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このライトノベルがすごい!2010の感想レビュー(ライトノベル雑誌)

2009年11月21日 01時36分08秒 | ライトノベル・小説
宝島社から『このライトノベルがすごい!2010』が発売中です。
ヤスダスズヒト先生の表紙共々、既に十分な知名度となった印象のあるこのラノですが、ライトノベル読者によるアンケート調査を基にした作品/男女キャラクター/イラストレーターそれぞれの部門別ランキングなど、気になる内容が目白押しです。

HPからの参加者枠だけでなく、ライトノベルに造詣の深い協力者枠、メイン読者層である12~15才の候補者から選出したモニター枠も存在しているのですが、それぞれの枠ごとに微妙に傾向がことなっているところもひそかなポイントかも知れませんね。
実際の数値は本誌をご覧頂くとして、様々な角度からライトノベルを分析し、その魅力を広めようというスタッフさんの心意気を感じられて好印象です。

アニメの放送効果などもあり、知名度の高い作品の方が根強い人気を誇る傾向は相変わらずですが、逆にこのラノのランキングが高かった作品がアニメ化されて人気に!というパターンも多く見受けられるようになってきていますし、今後のメディアミックス展開を予測するという視点でも楽しめるかもしれませんね。

普段アニメがメインであんまりラノベを読まないという方も、アニメ化された作品の原作ラノベを手にしたことがきっかけで、他の作品を読んでみようかな?と思うパターンも大いにありうると思いますし、既にラノベのファンだという方にも、新たな良書にめぐり合える機会をあたえてくれる本書の存在は貴重かと。

日ごろから感想記事を書きなれている協力者枠の皆さんのコメントは言うに及ばず、各作品を猛プッシュするサポーターの生の声が熱く、思わずその作品に興味をそそられる事間違いなし。
ランキングをチェックした後は、各ジャンル毎に分けられ、要素アイコンで見所が判りやすい作品ガイド(228作品)で更に自分好みの作品を探すのも良いかと。

毎月大量に新作が刊行される昨今、既に刊行巻数が多くなってしまった作品や、名前だけは聞いたことがあるものの、実際に手を取ったことの無い作品なども多々あると思いますが、ライトノベルのソムリエ役を果たす本書があれば、その中から自分好みの1冊を見つけ出すことも可能ですし、その探す行為自体も楽しめるのではないかと思います。
ライトノベルをこよなく愛する紹介者の皆さんの文章の巧みさにはいつもニヤニヤさせられっぱなしな件w

コラム的な企画や、心が震えた名セリフ!のコーナーも読み応えアリ。
出版社の垣根に囚われない多角的な視野からライトノベル業界全体を見透かそうとするかのように(ちょっと大げさかもw)、幅広く作品を紹介していこうとする真摯な姿勢には頭が下がります。

『バカとテストと召喚獣』の原作者である井上堅二先生や、『蒼穹のカルマ』の原作者である橘公司先生のインタビューに加え、『“文学少女”シリーズ』等で人気のイラストレーター、竹岡美穂先生のギャラリー特集もここでしか見られないレアな内容なのでファン必見です。

また、第1回『このライトノベルがすごい!』大賞の応募要領についても巻末に記載されています。
ライトノベルを読む人だけではなく、書きたいと思っている方にも要注目かと。

気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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