上條晴夫ブログ日記

日常性の教育学

表現の授業

2007-01-21 22:28:27 | Weblog
ここしばらく表現の授業について考えています。授業成立に表現の授業が大事であると提案をしているのですが、なかなか理解してもらえないからです。「表現が大事なのはわかるけれども…」と何度も言われています。飯田橋で会議があって「学ぶ意欲を育てる表現の授業」について説明をしていたら「うまさ・高さを競い合う」伝統的な表現の授業と「らしさ・違いを学び合う」参加・体験型の表現の授業の違いがわかってもらえていないことに気がつきました。伝統的な表現の授業と参加・体験型の表現の授業では学習者の意欲の種類が違います。伝統的な「うまさ・高さを競い合う」表現の授業では「自分らしさを認めてもらいたい欲求」の高くなってきている子どもたちの学ぶ意欲を十分引き出すことができません。「表現が大事なのはわかるけれども…」はこの二つの表現の授業の違いを理解してもらえてないからじゃないかなあと思いました。伝統的な表現の授業とは違う参加・体験型の表現の授業の特徴をはっきりさせる必要があるなと考えました。