月見のおわら 東町２

月見のおわら ハーメルンの笛吹き２

日常生活には不測の事態は付き物だが、その大部分は生活の知恵によって防ぐことができる。また非日常である旅に関しても、事前準備を怠らないことが安全に繋がるのだが、今回は、初日（２７日）の朝から午後２時過ぎまで所用があり（某所で歌を歌っていた）上田を出たのが２時３０分であった。当日お昼頃、名古屋のＫさんからまだ来てないのかと電話。２時過ぎには福島のＡさんから、もう着いたかと電話（笑）。月見のおわらは午後７時からであるので皆さん気が早い。ただ午後６時までに行かないと交通規制があり、町内へ入れなくなる。上田から八尾まで高速で行くと２５０Ｋｍの距離で２時間３０分ほどで着いてしまう。普段は時間に余裕のあるときは、松本から安房トンネル経由神岡から４１号線が距離にすれば近く約１８０Ｋｍほどの行程なのだが、時間が１時間ほど余分にかかる。
さて、今回は忙しかったので、すべて高速で途中黒姫のＰＡで５分ほど休んだ以外はどこにも寄らず、八尾の某駐車スペースに車を止める。まずは、明日香に行こうと上新町通りを歩いて行くと、地元富山市のおわら～のＮさんが、沢山のご婦人を引き連れ町並みを見学しているのに出会う。聞くと同級生を案内しているとのこと。Ｎさんは前夜祭から月見のおわらまで、欠席は中止になった諏訪町の前夜祭だけという熱心なおわらファンで、造詣も深い。次に上新町通りにもう１軒ある喫茶店を通りから覗くと、カウンターから手招きしている、ＡさんＫさんを発見。そのままこちらの店に入る。聞くとＡさんは朝の８時３０分には八尾に到着されており、１日お二人で喫茶店めぐり｛下新町→鏡町→上新町→上新町コース｝をされていたそうだ。私が風の盆の時写した上新町の皆さんの集合写真を見せながら盛り上がっていたのだが、その中に写っているご姉妹がどこの方か判らず、Ｋさんにお聞きすると、あそこのお店のお嬢さんたちと教えてもらい、店を出て写真を届ける。そのお店はすでに沢山のお客でいっぱいになっており、主人とおぼしき方に写真を手渡し、２日に撮った写真ですと言うと、あ、確かに２日ですとのこと。夜中遅く、夜組みの皆さんが解散した後も、姉妹仲良くお二人でイスに座り話していたのが印象的だった。お一人は現役の衣装、もうお一人は自前の鮮やかなであるも落ち着いた色合いの着物を着ていた。