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出会いは不思議の国の中…女将との攻防戦の旅行

2013-01-09 15:00:00 | 思い出
 数年かがりでやっと決意して天河神社に行った。

 初めての民宿。不安はあったけど、宿となると、洞川温泉まで行かないとないので、お勧めの民宿があったのでそこにした。

 気さくな夫婦がおもてなしとあったので、それを信頼したが、私とあわないと言ったら見事あわなかった。

 なんか、田舎の親戚の家に来たみたい。

 シーズンオフの3月だったので、バスがそこへ向かうものが1日2本くらいしかない。

 朝早い方のバスに乗り遅れたので、次のバスまで2,3時間待ち。な――んにもない村で。よほどタクシーを使おうかと思ったんだけど、どうしようか考えて民宿に電話を入れてみる。

 民宿にそういう事情だから、夕方近い到着になると電話を入れたら、一言女将が「じゃ、バスで来てください」と大英断をしてくれた。

 それで迷ってたけど、バスと決めたが、なーーんにもない場所で近所のおばちゃんらしき人とただ無言で待ってるだけ。

 どちらかというと、時間と料金のどっちをとると言われると、時間をとりたいタイプだけど、そういうのんびりしたことろだったからまあ、いいかで待って、やっと到着。

 とりあえず温泉に行きたいと言ったら、女将がバスが出てるけど今からだと帰りが遅くなるから今日はうちのお風呂に入りなさいよというので、その通りにした。

 ここから田舎のおばちゃんは始まっていた。いや、バスの大英断から。

 民宿と言っても、個人の家を保健所入りで宿にしたものなので、本当に個人の家のお風呂に入ってるようなもの。

 それに夕食になって、何故、温泉に行くなと言ったのか判った。

 ずっとつきっきりで、もう1人のお客さんが一緒だったけど、いちいち食材の説明から始まり、食べ方から指導が入り、落ち着かないことこの上ない。

 鹿の肉、なんて珍しいものも食べさせてもらったけど、気疲れはする。

 それに一緒に食べさせて説明する必 要があったから、時間に間に合わないかもしれない温泉にわざわざ行ってほしくなかったんだなと納得した。


 そしてお風呂。

 とりあえず、ドライヤー付きになっていたけど、ホテルなどだと当てにならないし、なんとなく持って行って自分の使ってたら、女将が来てもう自分のものを使って半分は髪が乾いているにもかかわらず、あるんだからこれを使えと、自分とこの備え付けを出して着た。

 もう途中だから、なんかこっちも引けなくて「もう使ってますし、自分のが使いやすいから」と突っぱねた。

 突然意味の判らない女のバトルがドライヤーを挟んで始まった。


 一事が万事この調子だった。

 寒かったら半纏(はんてん)があるから着ろ。私は私で防寒具を持ってるし、エアコンもある。お茶を飲みなさい。私は緑茶は飲めない。熱い珈琲も冬場しか飲めない。砂糖、ミルクがないとダメという癖がある。
 みんなそうだと思うんだけどな。

 という、女将英断の、こうしろああしろはいっぱいあったが、極力自分の思う通りに動いた。


 でもその日が、ここの開いてからの10周年の当たる日だそうだ。

 私も記念日だったからこの日にした。

 何か結ぶもんもあったんだろうな。


 そして帰り。下の電車の通ってる所まで送ってもらった。山奥でちょっと雪が降っても交通が止まるような所。

 だから、呼ばれないといけない所だそうだ。

 一緒に来てた人も本当は12月に友だちと来る予定だったが、お母様が亡くなって中止したそうだ。


 呼ばれるという言葉に凄く納得していた。

 それに近所に温泉が1件あったんだけど、偶然私が行った日は定休日だった。それで洞川までということになったが、近くにもう1件あったのを帰りに発見した。

 「なんであそこを黙ってたんだろう?」
 もう1人の旅行者に聞くと
 「あの人たちの目にかなわなかったんじゃない?」
 と言っていた。伝統的な天川温泉でなく(神社だけ「天河」と書く)

