアスケート選手権2位、この年、女子として史上2人目のトリプルアクセルを成功させている。
しかし出た五輪でそれぞれ事件を起こしそれの方が今や有名だろう。
・リレハンメル五輪直前「ナンシーケリガン襲撃事件」
1994年1月6日、リレハンメル五輪の選考会にもなる全米選手権の会場で練習を終えた

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ナンシー・ケリガンが膝を殴打される。
その為負った怪我で全米選手権を欠場し、ハーディングがこの大会で優勝する。
1990年にハーディングと結婚した(1991年離婚)元夫、ジェフ・ギルーリーらが事件から2週間後逮捕される。
元夫が司法取引を受け入れ、ハーディングに向いていた疑惑の証拠となるものを提出する。
一時はハーディングは全米スケート協会、アメリカ五輪委員会から五輪を追放されかけるが、ハーディングが法的措置をほのめかしたため、そのまま残った。
・リレハンメル五輪、靴ひも事件
テクニカルプログラムでのコンビネーションジャンプをトリプルルッツが両足着氷となり10位と出遅れる。
2日後のフリ―では、なかなか出番になっても現れず、失格寸前になってから現れるが、最初のトリプルルッツがまた失敗し、演技が始まり、1分も経たない内に泣きだし、ジャッチ陣に

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靴ひもが切れて演技ができないと訴えるが、映像等では切れているように見えない。
しかしジャッジはやり直しを認める。
お陰で次の出番だったカナダ選手のジョゼ・シュイナールの出番が早まり9位に終わる。
ハーディングはグループ最後に再登場し、トリプルルッツは成功し、他の5種類の3回転も全て決めた。
しかしシングルアクセルという判定を受け8位になる。
ここでケリガンは総合で銀メダルを獲得。
ジャッジが演技のし直しを認めた途端それまで泣いていたハーディングが突然笑顔になり、ガッツポーズをしたことから、かなり疑惑は深い。
1994年、リレハンメル五輪後にハーディングが罪を認め懲役刑は免れるが、全米選手権での優勝と1999年までの公式大会出場権やコーチになる権利をはく奪される。
その後も、元夫にプライベートビデオを暴露される、同棲している恋人に暴行を働き逮捕されるなど、リング外での話題を集める。
1998年 長野五輪開催前に米国テレビでケリガンと対面する。

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ケリガンに直接の謝罪をし、ケリガンも受け入れた。
1999年プロスケート選手権に招待され、2位になる。再出発するかと思われたが、翌年、ボーイフレンドへの暴行容疑で逮捕され、プロスケーターとしての道が終わる。
2003年 プロボクシングに挑戦
2008年 総合格闘家としてデビューする。
これだけ、見ているとナンシー・ケリガンは被害者にしか見えないが、ナンシーもなかなかいい性格らしく、問題を起こしている。
特に実父の死で兄が暴行を働いたためという報道もある。
似た者同士…と言えなくないことも…。
多分、靴ひも事件で出番が早まったシュイナール以下の選手が1番可哀想だったかも?