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『IS〈インフィニット・ストラトス〉』2巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年08月29日 02時35分30秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『IS〈インフィニット・ストラトス〉』(弓弦イズル先生原作、okiura先生イラスト)の2巻が発売中です。

表紙はセシリア。
振り返りながらこちらを窺う様子がめちゃくちゃ可愛らしく感じる!という方は挙手を。
(・ω・)/
カバー表紙の方は黒タイツ&靴なのですが、カラー扉絵の方は素足です。
セシリアの太もも!セシリアのふくらはぎ!!セシリアの土踏まず!!!という感じで無闇にお色気がww

お話的には、新しくもう1人男子のIS乗りが現れる!というのが大きなコンセプトなのですが、実質的なメインは、ヒロインが更に増え、サクラ大戦の様にメンバーが揃う的な展開ですね。
もう少し4人チームで引っ張ってから次に進むのかなと思っていましたが、箒達3人に負けない魅力を備えたキャラに仕上がっているので、先に出し揃えた事は大正解だったと思います。
オビに書いてある『一夏のえっち・・・』というセリフも、表紙をつとめたセシリアのセリフなのかな~?と思いつつ読み進めていたのですが、フタを開けてみると…ww。

というか、本巻最大の魅力となっているキャラの事を書こうとすると、どうしても大きなネタバレになってしまう件ww
いや、はじめからかなり分かり易く伏線が描かれているので『やっぱり!(≧▽≦)ゞ』という感じなのですが、女顔系男子のブームもありますし、“その瞬間”が来るまでは結構焦らされました。
というか、3人官女ならぬ、3人ツンデレなヒロイン達の中へ、素直で優しいシャルルが入ってきた効果は大きかったですね。
戦闘ではサポート役もソツなくこなし、日常生活ではヒロイン達の心理を的確に把握する、“空気を読める”タイプのシャルルは、かえって貴重な存在として立ち位置をキープした感アリ。

もう1人の新キャラ、ラウラがいかにも孤高の一匹狼然(ISのアンテナはむしろウサギチックですがww)としたキャラだった事もあり、今後もチームの良心として活躍してくれそうで楽しみです。

単純に性格の良さを見ているだけでも癒やされますが、一夏とのやり取りを経て自分を見つめ直していく過程を丁寧に描いているのが好印象でした。
(*^-^)b
ベタと言えばベタですが、一夏との会話がシャルルにとっていかに重要な事だったか?というのは、言わずもがなですし、はじめの印象が大きかったからこそ、そこから仲が深まっていく展開も自然で説得力があるかと。
また、流石に鈍感が過ぎるのはお約束とはいえ、一夏自身が自分で考えた気持ちを伝えるという行為の積み重ねは、彼をより魅力的な、“モテるのも頷ける”キャラに変えていく効果もあるかと。
男女比がなくとも、整った顔立ち&家事能力&有名人の家族というコンボは女子の注目を集めるでしょうが、読者から見た主人公としての彼が如何に魅力的であるか?は、非常に重要だと思います。
今の所は十分以上に格好良く描けているかと。
(*^-^)b

一方、ラウラの方は基本的に一夏の姉、千冬との思い出が原動力になっているからこその行動が目立っていた分、オチの持って行き方はやや唐突なものがあったように思います。
文章の量自体がシャルル達に比べて短かったのは大きなハンデではありますが、せっかく他のキャラには真似できない存在感を醸し出せていたので、もう少し引っ張っても良かったかなと。
ラウラのおかげで千冬のキャラの掘り下げが出来た意味は大きいですが、一夏との絡みは今後に期待という感じですね。
何気に出遅れた分は十分に取り返していたりもするわけですがww

千冬だけでなく、同じ先生の山田にも新たな一面が見られたのは良かったです。
ただの胸キャラでもある意味存在感はありましたが、今後の教師と教え子の絆的な関係を盛り上げる意味でも、上手く出番を挟んでいって欲しいですね。

また、一夏の悪友である弾の妹、蘭の存在も何気に気掛かりです。
入学して間もないのに、既に可愛い後輩候補がいるなんてどんだけハーレムですかww
もうこのまま教師陣、PTAから食堂のおばちゃんまで、全員メロメロにするくらいのつもりでいって欲しいかも。
イラストまで使っただけに、再登場の機会に期待したいところですね。

期待と言えば、エピローグの引きがガンガン盛り上げてくれますね。
思わせぶりな単語の数々は、あれこれと想像を巡らせるのにもってこいかと。
恋愛面でもバトル面でもきっちり盛り上げて来ていますが、世界観に大きく影響を与える謎の部分がどう展開していくのか、とても気になりますね。

日常シーンで使われているギャグメインの掛け合いのテンポも良く、美少女ゲームのテキストを読み進めるノリに近い感覚なので、そっち系が好きな方には特にオススメ。
字面やセリフ回しで遊ぶところの雰囲気が特にそんな感じかと。

