上條晴夫ブログ日記

日常性の教育学

ゼミ2の1

2008-05-17 00:15:47 | Weblog
2年生から持ち上がりの3年生のゼミが面白くなってきました。今年は「追試のできる指導案」の検討をしています。2年生のときは模擬授業をベースに授業の検討をしていたので学生たちも議論を共有しやすかったのですが、授業プランの検討となると議論を噛み合わすだけで一苦労です。なぜなら授業プランの良し悪しを判断するための経験の蓄積が圧倒的に不足しているからです。しかし学生たちは自身の学習者としての体験をもとに少しずつ検討を初めます。たとえば3回目の今日は「発問に対する学習者の対立する発言をどう整理するか」という現場教師でもちょっと手こずりそうな問題を何とか議論していました。しかも聞いていて聞き応えがありました。彼らの成長を実感できてちょっとうれしくなりました。