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熱海殺人事件

2008-09-01 19:59:18 | 日記風
 つかこうへいの代表作に『熱海殺人事件』と言うのがあります。

 それゆえの熱海行きということではなかったのですが。
 
 熱海です。

 熱海は坂が多い。
 何故か知らないけど裏に入ると物凄い急な坂道が続いています。

 地図が読めないので、全て勘で海を探して坂を下ります。
 多分、何処かへ出る筈。物凄い希望的観測にもとづいています。

 「あ、虫だ」
 気をとられた途端、足がもつれる。坂の途中です。
 あっ、転んだら恥だ、その思いが何とか身体を起こそうとするんだけど、一旦転ぶ方向へ向かった身体の勢いは止まらない。

 重力に逆らえないのと同じなのかな。

 2度とどまろうとして、結局、大転倒をする。

 坂の途中で。

 私の手からすっ飛んでいく日傘・・・。

 坂の途中で転がっている女が1人・・・。

 ちょっと、やめてっ。

 誰も見ていないことだけが救いです。それくらい人通りが少なかった。
 裏の道ですからね。
 しかしなー、ご老人ですらしっかり歩いているのに、まだヤングの香りが漂う筈の私が何故坂で転倒しなくてはならないのか・・・。

 そしてやがて海が来ます。

 『熱海殺人事件』と言う話しは時代と共に何度も手が加えられ様々なバージョンがあります。
 基本の話は、長崎県五島から上京していた2人の幼馴染の男女が東京で出逢い、熱海の海へ出かけます。そこで痴情のもつれから幼馴染を殺してしまった・・・。
 
 ・・・と、そんな所なのですが。
 
 とてもそんなことの起きそうな場所じゃなかったですね。

 熱海港があるらしいのですが、私がそこへ辿り着けずその手前のビーチで遊んで返ってきたから、余計かな。

 若さ一杯、青春一杯。そんな感じよ。
 
 「これが熱海の海か」
 カップルがそんなことを言いながら通りかかります。
 向こうからもう少し落ち着いたカップルが犬を連れて波打ち際を歩きます。

 私の脇には鳩が1羽。

 ・・・・。

 そんなもんです。

 また波打ち際でびちゃびちゃと遊んでいたら意外と打ち寄せてくる波の強さに靴をさらわれかけたとか色々ありますが。

 自然はいいです。
 海はいいです。

 水は何かを流し何かを連れてくる。

 私にとっての海のある場所、熱海とはそんな場所でありました。

これいかに?

2008-09-01 00:33:48 | 日記風
 はて月曜日は晴れるのだろうか?
 雨でも熱海行きは強行するのだろうか?

 一旦決めたのでとりあえず強行したいところではあります。

 私はとりあえず日本でしか育っておらず、血筋的にも日本人の筈ですが、日本人らしくないと言われます。
 「日本が合わない」

 今更言われてもねー。
 
 早くに国外脱出を計るべきだったのでしょうか。

 留学などという洒落たことをしたことがないので、せいぜい外国旅行に行くくらいのものです。それだって既に感性の固まった大人になってから行ってる訳だから外国文化が必要以上に入り込む余地はなかった筈です。

 日本の中で育った純粋な日本人が日本人ぽくないと言われる。
 これいかに?

 ただ子供の頃住んでた所が、不思議とハーフ、もしくは外国人の多いところでしたから、家の玄関に普通に外国の子が「ハロー」と来てた環境ではありましたね。

 日本人にこだわる必要はないと思っていたかもしれない。

 だから日本人の感覚を逸脱していくかと言えば、これいかに?

 じゃ、外国の何処があっているのかと言えば、ラテンらしい。

 ・・・よく判らないんですが、頭がラテンだかららしいです。

 フランスとかギリシャとか西洋じゃダメでしょうか。
 
 どっちみち、日本人なんですけどね。

 日本人らしくなくても(見た目の問題でいけばこてこての日本人ですが)日本で生きていかなくてはならない。
 これいかに。

 そして熱海と言うもろ日本の観光地へ向かおうとしている私・・・。

 さあ、何が起きるでしょう?