気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。



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7 コメント

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Unknown (ちん)
2015-02-24 12:02:54
はじめまして、ちんと申します。自分はこの作品を読んだのは、最近です。一番好みなのはシャルですね。顔もスタイルも正確もいいですしね。反対に好きになれないのは箒ですね。1巻では一夏を負け犬よばわりするし、暴力ふるうしちょっと・・・。それとラウラですね。セシリアと鈴に大ケガさせてるし、箒とほぼ同じですね。それに、一度も謝った試しがないですよね?まあお人好しの一夏なら謝まらなくても許すでしょうけど。よかったらコメント下さい。
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>ちん様 (gurimoe)
2015-02-24 23:56:45
・コメントありがとうございます&はじめまして。
最近ということはひょっとしたらオーバーラップ版の方かしら?
シャルは登場時から一途カワイさで他を圧倒していた印象でしたが、アニメ版で予想以上に人気が出て驚かされましたね。
まあ、箒にしてもラウラにしても、再会&登場直後の攻撃的だった頃はともかく、その後は自分が悪いと思っていてもなかなか素直になれなくて心中穏やかじゃなくなっているところまで含めてのお約束萌えだと思うので、読者が(・∀・)ニヤニヤ出来るかどうかで評価は変わってくるかなと。
一夏は許すというより元々気にしない鈍感系主人公ですし、そんな一夏にモーションをかけても暖簾に腕押しな気苦労をわかちあう者同士としてラウラも他のヒロインズと同じ好敵手扱いになっていると思うのでお好みでOKかと。
というか、自分の推しメン的なキャラに肩入れできるのがハーレムものの醍醐味のはず(・∀・)
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Unknown (ちん)
2015-03-26 18:43:23
どうも、ちんです。コメントありがとうございます。あれからISを読んだりしています。シャルはHなトラブルが何気に多いですね。一夏に裸見られたり、パンツ脱がされたり、ラウラ戦のあと一緒に風呂に入った事がバレて鈴が激怒したり、アニメではパンツが消えたり、OVAでは恥ずかしさのあまり一夏に目つぶしかましたりともうお色気担当ですね。あと、一夏が密漁船をかばう場面がありますが、あれは犯人隠避罪にあたるようです。犯罪者をかばったんですから。ぶっちゃけ、一夏は戦いに向いてないと思います。
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Unknown (ちん)
2015-04-04 07:35:39
お久しぶりです。オーバーラップというのは、オレンジっぽい表紙の方でしょうか?あれからISの本やアニメを見ています。シャルは何気にHなトラブルが他のヒロインより多い気がします。裸見られたり、パンツ脱がされたり、ラウラ戦のあと一緒に風呂に入ったことがバレて鈴が激怒したり、アニメではパンツが消えたりと。ほとんどは一夏のせいですけど。
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>ちん様 (gurimoe)
2015-04-06 00:28:50
・おふ、コメント上げれてませんでした申し訳ございませんm(_ _)m

オレンジ表紙=オーバーラップで間違いないです。
イラストレーターさんが変わってるのでだいぶイメージが変わってしまうかも知れないですが、緑表紙のMFのほうはもう中古以外は回収されているのではないかと。
シャル以外の人気が低いわけでは無いと思いますが、グッズとかの作られ方なんかをみても頭ひとつ抜けているイメージですね。
中の人効果もあると思いますしw

ハーレムものなのでラッキースケベが多いことはお約束として、あの世界だとISの兵器としての戦闘力が突出している分、普通の密猟やらの犯罪者を本気で駆逐したりするのはオーバーキル→一夏の性格的にそういうことはしなさそう、みたいな判断になったのかもしれませんね。
ヒロインが傷付けられていればもっと怒って落とし前をつけに行く&それを見て惚れなおすみたいな流れもあるのかもしれませんが、シリアスよりもラブコメ優先なのが最近のISの傾向かと。
オーバーラップに移植後もそんな感じなのでなかなか話が進まないのが辛いところなのですが、多分次はだいぶ進みそうな予感なので期待。
7月にはMF版イラストレーターのokiura先生が担当している学戦都市アスタリスクもアニメ化されますし、内容もポストIS的な方向性なので興味があればそちらもチェックされると良いかも。
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Unknown (ちん)
2015-05-26 06:42:41
お久しぶりです。この作品を読んでいて、いくつか気付いたことがあります。1つは、姉属性のキャラがみんなチート級の能力があることです。千冬はISの元世界チャンピオンで、束はISの開発者で、楯無はIS学園の生徒会長ですから。もう一つは、一夏は毎回誰かに殴られてるという事です。一夏が唐変木だということもあるでしょうけど、自分なら間違いなくブチ切れてますね。あなたなら耐えられますか?
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>ちん様 (gurimoe)
2015-05-27 11:18:25
姉キャラという属性を印象付けるために有能という設定を盛るのはよくあることなので、世界レベルの凄さというのは多少やり過ぎにしても、そこまでおかしいとは感じないですね。
千冬姉達の場合は、上の世代の人間関係が一夏達にも影響を及ぼして…という二重構造で世界観に深みをもたせる系の演出としてもよく出来ていると思います。
まあ、流石に刊行ペースが遅いのでひっぱり過ぎになってしまった感は否めませんが、きっちり伏線回収していただきたいですね。

男子が女子にボコられてしまうのは、現実の高校ではそんなに無いかもしれませんが、小学生時代とかには結構あった気もするので、少々過激なスキンシップといったところかと。
喧嘩するほど仲が良い的なアレなので、そこを苦痛に感じるのはちょっともったいないかなと思います。
エロいことをしたり、女の子を悲しませるようなことをしたら制裁が加えられるのもラブコメものの醍醐味というか、倫理的なセーフティなので、そういうものと割り切るのが良いかと。
まあ、たくさんの女の子に気を持たせながら態度をはっきりさせない主人公が一番不義理で女の敵なわけですがw
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