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『境界線上のホライゾンIV<上>』の感想レビュー(ライトノベル)

2011年09月11日 01時08分04秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンIV<上>』(川上稔先生原作、さとやす先生イラスト)が発売中です。
いよいよアニメ版の放映も間近ということでテンション上がっている方も多いのではないかと思います。
これがホントの全裸待機ですね、わかりますw

表紙は今巻から本格登場の伊達成美。
均整のとれたプロポーションに加えて、性格も良さそうな彼女は正統派のヒロインらしさで人気が出そうですね。
今回の登場シーンを見ている限りなかなかの苦労人でもあるようで、『しっかりもので戦いもきっちりこなしそうだけど思わず支えてあげたくなる』ような雰囲気の持ち主という印象を受けました。
ラブコメ的にも活躍してくれそうで楽しみ♪

お話的には、三方ヶ原での敗北の後、改修作業を受けることになった武蔵の面々が、伊達家、最上家、上杉家との関係をどうするかで頭を悩ませることに…という展開です。
来月には中巻も出るとのことでおそらく3巻構成でしょうし、まずはじっくり下ごしらえ的な側面が強かったと思います。

前巻で負けたとは言え、まだまだリベンジする気満々に見えた各キャラ達でしたが、やはり色々と不安に駆られる部分も多かったご様子。
着々と補修や特訓、事務等の作業をこなしつつもどこか心ここにあらずというか、このままでいいのかという悩みを抱えつつ日々を過ごす若者達の姿がとても印象的でした。
これもまた青春の1ページという感じで(・∀・)ニヤニヤさせられてしまいましたが、世界中を敵に回して戦う彼らにとってはこれ以上は負けられない死活問題なわけで。
十分に鍛錬を重ね、切磋琢磨してきた彼らですから、それでも自分の力量が及ばないという事態に受けたショックは尚更大きかったかと。

もちろん、ただ単にへこたれたり拗ねたりしているだけの彼らではなく、この機会に自分のしてきた事を振り返り、必死で向きあおうとする前向きさを持った者がほとんどなのが胸熱でした。
「敗北が人を成長させる」を地で行く展開には、まだまだ希望が残されていることが実感できましたし、見事立ち直った暁には一回りも二回りも成長を遂げてくれそうな予感がひしひしと伝わってきたので良かったと思います。
特に、既に負けた経験を持ちつつも、地道に鍛錬を繰り返してきた立花夫妻の掘り下げ方は素晴らしかったかと。

逆に、一番危なっかしそうに見えたのが、戦闘力においては武蔵メンバーでも屈指であろう二代だったのは意外でしたね。
純粋な戦闘力だけでなく、武人として必要な心技体全てがバランス良く揃った印象の彼女でしたが、元々の能力が突出していただけに、さらなる高みを求めようとするのは予想以上に難易度が高くなってしまう部分もあったかと思います。
1部がホライゾン、2部がメアリ、3部がネイトメインの話だとすると、4部は二代の話になりそうですね。

愛槍蜻蛉切を破壊され、十分な働きが出来ない状態の彼女ですが、磨き抜いた技術や勝負勘自体が失われた訳では無いですし、なんとか喪失感を克服して欲しいですね。
やはり源流である父親の存在と、強力な割断能力を持つ蜻蛉切に依存していた部分が少なからずあるとは思いますが、だからと言ってそれが彼女の全てというわけではないですし、必ず立ち直るきっかけを見つけ出してくれると信じたいところです。
直接答えは語らずとも見守ってくれる人物の存在や、同じ槍を使う敵キャラとの戦いから、彼女が何をどの様に学び取って行ってくれるのか?
彼女が新しい道を見つけることが出来るかどうかは、他の武蔵の乗員達の行く末を象徴・暗示している様にも見受けられますし、副長としての本分を全うする意味でも重要かと。

追加メンバーでは、ここに来て義康のいじられっぷりが加速し、ペタン娘要員としての株を上げたのも(・∀・)ニヤニヤでしたね。
おじさん、大きいのも好きだけど小さいのもキライじゃないぜ!お風呂シーンひゃっほい♪
タイ━━━━||Φ|(|´||`|)|Φ||━━━━ホ!!!
冗談はともかく、3勢力との交渉で一番成長率的な意味で伸び代がありそうなのが彼女だと思うので期待です。

さて、ラブコメ的には敗北直後ということもあってか大きな進展はお預けでしたが、浅間やネイトの胸中が描かれたり、意外なフラグ(某キャラに未来嫁キタ?)が立ったりと、胸がじんわりと温まる展開が好印象でした。
特に浅間に関しては、狙撃系ズドン巫女としての攻撃能力やツッコミ担当としての活躍が目立つ分、なかなかトーリとシリアスに絡めない印象だったので良かったねという感じw
その一方で、メアリがまさかのギリギリワードを連呼したり、ミトカーチャンが相変わらずミトカーチャンだったりwと、笑いどころのはっちゃけぶりは健在だったなと。
また、忘れてはならないのがネイトの新プレイが解禁されたことでしょうね(キリッ
爪塗り、焼肉と来て今度は◯責め、しかも公開プレイでとかマニアック過ぎるw
素晴らしいお尻が特徴のイラストはどう見ても事後です、ありがとうございました♪

あと、二代の翔翼が細かく描写されたり、浅間の通信関係や浅草&品川の説明が入ったりするあたりはアニメ版にも色々フィードバックされそうですね。
中巻が出る頃には放映も始まっていますし、よりテンションの上がった状態で読めそうで楽しみ♪
ラノベ界でも屈指の分厚さなので敬遠される方もいらっしゃるかも知れませんが、アニメ化を期にひとりでも多くの方に本シリーズの緻密な設定と壮大なスケール感、萌えと燃えに加えて泣きまでてんこ盛りのギャグからシリアスまでフル装備のストーリーに触れて頂きたいです。


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

境界線上のホライゾン

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