居間や応接といった部屋ごとに名前が有る様に、木造建築の構造体にも色々な呼び方があります。
良く聞かれるのは「柱」ですね、これは完成した後も見える部分が有りますし、どのような建物でも柱と言えば判るぐらいポヒュラーな部分ですね。
柱は立っていますが、この柱の上に横に掛かっている部位を梁(ハリ)と呼びます。柱と梁が構造の主たる物です。
平屋であっても2階建てであっても、梁の上で屋根を支えている斜めになって居る所を「小屋組み」と呼びます。
2階の床や1階の床を構成している部分は床組みと呼び、1階の床組み、2階の床組みと呼びます。
これらは家の水平面を構成している呼び名で水平構面とも呼ばれています。
垂直方法は、外に面している部分を外壁、内部の壁は間仕切り壁叉は内壁と呼び、窓や出入り口は開口部と呼んで、壁とは区別しています。
これらの面を構成する事を「軸組み」と呼んでいます。
屋根の一番高い所を棟(ムネ)と呼んでいますが、切妻屋根(三角屋根△)の場合が一番判りやすいですね、三角形の頂点の部分です。
この棟と平行な壁方向を「桁(ケタ)行き方向」と言い、垂直方向が「妻(ツマ)方向」叉は「梁間方向」と言います。
皆様の玄関は「梁間方向」ですか?「妻入り」ですか?
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これは切妻屋根で妻入りですね。 この建物の奥行き方向が桁行き方向になります。
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