 確かに、ハーブ湯みたいな若い子好みで、伝統的じゃないから、お勧めじゃなかったんだろう。

 「ここへ来るカップルは結婚率が高い、良縁の民宿ですよ」
 とか、夕食の席で言われたが、もう1人の旅行者いわく
 「こんななんにもない所へ一緒に来れるなら、結婚するくらい趣味が合うんじゃない」
 と一刀両断だった。


 こちらもあちこち行きたいと言ったら、今はシーズンじゃないから止めた方がいいとずい分女将から言われて断念させられた口らしい。


 しかし、頑固な女将だった。

 親戚のおばさんみたいな女将だった。親戚だって今時そこまでいわない。

 でも、女将は子どもの頃から民宿がしたくて、1度大阪に嫁に行ったんだけど、旦那さんの退職と共に故郷に帰って夢を叶えた根性の人だ。
 旦那さんも偉くてそれまで商社マンとして世界各国飛び回ってたのに、突然、民宿の親父で仕事のほとんどは客の運転手。

 凄い180度の人生転換だ。


 そういうこともある。

 望み続ければ夢は叶う。

 頑固だけど。頑固だから?

 いい勉強になったわ。


 そして翌東北震災が起きた。


 …うーん、大変だよね。

嫁としては忘れられない、事故だろう

2013-01-03 22:00:00 | 思い出
 旦那様の実家に帰ったお嫁さんもたくさん、いるだろう。

 いかがでした?上手く関係を気付けたでしょうか?

 いつの時代でも嫁姑問題は…大変ですね。

 一時期80年代くらいかな…人気を博したハーフのモデル・女優のマリ○ンがバブルに乗って、青年実業家と結婚した。

 どうしてもそういう結婚の場合、いい話は聞こえない。

 私の良く行く場所の近所に居を構えていたらしく…もちろん億ション…よくあった。


 そのまま幸せな結婚生活が遅れればよかったんだろうけど、いつ災難は来るか判らない。


 旦那様のお義母さんがオートマチックだったと思うけど、夫婦のマンションを訪ね、嫁のマリ○ンとその母親と出かけようと駐車場で車を動かしたところ、車の後ろに立っていた、嫁の母を撥ねた。

 結果亡くなった。

 純粋な事故だったのだろう。

 お義母さんの年齢なら、車に疎くてもしょうがない部分もあったかもしれない。

 事故はどんな形でも起こしていいもんじゃない。

 私も轢かれたことはあるけど、助かってもいろいろな後遺症が残る。

 未だめまいに襲われることがあるのも、そのとき頭をぶつけたショックが耳に出てる可能性がある。

 それくらい事故って後遺症が残る場合は残るんだよ。


 なんとなく、このモデルで女優さんのニュースを聞いた時、別れるだろうなと思った。

 その後、バブルの崩壊や、旦那さんの仕事がうまくいかなくなったこともあったらしいが、やはり離婚に至った。当時慰謝料5億円で、ハワイへ移住したと騒がれたらしい。(そこら辺は嘘という話もある)


 そのあともある場所であった。

 モデルのせいなのか、軽食を出すレストランだったんだけど、サラダを注文し最初からドレッシングをかけないでくれと言っていたようだ。
 やはりカロリーが上がるんでしょうね。

 なんとなく見ていたら、塩をかけて食べていた。もちろん、ハムは食べない。

 ずっとそうしていたんだろう。

 昔は仕事と言えど大変だ。今みたいにダイエット食品もサプリもなかったもんね。


 話がずれて行きましたが、不意の事故といいつつ、他国へ嫁いで、母親を義母に轢かれたとなったらどうしてもしこりは残るでしょう。

 ある意味、究極の嫁姑問題に発展する可能性がある。

モンシャンミッシェルは天気を選ぶべき

2012-12-04 19:00:00 | 思い出
 さっきテレビでモンシャンミッシェルを見て思い出してしまったのだが、ここは日本人がめちゃくちゃ憧れる場所だそうだ。

