平成20年の「月見のおわら」は9月27日(土)28日(日)の二日にわたり開催された。某旅行会社主催のイベントであるが、会場となる上新町通り、諏訪町通りは断るまでもなく天下の公道であるので、安全に配慮した警察による自動車の流入規制はあるものの、歩行者の通行権は何者にも侵害されない。とはいえ、このイベントがあることで多くのファンがおわらを見ることができ、主催者である某旅行会社には個人的には感謝しなくてはならないことも事実。特に今年は、終了後旅行会社の白いジャンバーを着ていたスタッフの皆さん、ビニール袋片手に人海戦術でゴミ拾いをしていた。飛ぶ鳥後を濁さず。内容については割愛するが、本番と違うのは、踊り手や弾き手の皆さんは、寒い中少ない休憩時間でスケジュール通り踊らされていることくらいで、見物する方にとってかえって都合が良い。午後7時の開始よりかなり早い段階からぽつぽつとバスがやってきて(その中には主催旅行会社とは全く関係のないコバンザメ商法の旅行会社もいるのだが)総台数は100台近くになっていた。また今年は、電車でのツアーもあったようで、その添乗員に聞くと神奈川からやってきたとのこと。一方部外者である私のような人も結構見かける。見分け方は簡単で、胸に旅行会社のワッペンがあるかないかと、雨天に備えて配られるツアー参加者に配られるビニールのカッパを着用しているかいなかである。今年は特に寒かった。また午後9時の終了と同時に一斉に町から人が消える。その様子は町全体に静けさが戻るというよりも、「ハーメルンの笛吹き」を連想させるがごとくであるが、子供ではなく、人全体が消えてしまう。
さて肝心の「おわら」であるが、この「月見のおわら」は前夜祭から続いた八尾での「おわら風の盆」関連行事の最終で、各町それぞれが風の盆の余韻を引き摺りながらの好演であり、見ている側も自然と力が入る。ただし町の事情により多少力の入れ具合に温度差があったのは止むを得ないことだと思う。
さて肝心の「おわら」であるが、この「月見のおわら」は前夜祭から続いた八尾での「おわら風の盆」関連行事の最終で、各町それぞれが風の盆の余韻を引き摺りながらの好演であり、見ている側も自然と力が入る。ただし町の事情により多少力の入れ具合に温度差があったのは止むを得ないことだと思う。
実は諏訪町でエンナカに落ちました。何とか歩けますが、左足は内出血でパープルカラーの靴下状態。情けない限りです。
今回はフラッシュについて少し思うところがあり、また書こうと思っているのですが、月見ではご承知の通りフラッシュは禁止されていません。
また本番では鏡などの禁止の支部や、深夜の町流しは遠慮するのが当然なのですが、そんなこと知らない方ばかりですよね。
月見がきっかけて、風の盆にいらっしゃるリピーターの方も多いと思いますが、そういった知識をもって来てくだされば幸いに思います。