静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

漁業無線局の見学

2016年09月26日 09時39分45秒 | 研修・見学

月末の第2級海上特殊無線講習を前に、無線局の見学に行きました。
局名は「静岡県漁業無線局」ですが法人名は「静岡県無線漁業協同組合」です。
つまり漁協。
協同組合ですので、所属の遠洋、沖合船と無線通信を行っています。
学園からクルマで10分の距離にあります。
ちなみに24時間営業です。

電波の種類、漁業無線通信の役割などを説明してもらいました。
この無線局は送信用と受信用のアンテナが離れた場所にあります。
生徒から「なぜ離れた場所にあるのか」と質問がありました。
離した方が混信やノイズが少ないそうです。

そのアンテナですが、大きさに生徒は驚いていました。分かりにくいですが、塔に張られている電線がアンテナです。

さて、今週は第2級海上特殊無線講習が始まります。
生徒のうち、2名は夏休み中に自主的に1級にチャレンジして合格しています。
残りの生徒全員が2級講習を受講です。
全員合格を目指します。

【電波って何?】
無線局で説明を受けた際、生徒から「電波とは何か?」という根本的な質問もありました。
音波は空気の振動ですが、電波は電磁気の振動(波)です。
つまりは電磁波で、ざっくり言えば周波数が高い物が光、低い物が電波です。
その中で短波と呼ばれる電波は電離層で反射するため、地球の裏側まで届きます。
40年くらい前に海外からくる短波放送を聞くのが流行りました。
しかし、現在では人工衛星により高品質な通信が全地球で行えるようになり、インターネットも使えます。

コメント
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