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静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

刺し網の収納練習

2018年02月26日 13時20分05秒 | 実習

こんにちは、園長の青木です。
漁業学園は「漁師になるための専門校」です!
ホームページはこちら。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

48期生が学園で実習できる時間も残り少なくなりました。
今回ご紹介するのは「刺し網の収納」です。
刺し網というのは、細い糸で作られた網に、魚などを絡ませて捕獲する漁業です。
静岡県ではヒラメやイセエビ漁が行われます。
とくにイセエビは漁期(漁業をする時期)が限られるので、イセエビ専門という人はいません。
沿岸漁業の人が、「秋以降はイセエビもやる」って感じです。


キレイに収納しないと、絡んでしまって出すときが大変です。
二人一組になって、素早く、キレイにしまう動作を練習しました。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
詳しくはホームページでお知らせ中です。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/kengakukai-aug.html
近日中に、漁師.jp(トップページの「地域からのお知らせ」)でもお知らせします。

 園長のつぶやき
もう来年の入学試験に向けて、見学申し込みが来ています。
早くから進路を決めて準備をするのは、もちろん良いことです。
でも、入学試験に間が空くことで、気が変わって受験しない人も少なくありません。
その、気が変わった人は、どうなるか?
私も気になるところです。

このところ耳にするのは漁師以外の仕事に就職することです。
この2年ほどで、高卒者の求人がすごく良くなりました。
特にガテン系というか、体を使う仕事は求人がたくさんあります。
しかも、若い人をかわいがってくれます。
最初は夏休みだけのアルバイトということで初めて、そのまま継続となるようです。

このとき、アルバイトが継続なのか、正規社員として雇用なのかはちょっと分かりません。
でも、これが大問題。

正規社員としての就職なら給料も良くなります。
長く働けば、だんだんと高度な仕事になり、さらに給料も上がるでしょう。
その代わり、その給料に見合う仕事ぶりも求めれます。
上司の指導も厳しくなります。

一方で、アルバイトの場合。
これは、正規社員より安い給料で働いてくれるので、会社には貴重な存在です
手放したくないので、大事にしてくれます
給料や待遇以外は、居心地の良い状況が続くでしょう。
でも「このままで良いのか?」という思いが出てくるはず...

漁師以外の道を選択することは、その人の自由です。
もっと適した職業があるかも知れません。
でも、「目の前のおいしいもの」に釣られるのは、どうなんでしょう?
たとえ、たいへんでも自分がやりたいものを選択するならOKです
大変なことを避けるため、楽なことを選ぶのは辞めてください。

高校を中退して、学園に来ることも同じです。
高校での勉強が面倒だから...と言う理由で学園に来れば
きっと、同じ理由で学園を辞めることになりますよ。

前向きな理由で、自分の道を決めてください。

コメント
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