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神剣アオイの感想レビュー(ライトノベル)

2009年11月30日 19時55分09秒 | ライトノベル・小説
スーパーダッシュ文庫のラノベ、『神剣アオイ』(八薙玉造先生原作、植田亮先生イラスト)の1巻が発売中です。

表紙は巫女装束にいかつい籠手を装備した謎の少女。
メインヒロインでありながら、その名前は序盤で明らかにされなかったりするあたりも、ちょっと神秘的かも知れませんね。

お話的には、巫女少女と謎の敵との戦いの真っ只中に出くわした主人公の幸人が、少女を助けようとするものの、圧倒的な力の差のせいで役に立たず、逆に助けられる事に。
幸人の行動に感動した少女は、いきなり彼を押し倒し、舌も入れちゃうような濃厚なキスを…という波乱の幕開けです。

明らかに人間離れした能力の持ち主でありながら、幸人に対しては乙女の恋心一直線!という様子を見せたりというギャップが印象的です。
典型的なボーイミーツガールものでありながら、10歳位の少女が相手ということで、高校生の幸人が急に恋愛対象として心惹かれていく…という感じにはならないのは、ある意味妥当なところではありますが、少し残念でもあったりw

とはいえ、少女と触れ合い、その生い立ちや秘密を理解していくにつれ、色々と考えを改め、その存在を大切にする過程については十分に描かれている為、今後の少女の猛プッシュ次第ではニヤニヤ展開にもますます期待できそうです。
現に、本巻でも終始押せ押せムードだった訳ですが、状況を理解する前と、理解した後では幸人の行動にも変化が出てくるのではないかと。
幼馴染である『無敵先輩』(でも同級生)の異名を持つ美少女、たばねとの三角関係がどうなっていくのかも、大きな見所となっていきそうで楽しみです。

現代を舞台にした伝奇異能バトルものである本シリーズの見所は、やはり白熱するアクション描写で盛り上がるバトルシーンだと思います。
更に、単純に派手でダイナミックな動きで盛り上げるだけでなく、正義の味方のようなまっすぐな生き方に憧れ、地道に鍛錬を重ねてきた幸人が、普通の人間では全く対処のしようがない、圧倒的な強さを持つ存在同士の戦いに巻き込まれ、苦悩&成長するというテーマと絡めているのも上手いです。

神剣という言葉の持つ意味と使命を知る事は、同時に、巫女少女の信念と覚悟を知る事でもあるかと。
非力ゆえに守れず、守られる事で相手に負担を与えてしまう…という泥沼状態を打開すべく、幸人が選んだ道とは?

次巻以降への伏線もちらほらと見受けられ、安心して楽しめる良シリーズとなってくれそうな気配でした。
いわゆる学校の友人キャラたちもそれぞれが個性的で、日常パートでのコメディ展開で盛り上げてくれそうで楽しみ。

気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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