感想

バラとおわら風の盆と釣りなどの雑記

Zephirine Drouhin

2006年11月16日 | Bourbon

11/15
春以降はあまりというかほとんど返り咲かないですが、この1輪だけ咲いています。
このバラは一つひとつは花びらも多くなく、カップも浅く色もチェリーレッドで
少し派手ですが、実際には見れば見るほどすばらしいバラです。
春の早い時期から咲き、一斉に花開く様は見事で、ブルボンの銘花だと思います。



6/2

5/30
Bred in France (1868) by Bizot
コメント (2)
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校門を掘る少女

2006年11月13日 | 雑記

   昨日は木枯らしが吹き気温が一気に下がりました。浅間山や遠くに見える北アルプスの山々はすっかり雪化粧をしています。午後からまたバラの植え替えと思っていましたが、あまりに寒いので(笑)こたつの中で本をパラパラとしていました。

  「校門を掘る少女」 漫画家の矢口高雄さんが自分の中学生時代の事を書いた「蛍雪時代 ボクの中学生日記 第1巻」(講談社文庫)に出てくる話。時代は戦後まもない頃、田んぼの中に新築なった校舎ではあるが、あるのは建物だけで、周りにフェンスなどなく、生徒はどこからでも校舎に入ってくることができた。あるとき、生徒会で生徒の一人が、そういったことはやめて、きちんと校門から入るべきだというと、全員が賛成する。ところが、学校には校門なるものが予算の関係で作られておらず、校長先生が自費で大工さんに発注し、木で空洞の校門を作ってもらう。また、色も本物らしく見せるためにコンクリート色で塗装してもらった。それ以来生徒は必ず校門を通り通学するようになる。ところが、場所は全国有数の豪雪地帯のため、冬になるとその校門が雪で埋もれ、どこにあるかも分からなくなってしまう。ある雪の朝、校長先生が窓の外を見ると、一人の女子生徒がスコップで校門を掘り返していた。担任の先生に聞くと、別に頼んだわけでもなかった。その日から、その中学では雪が降ると、生徒がだれとも言わずスコップを持ち出して校門を掘り出すのが、伝統となった‥という話です。 

   少女が雪から掘り起こしたものは、同級生達への思いやりであり、先生方への感謝の気持ちであり、また自分自身の誇りだったに違いありません。他の生徒もあたりまえのように自分達の学校を大切に思う気持ちをもっていた。そんな子供達を育てたのは物の無い時代にあっても、豊かな気持ちを持った先生や家族の方々ですし、なにより生徒一人ひとりが責任感と自主性を持っていたのだと思います。

    校門は生徒を暖かく迎え入れてくれるところです。

 

(写真は 新潟県立歴史博物館にて撮影 )

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The Prince

2006年11月12日 | English Rose
昨夜は蓼科の女神湖近くの山荘で渓流釣りクラブの納会でした。(10年ほど前
までは12月にやっていたんですが、雪と氷ついた道路を車で登って行くのが
大変なので11月の第1週の頃毎年やっています)クラブ自体は30年位続いて
いますが、私は15年目で、納会も15回連続参加(笑)でした。今年はあまり
釣りには行けなかったのですが、釣り以外にも一芸がある方が多く、その中で自
然の話を聞くと楽しいです。釣りクラブはおじさんだけの会ですが、おもしろか
ったのは、蜂の話で、女王蜂以外で越冬するのはミツバチだけなんだそうです。
ミツバチは半径2Kmが行動範囲で、必ず巣に迷わないで戻ってくるので、養蜂家
が桜前線を追いかけて北へ北へ移動してもしっかりとその場所へもどってくる
そうです。冬も冬眠ばかりしているのでなく、暖かい日はちゃんと外に出て木の
葉に飛んでいってトイレを済ませ、またもどってきて、蓄えたミツを舐めながら
春までじっとしているそうです。この話をしてくれた方は、趣味でミツバチを飼
いはじめた方なんですが、思いのほか良質のハチミツが取れるので、この春、同じ
釣り仲間の勧めもあってビン詰めにして販売もはじめました。安いハチミツは砂糖
で薄めてあるそうですが、100%ピュアーなものは貴重でなかなか評判がいいで
す。
蓼科の朝は雪が舞っていました。
翌朝(今朝)は魚の供養式を蓼科水系の沢のちょっとした川原(標高15百メートル)
で行いますが、吹雪の中冷たい水の中を見ると、30cm程の黒々とした岩魚が水の
落ち口の泡の下に入って行きました。井上靖のしろばんばという小説の中で主人公
の洪作が甕に入った青々した水を見て、冷たさを感じたとありましたが、ちょうど
そんな青黒い水の色でした。




11/12

ERを育てはじめた頃に軽井沢タリアセンで買ったザ・プリンス。カタログには
ロイヤルパープルと書いてありましたが、なるほどこのように美しい紫色の黒っ
ぽい色合いのバラは私が知るかぎりでは、他にありません。
なかなかこの色を写真で映すことは難しいのですが、こちらの写真はほぼ実際
の色合いです。濃厚な香りと小型でコンパクトな樹形、個人的には大変優れた
バラだと思います。
 春はうまくこの色が出ず写真はアップしませんでした。

1990 リリアンオースチンとザ・スクワイアーの交配種
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Jayne Austin