 それにもれず、私も訪ねたことがある。

 ここは天気に凄い左右される。

 天候が良ければ、高速で4時間弱でもいけるらしい。

 私は12月と言う安い時を狙って行ったため、大変であった。

 寒波と一緒に上陸してしまった。

 お陰で、行くだけで10時間かかった。

 夕方ついて、翌朝は雪がひどくなる前に出発ということで午前7時出発。暗い中到着し、暗い中出発。

 もちろん、モンシャンミッシェルの寺院は雪でとっくにクローズしていた。行ったのに、寺院にも行けず、あそこは石畳と坂と石畳の階段でできているので、暗い中、散歩したくても絶対雪で滑って落ちる可能性大という凄さだ。クリスマスが近かったので、まだ灯があった気がするが、もしかすると、普段はもっと暗いのかもしれない。

 完全に危ない。

 昼間地理をある程度把握してればいいのかもしれないけど、暗くなって着いてる場所だからね。地理が全く判らない。

 あるのもほとんどが土産物店なので、それも全部閉まっている。

 何をしに行ったかというと、夜の清掃風景を見学に行ったのだ。


 凄い。

 でも同じ冬でも天気さえ良ければ、全然違うらしい。

 私の場合はわざわざひどい時を選んだとしか言いようがない。

 日本でも見たことのない流氷は見た。

 フランスまで見に行くものか。

 行くなら、春とか天候が間違いのない時を選んだほうがいい。間違いはないだろう。ただ冬でも洗濯ものは1晩で乾く。乾燥してるんだろうね。


 このとき、私、日本でつらくて、それでフランスくんだりまで逃げて行ったのだ。
 それでこれでしょ。

 運命からはどんなことをしても逃げられないと悟るには十分だった。

 しかも、この日は誕生日(笑)

 素晴らしすぎて、なにも言えない。

 神は私にどれほどの試練をお与えになるのか。

 このあとに素晴らしい出来事が待っているのだろうか?

 それから数年経つが、まだそれはやってこない。

 いつ来る気だ?

 いつかちゃんとしたときに行きたいと思うが、なんせ、最初があれだったから、なかなかその気になれないのよね。

世にも不思議な米喪失事件

2012-12-03 18:00:00 | 思い出
 今度スーツケース持参でスーパーに5キロか10キロの米を買いに行こうかと思ってるだけど、そしたら、思い出した、米喪失事件だ。


 うちの住んでるところの違う階で起きた出来事。

 ある人がいつもの米屋に米を頼みました。10キロです。

 米屋さんが来た時住人が留守だったため、いつものことだから、玄関の前に置いた。


 しかし、住人が戻ってきても待てど暮らせど米が来ない。


 そして米屋に電話すると…。

 「お持ちしましたが」

 と言われる。


 え~~~ってことがここで初めて発覚する。


 この住人が米を頼んだことを知っているのは、頼んだ住人と米屋だけ。

 しかも住人が家を空けていたのはほんの数十分。

 その間に米が消えた。

 1Fじゃないよ。5Fの家だよ。


 この時間に米が来ることを知っていた人間は限られている。

 うちの建物は異次元ポケットでもあって、そこへすっぽり落ちたのか?

 いやいや、もっと現実的に考えると誰かが持って行ったとしか思えない。

 たまたまそこをその時間、実にいいタイミングで通りかかった第三者の仕業だろう。


 
 でも10キロの米をか?

 わざわざ通りすがりに
 「あ、ラッキー米が落ちてる」
 と背負って行くのか?!


 不思議である。

 あの米は誰がなんのために持ち去ったのだろか?(食べるためか?わざわざ人の住んでる所へ5Fまできてか?)

 あれ以来、家の前に荷物は置かないということになった。


 10キロの米が消えるんだもんな~。

欠席裁判か…

2012-09-09 21:00:00 | 思い出
 以前、お芝居に出た時、初日打ち上げがあって、行くか行かないかを全員集めて聞いたことがあった。

 普通は行くもんなのね。


 役者によっては必ず、舞台の間は飲んで帰る。真っすぐ家に帰らねーって人もいるくらいだから。


 でもそれぞれ、ペースもあるし、飲んだくれればいい役者ってわけでもない。


 それで最後の方ぼろぼろになったら意味ないじゃん。




 初日打ち上げの話に戻りますが、その時、スタッフサイドとしては行かない人が圧倒的に少ないから「行かない人、手を挙げて」って言ったら、年配のスタップが「そんな欠席裁判みたいなことやめろよ」と言ったのよ。


