静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習の状況報告(12月5日)

2021年12月06日 12時56分59秒 | R3遠洋航海実習

遠洋航海実習の17日目。

主直の仕事内容の一つに、朝の点呼の号令掛けがあります。
学園でも点呼の号令掛けは行っていますが、実習船でのやり方は異なっていて、戸惑ったようです。

学園で行っている漁具作成などの基本実習についても、就職先に行けば、違うやり方であったりします。
それでも、知っていると知っていない、やったことがあるとないとでは、大きな差が出ます。
郷に入っては郷に従えということになります。

最近の漁場調査(一本釣り)実習では、カツオの釣果が厳しいようです。
カツオの群れが小さいことから、思うような釣果に結びつかないのかもしれません。
シイラやメジ(マグロ類の幼魚)などの釣果はあるようなので、大きなカツオの群れに遭遇したときのための練習と思って釣り上げてほしいです。


主直の生徒(当番)から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。

【実習・課業の具体的な内容】
活餌管理 魚見 タンツー(デッキ磨き)

【感想(一日を振り返り、学んだこと、感じたこと)】
「今日は、初めての主直で、とても忙しい一日でした。
朝の点呼では、慣れない点呼の仕方、ワッチでいない人を覚えなければいけなく学園と違う形式なのでちょっと大変でした。
でも、前日のワッチの人に聞いたり、水産高校の先生に聞いたりしてスムーズに点呼することが出来ました。 
本題のカツオの一本釣りでは、最近、群れには合うものの一尾も釣れずまったく釣果が無い状態が続いています。
でも時々、シイラやキハダの稚魚メジが釣れて刺し身にして食べたり、メジは、たたきにして食べたりしました。とても美味しかったです。
久保田先生が言っていたように、とれたてのカツオはグミに似ていて、弾力があり、あまりおいしいとは思いませんでした。
今日、主直で体験したことを次の主直にフォローしていきたいです。」

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
  オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
  をご覧ください。


※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした、一般入試前期試験の願書受付が12月23日(木)から始まります。
  前期試験の結果、入学定員に達しない場合は後期試験を実施します。
  詳しくは、ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/
  をご覧ください。

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