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火の国、風の国物語3巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年01月04日 14時07分26秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『火の国、風の国物語3-星火燎原-』(師走トオル先生原作、光崎瑠衣先生イラスト)を読み終わったので感想など。

今回のお話は、主人公アレスと対局に位置する、解放軍の若き指導者、ジェレイドがメインの展開です。

病に体を蝕まれながらも、戦いの裏で密かにアレスと会談の席を設けるジェレイド。
今までお互いに辛酸を舐めされられて来たとは言え、互いに相手と直接顔を会わせるのは初めてですね。

ジェレイドがアレスに語る解放軍(元反乱軍)誕生の秘話とは?
そして、道は違えど、志は同じ2人に、歩み寄りの可能性はあるのか?ということで、最後までドキドキしながら読むことが出来ました。

ジェレイドによって語られる過去の中では、今まで控え目だったソフィアの出番が多いので要チェックです。
幼く、戦いに長じているわけではない彼女ですが、他人を思いやる気持ちに溢れていて、そのためなら自分自身を犠牲にすることも厭わない姿が印象的でした。
優しくけなげで、献身的な彼女に、クライスが惹かれるのも無理はありませんね。
大勢の犠牲者が出る戦争が舞台の作品ですが、最後まで添い遂げて欲しいものです。
(ノ^^)八(^^ )ノ

ソフィアが村人達の事を想って行動したように、クライスもまた、ソフィアの事を想って行動した…という流れは王道的ですが、自分の身は自分で守らなければならないという弱い境遇にいる解放軍の強さの源流が、その中から感じられるのではないでしょうか?

最愛の人を亡くし、一度は世捨て人のように隠居を決め込んでいたジェレイドですが、村のピンチと人の想いを前に、果たしてどの様に振る舞うのか必見です。
また、後に風の戦乙女として大活躍するミーアと、ジェレイド達の出逢いについて描かれているのも見逃せません。
彼女が解放軍で身につけている、人目を引く衣装が、見たものの士気を高めるための象徴でもあったことは今までにも語られていましたが、髪の毛もウィッグ的なものだったので驚かされました。
髪の色も違っていたので新キャラかと思いました。
(^_^;)
ショートヘア愛好家の方には嬉しい誤算かもしれません。
(*^-^)b

とりあえず、今回収録されたのがジェレイド編第1部的シナリオになるようですが、第2部についても文庫化が待ち遠しいです。

気になった方は是非お読みになってみて下さいませ~。



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