このライトノベルがすごい！2009の感想レビュー

宝島社から『このライトノベルがすごい！2009』が発売中です。

今回は2007年10月1日から１年間に発売されたライトノベルが対象でした。
1600人以上のライトノベル読者に実施されたアンケート調査の結果を元にランク付け。
作品、キャラクター（男女別）、イラストレーターなどのカテゴリーで、それぞれ人気となっているものが分かります。正に、『今が旬』の動向という感じですね。

結果で目立ったのは、やはり『文学少女』シリーズ（野村美月先生原作、竹岡美穂先生イラスト、ファミ通文庫）の人気だと思います。

作品、女性キャラクター部門で１位。
竹岡先生もイラストレーター部門で１位と、正に総ナメという感じでした。
ヾ(≧∇≦*)ゝ

前々年から既にランキング上位作品でしたが、遂に今年９月にシリーズが完結したということもあり、その間順調に集まり続けた支持が、タイミング良く大きな実を結んだ、と言えるのではないでしょうか。

お二方のインタビュー記事も載っているので、ファンの方は要チェック！
(*^-^)b

最近の大きな書店さんでは、平積みした同シリーズに、このラノで１位を受賞したことを告知する帯を付けて売っている光景を良く見かけます（逆に古本屋さんでは滅多に見かけない気がします）ので、普段ライトノベルを読まない方も、コレを機会にお読みになってみては如何でしょうか？

『文学少女』シリーズ以外にも、評価の高い作品がリストアップされており、各ジャンル毎に注目作を集めた記事コーナーも充実。
とりあえずラノベを読んでみたいけど、どんな作品が流行っているか判らないという方には、とても重宝する一冊になると思います。

ベテラン作家さんの大作シリーズから、新しい作家さんの話題作まで、幅広くカバーされています。
プロ、アマ問わず、多くの目利きレビュアーさんがそれぞれに熱くその作品を語っていらっしゃるので、それを読んでいるだけで購入意欲が湧いてきそうです。
以前に比べてこのラノ自体の認知度が高まって来ている気がするのも、毎年買っている人間として嬉しい所です。

気になった方は是非、書店でチェックしてみて下さいませ。