 行く人はいいよ。でも行かないって手を挙げるって、確かにきついよね。

 だから無理していくってことになりかねなくなる。


 だから、欠席裁判。


 面倒でも「行く人手を挙げてください」が普通だもんね。

 スタッフにしたら数えやすい、行かない人に手を挙げてもらった方が楽なんだけど、それってスタッフの都合だから、普通は、行く人に挙げてもらえばいい。

 行かない人はそっと消えればいいんだから。


 ここら辺スタッフの気遣いの問題だし、初日って絶対行くもんなのかな?人によってペースがあるから、それぞれでいい気がする。仕事がある人もいるしね。(翌朝早くとか)ここら辺、マネージャーがいるとそこを上手くやってくれるんだろうけど、今ってマネージャーつけない事務所もあるからね。


 だって人件費かかるじゃん。

 ここは普通の礼儀の問題から、欠席裁判は確かに止めてほしいもんだと思った。

そう言えばエンドウマメ攻撃に襲われていた

2012-09-03 21:00:00 | 思い出
 そうそう、2年くらい前にパリに行った時、今は移民がいるから、シシカバブとかクスクスがしっかり定着してます。お惣菜でクスクスプラスなんか惣菜って…日本でいうお弁当風のを売っていた。私はほとんどレストラン行かないで、こういう総菜やバケットを食べていたので、2回くらい買って食べたのかな。

 1個はクスクスなんだけど、付け合わせの野菜が、茹でたエンドウマメ、みれどもみれども一面のエンドウマメ。

 エンドウマメの花畑や~どれほど好きなんだ?私が間違いなく栄養が偏る~になっていたんですが、あれも考えてみれば、クスクス=パスタに副菜って考え方なら、やっぱりメイン料理には暖かいものっていうフランスの食べ方の鉄則が守られてたんだな。


 もう1種類食べたけど、それが何だったか忘れたけど、クスクスに近いようなものだったと思う。

 それもエンドウマメの嵐。


 どれほどエンドウマメが好きなんだ。

 エンドウマメ攻撃かっ。


 って思ったけど、きっと旬で暖かい野菜で値段相応ってあれしかなかったんだろうね。

 ほら、レタスとかトマトとか入れないじゃない。あれって前菜の野菜だから。


 少し前の記憶だから、あやふやなんだけど、溢れるほどのエンドウマメの襲撃には参った記憶がある。

 考えればあれもフランス式食べたかが繁栄してたんだね。

今はもう遠いイタリア

2012-08-18 13:00:00 | 思い出
 去年何故か、突然「青の洞窟に行きたい」で出発してしまったイタリア旅行。

 …もう忘れたが、200年ぶり?だっけくらいの暑い9月のお陰で、9月と言う月にもかかわらず、「青の洞窟」にも辿りつけました。

 本当、ここはちょっとでも海が荒れたら行けなくなる所で、6月くらいでもワンチャンスで無理、セカンドチャンスを目指したいが日程の問題で無理で本当に行けそうで行けないところだそうだ。

 昔は王家の避暑地だったから、王家しか行けない場所だった。その後、噂を聞きつけていこうとする者が出てくるが、化け物が出ると噂を流して人を近付けず守られてきた場所だ。

