gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

ゲーム・アニメ・ライトノベルの感想サイトを目指します。Twitterでもつぶやいてみたり。

ゴールデンタイム8巻の感想レビュー(ライトノベル完結巻)

2014年03月08日 16時53分15秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『ゴールデンタイム8 冬の旅』(竹宮ゆゆこ先生原作、駒都えーじ先生イラスト)が発売中です。
放送中のアニメ版の内容が、ちょうど今週で7巻のラストまで追いついたところにこの最終巻が発売ということでも話題ですね。
とらドラ!の時もそうでしたが、これは盛り上がらざるを得ない!(;゜∀゜)=3ムッハー

表紙は、憂いを帯びた表情の香子。
ラノベの表紙、ましてやラブコメものの最終巻なら、大概は満面の笑顔で飾られる場合が多そうなものなのにこの表情!?((((;゜Д゜))))ガクガクブルブルと不安になってしまったのは自分だけではないはず。
常に自信満々な彼女がこういう姿を見せる時とは?と、読み始める前から興味をそそられてしまいますね。

お話的には、香子から唐突に別れ話を切りだされ、茫然自失状態になってしまった万里。
ふたりの絆だけではなく、心配してくれる仲間達との友情にも大きなヒビが入ってしまう中、改めて自分自身と向き合おうとする万里が見つけ出した答えとは?といった展開です。

まだ大学1回生ですし、もう少しシリーズが続いていくのかと思っていたので、今巻でクライマックスと知った時には正直驚きましたが、張ってあった伏線はまるっと回収、主要キャラ全員に見せ場あり&それぞれが抱えていた問題にも自ら決着をつける素晴らしい大団円でした。
必ずしも全員が万事ハッピーエンドとは言えないかもしれませんが、友人関係崩壊寸前の最大のピンチから目をそらさず、自分と相手の両方のために出来る限りの事をしようとする各キャラ達の姿が胸熱!
切なさや悲しさだけではなく、心温まる行動やセリフに涙腺崩壊してしまうこと間違いなし!(´;ω;`)ブワッ
悩みをきちんと口に出したり、友達に聞いてもらったりすることの大切さを再確認させられましたね。

相手を傷付けたくないという気持ちも確かに大事ではありますが、本音を隠さず、話し合うことで初めて相手を理解し、互いを知っていく事は、一見簡単なようで実際はとても難しいわけで。
ましてや、記憶喪失を理由にかなりの隠し事を続けてきた万里にとっては、はじめからボタンを掛け違えていた分、ここまで事態をこんがらがらせて来てしまったツケを払うべき時が重なってしまったのがツラいと所だったかと。
ここまで逃避を続けてきた万里が、厳しくも正しい言葉に打ちのめされてしまうのはとても痛ましかったですが、記憶に関する症状が深刻化する中、様々な恐怖と戦いながら、学園祭で仲間とともに自分が過ごしてきた証を残そうとする&仲間達がそれを受け入れつつ、晴れの舞台へと導いていくクライマックスシーンはシリーズでも最高の盛り上がりで大満足でした。
ゴールデンタイムというタイトル通り、その時の万里達は全員で光り輝くかけがえの無い時間を共有していたと思います。

ある意味では、そのクライマックス自体をラストシーンにしても綺麗にまとまっていた様に思えましたが、やはりエピローグのやりとりや、細かい顛末が描かれた事で、改めて真のトゥルーエンドを迎えられたというか、感動が更に深まった感がありますね。
それぞれの後日譚を詳しく知りたい気もしますが、アニメ版では変化がや+αがあったりするのかしら?

アニメでここまで見てきて続きが気になる!という方は、今すぐ本屋さんでこの巻を買ってきて予習されるのもアリかもしれませんね。
特に、三十路も(・∀・)ニヤニヤな小ネタの数々や、細かな内心描写が秀逸な「地の文」を楽しめるのは原作ならではだと思うので、保存用に1巻からまとめ買いされるのも良いかと。
とにもかくにも、両先生とも無事の完結おめでとうございます&素敵な作品をありがとうございましたm(_ _)m


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

ゴールデンタイム公式サイトへはこちらから

電撃文庫&電撃文庫MAGAZINE公式サイトはこちらから

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
8巻終了 (Unknown)
2014-03-08 23:15:47
私も今読み終わりました。
今巻もいろいろあって頭の中が未だグルグルしてます

最後にはハッピーエンドでよかったです

最後にリンダ先輩がタクシーで向かった先と目的がちょっとわからないのですが、分かりましたか?
返信する
Unknown (gurimoe)
2014-03-09 14:20:47
・コメントありがとうございます。
原チャリを預けてタクシーに乗って帰るなら、実家ではなく電車で東京に会いに行くべき人が居るというニュアンスになるんじゃないかと。

今巻内にフラグ等は見かけませんでしたが、リンダを“どうしようもなく好き”で“諦められそうにない”人物は彼しか居ないですし、クライマックスからエピローグまでの期間も粘り強くアプローチを続けていた可能性は高いんじゃないかという希望的観測を披露してみたり(クリスマスとか、誘う口実には丁度良さそうですし)。
橋の上で一区切り着いたわけですし、未来に向かって改めて“スタートダッシュ”することを自分に許した的な感じかしら。
今度はちゃんと追いついて欲しい所です。
というか、カラー口絵2枚目の状況は、エピローグの後だと個人的には解釈してます…そうだ、ポテロング買いに行こう(´・ω・`)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。