尼崎の株式会社大川工務店社長blog

大川工務店の社長の注文建築日記

長期優良住宅の基礎工事 出来型

2010-07-11 08:33:48 | Weblog

 基礎のコンクリートを打ち終わると、型枠に力を加える事無く、自然にコンクリートが乾くのを待ちます。


 養生期間を言いますが、固まるまでは揺らしたり叩いたりしてはいけません。



 コンクリートと鉄筋が密着して「鉄筋コンクリート」になりますが、揺らしたり叩いたりすると鉄筋とコンクリートが剥離して固まったり、コンクリートが割れたまま固まる可能先が有ります。


 養生期間中は何もしないでそうっと固まるのを待ちます。



 



 型枠を外すとこのような形になって固まっています。 




 


 立ち上がりが繋がっていない所が有りますが、此処は人通口と呼んでいて、床下を点検する時は此処を通る事で全ての床下に行く事が出来ます。


  
 



 昨日は設備屋さんが配水の配管工事を行なっていました。



 仕事を始める前に基礎の中に溜まった雨水を出すのに1時間以上掛かったそうです。 


 外部から水が入らないようにしていますから、中に溜まった雨水も出て行くところが無いんですよ。


 雨が振ると余計な仕事が増えますね。  



 長期優良住宅では配水管や給水管のメンテナンスが容易に出来るようにしないといけません。


 
 7月17日、18日はこの現場の見学会を行ないますので見て確かめてください。



 長期有料住宅の施工例は全国的にまだもそれ程多くは有りません。



 長期優良住宅を施工した場合には見学会を実行する事が義務付けられていますので、この現場は建設中と完成後には見学会を行ないます。



 基礎の部分と配管のメンテナンスの部分は完成後には見えなくなりますので、構造の見学会で確かめてください。