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バラとおわら風の盆と釣りなどの雑記

魚津の海

2007年12月29日 | 雑記
富山県魚津市の海岸から海を眺めると、蜃気楼が見えることがありますが、私は見たことがありません。魚津といえば、壮大な立山連峰に抱かれた町というイメージで海岸から数キロ入ると徐々に雪の嵩が増して、10数キロ入ったところは5月の連休中でも雪が行く手を阻んでいます。そこは数ケ月間、車が入れないところとなり、沢山の渓流魚が、厳しい寒さの中、逞しく生息しています。また花崗岩で形成されている川の為、川底が白く、太陽の光を吸収してエメラルドグリーンに輝く水は真夏でも冷たく、その冷水が富山湾の擂り鉢となった海底に流れ込み、蜃気楼を作り出しています。魚津はかつては漁港として栄えた都市ですが、今は工業が主体となっているようです。以前にこの魚津の山の方に週末になると何度も何度も通ったものですが、ある年ふと思い立って、魚津の帰り道、逆方向になりますが、風の盆を一人で見に行きました。魚津から山沿いにできたスーパー農道はまだ早月川を渡る橋が完成しておらず、少し迂回して、穴の谷のそばを通り、途中のコンビニで立ち読みしている、人の良さそうなヤンキーのあんちゃんに「八尾行きたいんだけど、どうやって行けばいいか?」と聞くと少し考えて、「あっちへとにかく道なりに進むと、そのうち富山空港という看板が出てくるので、そこをめざして行けばなんとかなる」と今から思うと的確に教えてくれ、そこから1時間ほどで八尾に着きました。それが八尾への第一歩でした。今では八尾に上田から直行するときは、松本・平湯経由が多いですが、初夏から夏にかけては、この魚津経由の道も途中いろいろ楽しみがありよく利用しています。
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