静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

研修生報告会

2016年09月28日 10時58分13秒 | 学園紹介

以前ご紹介した水産庁職員の研修生が、静岡県での研修を終える報告会をやってくれました。
学園で2週間、シラス漁と定置網で各1週間、合計1ヶ月の現地研修でした。
各地で経験したことに加え、課題の分析が報告がありました。

さらに「日本の漁業の将来」について討論会も行いました。
研修先の漁業者からは、資源の減少や担い手不足に対する危機感が説明されました。
学園の生徒も「水産庁はどのように応援してくれるのか」と言った質問がされました。

2時間の報告会の後、生徒から記念の寄せ書きをプレゼント。
記念写真を撮って別れを惜しみました。
私の想像以上に、短期間に生徒と仲良くなってくれました。

研修生にとって、同世代の漁師を目指す若者との生活は、貴重な経験になったと思います。いろいろ感じることがあったのでは?
(後で詳しく教えてください)

一方、生徒にとっても水産庁職員のまじめで意欲的な姿勢が刺激になったと思います。
我々スタッフも、「水産庁の人が学園で授業を受けるとこんな感じなるのか」と感心することが多く、とても参考になりました。
研修に関わった全員に意義があったと思います。

【農村研修】
農林漁家の現場で、直接農作業又は漁作業を体験することにより、地域の実態に即した農林水産施策の企画・立案等を行うことができるよう、農林水産省(本省)入省後2年目の総合職(旧国家Ⅰ種)採用職員等を1ヶ月間全国各地に派遣する農林水産省独自の研修プログラム。昭和42年開始以来、研修先市町村は998ヶ所、研修参加者数2,018名となっている...

つまり、農家などにホームステイて現場を知るということで、水産庁内では漁村研修と呼ばれているそうです。
離島の漁村を希望する人が多いそうですが、今回の研修生は水産業の盛んな県である静岡県を希望してきていただきました。

コメント
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