静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

機関専攻の講義

2016年09月07日 13時20分50秒 | 実習

「卒業生は今・・・」を更新しました。ご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/sotugyosei.html


では、今日のブログです。
月曜日に航海専攻の講義を紹介したので、今回は機関専攻です。
機械好きには楽しい授業だと思いますよ。

今年の機関専攻は5人(プラス1人)なので、「こじんまり」とやっています。

この日は機関に使う金属材料について。

まずは教室で、エンジン模型を使って説明です。

続いて、機関実習棟に移って実際の亜鉛メッキなどをされた材料を確認です。

実習生に授業の感想を聞いたところ、
「高校でやった知識が、実際の現場でどう使われるかが分かった」
とのことです。

【機関と航海】
航海士の仕事は天候や他の船舶などを把握し、船を動かすこと。
視点は船の外に向いています。
機関士はエンジン、発電機、冷凍機などの状況を把握して船を支障なく動かすこと。
視点は船の中です。
どちらも船を動かすのに必要仕事ですが、機関員は港に停泊中も保守点検の仕事があります。
さらに、漁船においては魚をとる甲板員の業務もこなします。
多くの仕事をこなす、価値の高い職種です。
機関員は慢性的に不足していますが、抜本的な解決には機関員の地位や処遇が向上して、機関専攻を目指す人が増える必要があります。

コメント
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