静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

福一漁業を訪問

2017年11月01日 11時11分45秒 | 研修・見学

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
11月の見学会は漁師.jpでもお知らせしています。
www.ryoushi.jp

福一漁業さんを訪問しました。
www.fukuichi-world.jp

焼津に本社がありますが、枕崎、石巻にも基地があります。
大きな会社です。
直販や外食店も経営しているので県内での知名度はバツグンです。
福一漁業は5隻の海外まき網、通称「海まき」漁船を保有しています。
最新の第83福一丸は探査用のヘリコプターも搭載しています。

会社の紹介のあと、ビデオで海まきの操業方法を見せていただきました。


もうすぐ始まる乗船実習。
実際の漁業への適応力を試す機会にもなります。
そして、就職する漁業の最終確認も行います。
48期生の進路決定も、もうすぐです。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
まき網は、もっとも効率的な漁業です。
ですから給料も多くなります。
遠洋漁業の中でも、一番稼げるのは海まきです。
とても魅力的なことです。船主も大きな会社です。
この高い給料を求めて海まきを希望する人は少なくありません。

それでも、私は生徒に対して「給料だけで決めるな」と言います。
まず、仕事が同じなのに給料だけ高いと言うことは、世の中そうそうありません。
遠洋カツオ一本釣りは、海まきとほぼ同じ漁場で、航海日数もそれほど変わりません。
給料だけで考えれば、一本釣りの漁師はみんな海まきに行ってしまいますよね。
でも、そんなことはないのです。

漁師は続けるのが難しい仕事です。
給料が高くても、「楽しい」「やりがいがある」ことがなければ、何年も続けることができるでしょうか?
自分がどんな漁師になりたいのか?
まずは、これが最優先です。

そして自分がやりたい漁業に就き、3年の経験があれば海技士資格が取得できます。
こうなれば、どんな漁業にもひっぱりだこです。
海まきだろうが、どんな漁船でも雇ってくれます。

もちろん、最初から海まきに行くことが悪いことではありません。
これから何十年も漁師をすることを考えるなら、良く考えることが大事だということです。

学園では、それぞれの漁業の特徴を知ることができます。
そして、1年間で自分にあう漁業を考えることができますよ。

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