富士見ファンタジア文庫のラノベ、『織田信奈の野望 全国版12』（春日みかげ先生原作、みやま零先生イラスト）が発売中です。
表紙は、毘沙門天の化身として名高い上杉謙信。
白い肌に赤い瞳と、この世のものとは思えない美しさの彼女ですが、武勇も知略もカリスマも超一流の強敵にどう立ち向かうか、ここが正念場ですね。
お話的には、安土城完成に沸き立つ信奈達でしたが、上杉謙信と武田信玄が手を結び、毛利と共に包囲網を完成させられてしまい…という、超難局展開です。
ぶっちゃけ、謙信公と信玄のタッグとか夢の共演過ぎる(;゜∀゜)=3ムッハーとテンションが上がってしまいますが、流石に同時に攻められるとヤバい！ということで数々の策を用いてふたりの足並みを乱し、迎え撃とうとする信奈がカッコ良かったですね。
傾きまくりの安土城で良晴達とヾ(*´∀｀*)ノキャッキャ(´∀｀*)ウフフしている姿も微笑ましかったですが、恋も天下も両方手に入れる気満々の彼女らしい大胆で素早い判断と行動力が頼もしく、良晴と結ばれる幸せな未来に向かって全力で突き進もうとしていることが伝わってきて良かったです。
天岩戸事件で色々と吹っ切れた部分も多かったでしょうし、恋心を隠すこともなく、むしろ他のヒロインズに対しても余裕がある様子を見せてくれたので（・∀・）ニヤニヤ
これが正妻の貫禄かしらｗ
正妻といえば、良晴と偽装結婚することになった今川義元が、意外な形で全てのヒロインズが丸く収まる解決法を提案したり、戦場におもむく良晴に対してアドバイスしたりと大活躍だったのも見逃せませんね。
あそこまで良晴にべた惚れになっているとは思っていなかったので少し驚きましたが、過去回想でキャラが掘り下げられたので、どうして彼女がそういう発送をするに至ったかとても納得出来ましたし、全部その通りになるかはともかくとしても、今後のハッピーエンドへの方向性というか、ひとつの答えが見えてきたことは喜んでいいかと。
いや、あまりにも健気で良い事ばかり言うから、もしかしてこれって死亡フラグなの？と少し心配になってくるレベルでしたが、全ての実を拾いに行く誓いを立てている良晴ですから、きっとなんとかしてくれるに違いない( ´∀｀)bグッ!
さて、ラブコメ的にもバトル的にもお当番回だった謙信ですが、実はファンタジアBeyondのほうで幼少期を描いた外伝・「天と地と姫と 織田信奈の野望 外伝」が連載されているので、先に読んでおくとより一層楽しめるかと。
外伝では神童として大人びた思考や言動をするイメージが強かった彼女ですが、良晴とのデートイベントでは想像以上に歳相応の女の子っぽい反応を見せてくれるのが可愛らしかったですね。
あとがきによれば、ローマの休日がモチーフになっていたようですが、愛についてよく判らないながらも何かに突き動かされるように良晴の前に現れた謙信に対し、数々の修羅場を越えて男としても一回り大きくなった良晴が颯爽とエスコートする様子が映画っぽくてカッコ良かったです。
互いに戦いが避けられない事を自覚した上で尚、理解しあおうとするふたりですが、良晴の心には既に信奈が居るわけで。
そんなふたりの甘酸っぱくも切ない逢瀬と、戦場での再会はとてもドラマチックで素敵でした。
外伝で活躍中の男キャラ達と謙信との関係も綺麗に消化＆昇華され、説得力高し！
また、クライマックスは手取川の戦いということで、織田家最強の姫武将である勝家と謙信の一騎打ちが描かれる胸熱展開！
一説によれば、不仲になった秀吉と連携が取れずに敗退することになったらしいこの戦いですが、このままではこちらに大きな被害が出るだけでなく、勝利した謙信も程なく命を落としてしまうということで奔走する良晴をはじめ、死地で奮闘する勝家とそのピンチに駆けつける仲間達との深い絆に心震わされました。
姫武将として己を捧げ続けてきた勝家が、不犯の誓いを立てて孤高を貫いてきた謙信の生き様にある種の共感を感じ、満身創痍となりながらも必死で呼びかける姿に思わずもらい泣きしてしまいました(´；ω；｀)ブワッ
おっぱい担当の猪武者ポジションで、体を張った活躍が多かった印象の勝家ですが、精神的にも一皮むけてくれて良かった良かった。
この勢いのまま、女の子っぽいイベントも増えてくれるとイイなぁ(*´∀｀*)ポワワ
ボリュームも多く、謙信の魅力や夢と愛がぎっしり詰まったエピソードなだけに、本文中の白黒イラストが無かったことだけが惜しまれますね。
次巻も激戦必死ですし、包囲網をとくまでにはまだまだ時間が掛かりそうですが、良晴にはヒロインズ全員の幸せな未来を目指して頑張って欲しいです。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
富士見書房公式サイトはこちらから
