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聖断罪ドロシー1巻の感想レビュー(ライトノベル)

2012年07月31日 16時44分46秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『聖断罪(アダムヘッド)ドロシー01 絶対魔王少女は従わない』(十文字青先生原作、すぶり先生イラスト)が発売中です。
『薔薇のマリア』シリーズがいよいよ大詰めの十文字先生の新シリーズが登場ということで、楽しみにされていた方も多いのではないかと思います。

表紙は、タイトルにもなっているメインヒロインのドロシー。
正統派黒髪ロング美少女(゜∀゜)キタコレ!!&白ニーソwith絶対領域(;゜∀゜)=3ムッハーでかなり人気が出そうですね。
こんな子とふたりっきりで旅が出来るとかウラヤマシスw

お話的には、帝国に滅ぼされてしまったレベルデッド魔王国の王女・ドロシーと、主人公で護衛役の魔術師・カルアが、逃避行の旅の途中、立ち寄った街で圧政に苦しむ人々を見過ごせず、手助けすることに…といった世直し旅展開です。

亡国の王女が逃避行というと、とても悲劇的なイメージではありますが、ドロシーの天真爛漫さとカルアへの好き好きオーラ出しまくりの様子がなんとも微笑ましくて(・∀・)ニヤニヤさせられました。
幼い頃から一緒に過ごしてきただけあって、お互いに長所も短所も知り尽くしているふたりのやり取りはとてもアットホームかつ、ボケとツッコミの息もぴったりで、テンポ良く読み進めることが出来るかと。

自分がぺたん娘なこともあって、カルアの巨乳好き属性を執拗にネタにしていじり倒すドロシーですが、それは自分のほうをずっと見ていて欲しい独占欲の裏返しであることが見え見えなわけで、良い意味でウザ可愛いかったです。
なんだかんだ言っても、ヒロインが可愛く、魅力的に描かれることは人気に直結する部分だと思いますが、今巻のエピソードを通じてふたりの関係性については十分読み取ることができましたし、純粋な好意が透けて見えているからこそのかまってちゃんぶりは悪意がなく、いわゆるテンプレのツンデレとは違った新鮮さがあって、なんともラブリーで良かったかと。

カルアにしても、何にでも首を突っ込みたがるドロシーに対してなるべく冷静に、クールに振舞おうとしてはいますが、それも全て彼女の身を案じてこその配慮ですし、彼女を守るためなら自分が傷付くこともためらわない熱血さも持ち合わせているのが好印象でした。
魔術と銃撃が交錯するハイテンションなバトルアクション要素と、正統派の主人公&ヒロイン像との相性も良く、ラノベの主要読者層と思われる中高生男子にとてもウケそうな世界観が構築されているので今後が楽しみです。

ラブコメ的には、カルアとドロシーの本命カップル以外あり得ないだろうなぁという感じですが、追っ手のアンナマリー&シズの帝国軍人女性コンビや、腐れ縁となりそうなライバル側の女性キャラに加えて、立ち寄った街で出会うゲストヒロインが、毎巻華を添えてくれそうな雰囲気ですね。
ドロシーとは対称的に巨乳率高めなのも(・∀・)ニヤニヤ
基本はニギヤカで楽しく、でもそれぞれにシリアスな影も背負っていて…というバランスもいい感じでした。

また、バトル的には、全編にわたって描かれた、薔薇マリシリーズを彷彿とさせるカルアの魔術関係の設定もさる事ながら、クライマックスでは複数の隠し玉的要素が畳み掛けるように追加されたので驚かされました。
魔王の娘、ということでドロシーには何らかの秘密があるのだろうなと予想していたのですが、まさかそっち系のジャンルまで絡んでくるとはw
タイトルのアダムヘッド、という言葉が俄然気になってきますね♪


気になった方は、是非、チェックなさってみてくださいませ。



8月1日発売『聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない』(角川スニーカー文庫)


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