 自然の造形が作りたもう奇跡の場所なので、大事にしたいのは判る。
 今は大きな観光源というのも判る。

 そこへ一発で行けたせいか、それだけの関わりだったのか、私はイタリアはもう行かないと思う。


 フィレンチェ、ミラノ、ヴェネチア、ナポリ、ローマと行った…と思ったが、どこへ行ってもその時の気分だったのか、空気から浮いていた。

 最終的にはイタリア人気質が合わないってことかもしれない。


 だから一生に1回のイタリア旅行となるかもしれない。


 なにかやんごとなき事情ができて、行かざるをえなくなった時はそれはそれ、基本はいかんだろう。


 こうして、あるんだよね、国との相性。


 あのイスラムのお国・ドバイでさえ、そこまでの違和感なんて感じなかったもん。

 逆にあの違和はなにか追及してみたいような気はするけどね。


 でもレオナルド・ダ・ビンチ等の画家が好きな人にはたまらない国だろうと思う。
 キリスト教の重んじられる国だから、信仰してる方も行かれた方がいい。

 バチカン市国とか行くと、他へ行くより、敬虔な感動を得られるかもしれない。


 信仰は私には関係ないけどね。

 イタリア人気質が合わなかったんだろう。


 でも、ここは偉大なる恋の街でもある。


 愛する人となら、若干のことがあっても訪ねてみたらいいかもしれない。 


 むしろ私はここと近い、将来行くはずのギリシャが似てたらどうしようと…そっちが心配だ。



 あ、ここはもうビニール袋禁止だから、もれなく紙袋でくれます。

 普通のパン買っても、単に紙袋に入れてポンとくれます。

 お買い物袋は絶対持参してね。全部手で持って歩くことになるよ。

そしてディズニーランドの話になる

2012-07-28 15:00:00 | 思い出
 さっきの話の続きになるけど、女友だちが可哀想と思ったのか、ディズニーランドへ行こうと誘ってくれた。


 でも誘ってくれた子は、結婚をマジかに控えてる子で、ある意味卑下が私にあった。


 それに落ちたらそんな簡単に憂さ晴らしする気になるの?

 1日くらいはいいかもしれない。


 でも次の日から私は普通に勉強を続けた。


 これは性格。だからしょうがない。

 憂さ晴らしは全て上手く行ってからでも十分だ。

 その前に答えを出したい。それが落ちた者の気持ちなんだな。



 違う人もいるかもしれない。

 切り替えがうまくて上手に気分転換できる人がいるかもしれない。


 でもあの頃の私はそんなことできなかった。

 今もできていないかもしれない。


 ディズニーランドはお預けでただ淡々と日常を続けた。



 そしてそのあと、それなりの答えが出るわけだ。


 出てもね。

 問題は次から次に起こるよ。


 やはり上手い気分転換の方法を考えた方がいいかもしれませんね。

そして現れなかった人が私の気持ちを固めた

2012-07-28 13:00:00 | 思い出
 これはあくまで私の私見だけど、落ち込んだことがあった時、トラブルが遭った時に出会った相手にろくな相手はいない。

 更にトラブルを拡張させて、結局恨みが大きくなるだけだ。



 たまに奥様で、今の旦那と結婚をしたのは「大失恋のあとで、間違えたのよ」ということがある。
 今が幸せだからそんなことが言えるのかもしれないけど、ご主人の仕事、子どもの学校のこと、喋らないですね。

 どうしてもショックなことがあった時って、普段なら付き合わない相手を素晴らしいと思いがち。
 自分でも気付かずに逃げてちょっと希望のランクを下げても…と言うことは多い。

 1人になるよりまだまし、という考え方だろう。


 これに私もハマるわけよ。

 普段なら付き合いが生まれない人間と、付き合いが生まれてさらなるトラブルになる。


 少し時機を置いて心が落ち着いてから出会った人の方が確かだと思うのはそのせいだ。


 苦しい時に素晴らしい人が現れて幸せになれたらこんないいことはない。
 しかし大概目が狂ってる。

 時間が経つと判るんだな。

 時間薬とはよく言ったものだ。


 たまたま試験に落ちてショックのど真ん中にいる時、1人の人がなぐさめてくれた。
 でもその人の話は変な話だった。
 東京出身だけど、京都の有名大学に通っているという。
 その人とは図書館で会ったんだけどね。やたら飲みに行こうと誘われた。

 図書館の休憩室で話していると、その人と話が合うんだな。上手くあっちが合わせてるのかもしれないけど、年も違わないし、普通なら、彼氏でなくても友だちくらいならなりたいタイプではあった。見た目もイケメンであったしね。