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表紙は、毘沙門天の化身として名高い上杉謙信。
白い肌に赤い瞳と、この世のものとは思えない美しさの彼女ですが、武勇も知略もカリスマも超一流の強敵にどう立ち向かうか、ここが正念場ですね。
お話的には、安土城完成に沸き立つ信奈達でしたが、上杉謙信と武田信玄が手を結び、毛利と共に包囲網を完成させられてしまい…という、超難局展開です。
ぶっちゃけ、謙信公と信玄のタッグとか夢の共演過ぎる(;゜∀゜)=3ムッハーとテンションが上がってしまいますが、流石に同時に攻められるとヤバい！ということで数々の策を用いてふたりの足並みを乱し、迎え撃とうとする信奈がカッコ良かったですね。
傾きまくりの安土城で良晴達とヾ(*´∀｀*)ノキャッキャ(´∀｀*)ウフフしている姿も微笑ましかったですが、恋も天下も両方手に入れる気満々の彼女らしい大胆で素早い判断と行動力が頼もしく、良晴と結ばれる幸せな未来に向かって全力で突き進もうとしていることが伝わってきて良かったです。
天岩戸事件で色々と吹っ切れた部分も多かったでしょうし、恋心を隠すこともなく、むしろ他のヒロインズに対しても余裕がある様子を見せてくれたので（・∀・）ニヤニヤ
これが正妻の貫禄かしらｗ
正妻といえば、良晴と偽装結婚することになった今川義元が、意外な形で全てのヒロインズが丸く収まる解決法を提案したり、戦場におもむく良晴に対してアドバイスしたりと大活躍だったのも見逃せませんね。
あそこまで良晴にべた惚れになっているとは思っていなかったので少し驚きましたが、過去回想でキャラが掘り下げられたので、どうして彼女がそういう発送をするに至ったかとても納得出来ましたし、全部その通りになるかはともかくとしても、今後のハッピーエンドへの方向性というか、ひとつの答えが見えてきたことは喜んでいいかと。
いや、あまりにも健気で良い事ばかり言うから、もしかしてこれって死亡フラグなの？と少し心配になってくるレベルでしたが、全ての実を拾いに行く誓いを立てている良晴ですから、きっとなんとかしてくれるに違いない( ´∀｀)bグッ!
さて、ラブコメ的にもバトル的にもお当番回だった謙信ですが、実はファンタジアBeyondのほうで幼少期を描いた外伝・「天と地と姫と 織田信奈の野望 外伝」が連載されているので、先に読んでおくとより一層楽しめるかと。
外伝では神童として大人びた思考や言動をするイメージが強かった彼女ですが、良晴とのデートイベントでは想像以上に歳相応の女の子っぽい反応を見せてくれるのが可愛らしかったですね。
あとがきによれば、ローマの休日がモチーフになっていたようですが、愛についてよく判らないながらも何かに突き動かされるように良晴の前に現れた謙信に対し、数々の修羅場を越えて男としても一回り大きくなった良晴が颯爽とエスコートする様子が映画っぽくてカッコ良かったです。
互いに戦いが避けられない事を自覚した上で尚、理解しあおうとするふたりですが、良晴の心には既に信奈が居るわけで。
そんなふたりの甘酸っぱくも切ない逢瀬と、戦場での再会はとてもドラマチックで素敵でした。
外伝で活躍中の男キャラ達と謙信との関係も綺麗に消化＆昇華され、説得力高し！
また、クライマックスは手取川の戦いということで、織田家最強の姫武将である勝家と謙信の一騎打ちが描かれる胸熱展開！
一説によれば、不仲になった秀吉と連携が取れずに敗退することになったらしいこの戦いですが、このままではこちらに大きな被害が出るだけでなく、勝利した謙信も程なく命を落としてしまうということで奔走する良晴をはじめ、死地で奮闘する勝家とそのピンチに駆けつける仲間達との深い絆に心震わされました。
姫武将として己を捧げ続けてきた勝家が、不犯の誓いを立てて孤高を貫いてきた謙信の生き様にある種の共感を感じ、満身創痍となりながらも必死で呼びかける姿に思わずもらい泣きしてしまいました(´；ω；｀)ブワッ
おっぱい担当の猪武者ポジションで、体を張った活躍が多かった印象の勝家ですが、精神的にも一皮むけてくれて良かった良かった。
この勢いのまま、女の子っぽいイベントも増えてくれるとイイなぁ(*´∀｀*)ポワワ
ボリュームも多く、謙信の魅力や夢と愛がぎっしり詰まったエピソードなだけに、本文中の白黒イラストが無かったことだけが惜しまれますね。
次巻も激戦必死ですし、包囲網をとくまでにはまだまだ時間が掛かりそうですが、良晴にはヒロインズ全員の幸せな未来を目指して頑張って欲しいです。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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