2006年11月12日 | English Rose

11/12 今日もジェーンが咲いていました。



11/3 個人的にはER最高のバラだと思います。
優しさを持つイエローをくるむ白い花弁。ややミルラも混じりますが、ティーローズの
香りが主体となっています。


8/16 ERの中ではもっとも洗練たバラ。秋にも期待


6/4

6/1
Graham Thomas × Tamora  1993

英国らしいバラ
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Dr. Herbert Gray

2006年11月12日 | English Rose

11/12
久々の登場 ドクター・ハーバードグレー


6/8

5/25
Heritage x Seedling 1998
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CL Kordes Perfecta

2006年11月11日 | Hybrid Tea
忘れ去られつつあるバラ  ハイブリット・ティー


11/11
 反り返った花弁の縁が桃色で、中は白の覆輪です。ハイブリットパーペチュアルの
直立強健な太い枝の性質とティーローズの裏返る花弁の特徴がよく現れています。
現在、ハイブリットティーは人気がありませんが、こういった穏やかな花色はいつ
の時代においても、忘れ去られることはないと思います。 ハイブリットティーの
時代は又、バラ栽培においてその主役は男性が中心の時代でもありました。
趣味としてのガーデニングは現在は女性が中心のものですが、又その担い手が男性
へと移行すれば、このハイブリットティーの時代は再びやってくるものと思われます。



11/3


10/22

1957年 ドイツ コルデス社のCL
パーフェクトの名前に恥じない銘花。HTということで、それほど注目されていませんが
今年のチェルシーガーデンのカタログにも載っていました。
秋のバラの方がキレイです。

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The Fairy

2006年11月10日 | Rambler / Polyantha /Hybrid Musk

いつもどこかで咲いているフェアリー
その名のごとく妖精が住み着いていそうです


11/10



6/23

Bred in United Kingdom (1932) by ANN BENTALL
Paul Crampel × Lady

プロスペリティなどハイブリッドムスクを作出したベントール婦人のアンの作品
です。女性らしい可愛く優美なバラで、こちらもドロシーパーキンス同様、
多く出回っています。ポリアンサですので、樹高は低いですが、横張りで
家では、直径2mくらいになっています。
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Perdita

2006年11月10日 | English Rose

ローズヒップが特に大きいです。


ペルディータはこの位の開き加減がいいです。
11/9



6/23


6/20

6/12
1983

The Friar + Seedling × Iceberg
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北斎と菊

2006年11月07日 | My Garden
先日小布施の北斎館で久しぶりに有名な菊図を見ました。
かつて20代の頃、花弁の内側が原色の朱色で外が黄金色の豪華な色使いの
菊の絵を見た時、その凄まじい色使いに、これは空想上の菊図であろうと
思ったのですがその後、この菊は巴錦と呼ばれる種類の実在種で私も縁
あって昨年まで庭の片隅で育てていました。
実物は絵と全く同じ咲き方、色合いで見事なまでに忠実に描かれていました。
最初に絵を見たときにその派手な構図に驚いたのですが、もっと肝を冷や
された思いがしたのは、そこに書いてある但書で卍筆(北斎は晩年卍と名
乗っていました)との署名の上に「齢八十八歳」と書いてあったことでした。
老境過ぎて尚これ程の華やかで豪華な画図もさることながらそこには北斎
の衰えぬ有り余った気力、それも狂気に近い何かが感じられました。
北斎にとって絵を描くことは、モーツァルトが苦労することなく作曲するのと
全く同じ意味合いで、どんな情景も即座に絵に映し出しています。
画狂人北斎の画号はそんな自分を自嘲したものではなく、自分の抑えることの
出来ない画慾を正直に告白したものだと思います。
壮年の画狂人はやがて画狂老人、そして卍へと画号を変へて行きますが、
それは晩年まで絵への情熱が失われなかったことの表明で、亡くなる前年に
描いた「菊図」に描かれているのは人間と自分の業の深さのような気がします。
当時はそんな事を考えていました。
 久しぶりに見た「菊図」は自分が思っていたよりも、やや落ち着いたトーン
で、あれ と思いましたが、それは実物の極彩色の菊、巴錦を見ていたせい
だと思っていました。でももしかすると自分の中の気が付かない感じ方の
変化かもしれません。
 今年は宿根した多くの小菊の他に苗で買ってきたいくつかの大輪の菊も
大変良く咲いています。特に下の菊は2年目のものですが、咲き方は豪華
絢爛で、花形は巴錦に似ていますが、色合いは穏やかなラベンダー色です。






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今日はもんじゃ

2006年11月06日 | 雑記
今日はバラの写真撮れませんでしたので変わりに猫のもんじゃ(通称もん吉)です。







寝ているところを無理やり起こしましたので、目が完全に開いていません(笑)
こころなしかぼ~っとしています。
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Dan Poncet

2006年11月05日 | Shrub

11/5

Bred in France (1999) by Dominique Massad

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Saint Swithun

2006年11月05日 | English Rose

11/5 光を浴びややアプリに


10/28


6/11

6/4

6/2
1993

大きく枝が伸びます。1番花の花付きは大変良く見ごたえがあります。
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Wine and Roses

2006年11月05日 | Rambler / Polyantha /Hybrid Musk

小さいワインカラーの花です。

1999 John Clements

分類は不明 (とりあえずポリアンサに入れときました)
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John Clare

2006年11月05日 | English Rose

11/5 ローヒップと一緒に


8/16 後ろ姿は蓮の花


6/17

6/11
Wife of Bath の実生
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Souvenir de St. Anne's

2006年11月05日 | Bourbon

11/5

6/25

5/31
Souvenir de la Malmaisonの枝変わり
Bred in United Kingdom (before 1916) by Thomas Hilling
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