静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

「脱皮しない蛇は死ぬ」(ニーチェの言葉)

2013年03月04日 08時45分24秒 | 訓示

 
この「脱皮しない蛇は死ぬ」という言葉は、20年ほど前に、当時の小川魚仲組合のある理事から初めて聞いた言葉です。
当時、小川魚仲組合と焼津魚仲組合が合併に向けて、双方の理事による真剣な議論が行われており、特に印象に残っていました。
有名なニーチェの言葉だったことは、後から調べて分かったもので、当時は全く分かりませんでした。

今年は、ちょうど巳年、自分の経験なども加味して、生徒達に下記のような話をしました。

蛇は、成長に合わせて脱皮し、「脱皮しない蛇は死ぬ」という諺もある。
人間も同じで、成長につれて脱皮して、大人になっていく。

自分の殻は、自身の強さであったり、自信であったりするが、場合によっては、成長を妨げる弱点にもなってしまう。
自分の殻の中に閉じこもっていることは、大変気持ちの良いことだが、成長はない。
君達は、自分の殻を破る努力をしてもらいたい。

自分の殻を破ることが出来ないと、成長しないか、大人になっても歪な人間になってしまう。
先生方から指導や注意を受けると、反発する気持ちが強くなってしまうかもしれない。
自分の足りないところを気が付いてほしい。

素直な気持ちで、足りない点を補うように努力を続けることができれば、必ず自分の殻を破ることができる。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月2日(土)の漁業就業者... | トップ | 静岡県広報グランプリで「デ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

訓示」カテゴリの最新記事