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銀河女子中学生ダイアリー(1) お姫様ひろいました。の感想レビュー(ライトノベル)

2014年07月29日 22時59分12秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『銀河女子中学生ダイアリー(1) お姫様ひろいました。』(庄司卓先生原作、伍長先生イラスト)が発売中です。

表紙は、主人公のトモエ。
普段はお馬鹿でゆるふわ女子中学生の彼女ですが、ここぞという場面では天才的なテクニックと豪胆な判断力で宇宙船を操るアグレッシブさも持っているギャップが魅力的ですね。

お話的には、小型高速宇宙艇“エクゥイッド”の操船技術を競うスポーツ・“ロガーヘッド”のデビュー戦にエントリーしたトモエとパートナーのサヤ。
大会記録を塗り替えるほどのスコアで順調な滑り出しを迎えた2人の前に、謎の乱入者が現れて…という、ゆるふわ系スペース・オペラ展開です。

押さえるところは押さえつつも、難解になり過ぎないように簡潔にまとめた用語説明や世界観の掘り下げはとても丁寧で読みやすかったです。
近未来SFモノというとなんとなく硬派なイメージを抱きがちですが、女子中学生トリオを中心にした友情青春物語を軸にしつつも、宇宙国家のお姫様(ロリw)とのガール・ミーツ・ガールあり、巨大宇宙船との遭遇あり、危機的状況の中での救出作戦ありと、様々な宇宙のロマンあふれる見せ場が盛り込まれていてワクワクさせられましたね。
安易に命を取り合う系のバトル展開に持ち込まず、失踪した父親の行方探しや、政情不安な国家と暗躍する組織の陰謀の影、といった伏線を散りばめながら読者の興味を惹いていく手腕もお見事でした。
敵も味方も様々な思惑の元で行動しているわけですが、相手の行動を予測したり、現場での出方を見た上でやり方を変えたりと、臨機応変に状況に対応する様子がいかにも人間らしく、リアルで良かったです。
色々一筋縄では行かなさそうですのうw

今回は顔見せ&世界観説明が主でしたが、全編にわたって本作の目玉であるエクゥイッドの活躍が描かれたので、その性能が十分伝わってきて面白かったです。
兵器ではなく競技用のマシンという触れ込みながら、小回りの良さと乗り手の手腕次第で様々な顔を見せてくれるのが魅力的で、自分も乗ってみたくなりますね。
操縦、サポート、バックアップをそれぞれ担当するトモエ、サヤ、マリカの息もぴったりで、これからどんな伝説を築いていってくれるのか楽しみ♪
同年代の男の子キャラが居ないのでラブコメ的な要素は無い…と見せかけて何気に百合ネタいじりがあったりするのも個人的には微笑ましくて○。
それぞれに悩みもあるお年頃の彼女たちですが、三人一緒にいる時はそんな素振りはほとんど見せず、笑い合うことが出来るのは心から信頼している証拠でしょうね。
今後も何でも屋的に色々な事件に巻き込まれていきそうですが、力を合わせて仲良く賑やかに頑張って行って欲しいです。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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