 でもこっちは、そんな気分じゃないのよ。

 どーーんより落ち込んでるのよ。だから何を言おうと、素直に聞いてる気分じゃないんだな。

 それに東京の出身なのに、京都の大学に通ってるというのも面白いというより、疑わしいだけだった。子どもの頃から子役してるとね、本当に騙されるということが起きるの。
 だから人より用心深いと言えばそうだった。

 時期的に春休みだったから東京の実家に帰って来ていてもおかしくないんだけど、でも学校が始まればまた京都に帰る。だったら一時のことじゃない。ショック受けてる時にそんな行きづりみたいな人と関わりたくないわよ。

 同じ学生だから東京の大学名を出すと、知り合いづてにそんな学生がいるかどうか調べることもできる。しかし京都じゃ、それも難しい。そんな風に思えた。

 その人の言ってること、本当だったかもしれないけどね。

 とにかくそういう気分じゃない。それに私は下戸だから、そういう意味でも断った。昼間なら会ってもいいというと、その約束した当日、その人は図書館に現れなかった。
 まだ携帯電話が普及してた時代じゃないし、連絡先を聞いていない。聞く気もなかった。


 もし何かあったなら、図書館で待ち合わせてたから図書館の電話番号は判る。図書館越しに事情を伝えることもできたわけだ。

 と言うことで相手にやむを得ない事情が起きてその日、これなかったのかもしれない。しかし、その次の日も次の日も図書館かよいを続ける 私の前にその人は、現れなかたった。
 
 図書館通いはその頃私の日課だからその人に会いたかったわけじゃない。

 どれくらい経ってからかな。その人に違う場所でばったり会ったんだ。

 無視した。

 もういいでしょう。昼間会いたいという相手とは関わりたくない。あっちはそう思っていただけでしょう。あの時の私はその答えを出した。
   

 そんなもんよ。もしその人が予定通り現れていたら私の見識も変わっていたかもしれない。
 でも変える人じゃなかった。

 トラブルがあった後はしばらく大人しく。冷静に1人になって考えるのもいいことかもしれないと思っている。

 しかし、それってつらい。言葉じゃ表現できないほど、辛い試みだ。

 だから人は負けてまた間違った選択をする。


 ある意味、人生って修練の場としてはよくできてるよな。

人生とは…縁側で悟りたくなる状態が、子ども産まれるということだろうか

2012-07-23 15:00:00 | 思い出
 何故か威勢づいたため、昔の家の話を1つ。

 家は複雑なのよ。

 どこの家庭でもいろいろあるのかもしれないが、そこへ生活する人の性格が入ると、なかなかなことになる。


 父と母の元に結婚するまでと言う約束で、母親の妹が一緒に住むことになった。
 この時点で父親の母親は一緒に住んでいる。

 困ったのが、この母親の妹のバスタイムが長いのだ。
 1時間は平気で入っている。

 母としては夫が帰ってくるのに…とやきもきする。

 はっきり言えばいいのだ。

 一家の主人が帰ってくるんだから、少しは遠慮をしろと言えばいい。

 それが言えないのが、家の母。


 そしてやっと嫁に行ってくれる。


 ホッとした矢先、私が生まれたりする。


 子どもが産まれるって大変なのよ。夫婦でいる間は両家の両親も入ってこない。隣近所の付き合いもない。
 けれどできたら最後、両家の付き合い、隣近所を知らない間に巻き込んでいく。

 知らない人までも巻き込んでいく。

 子どもを産んで1番成長したと、家の母が言ういくらいだから。


 とにかく私が産まれたら、母親の両親がいろいろあって、京都から出てきてしまった。

 でも家に母親の両親を置けるスペースはない。

 仕方なく、近所にアパートを借りそこへ住ませる。

 
 しかし暇だから孫の私の顔を見にしょっちゅう家に来る。

 両家の親がいる状態。


 これは経験した人は判るだろうが、一種の地獄だぞ。


 本来、私は1,2歳だからこんな話は知りはしない。

 のちに母親から嫌と言うほど聞かされたから知っているだけだ。


 そう、いろいろ楽しい話が巻き起こるのだ。


 しかし長くなるし、まずいことがたくさん出てくるので、それはまたいつの日か…。