『あれから色々考えた。そして考えても考えても、よくわからんことがわかった。だからとにかく、一度だけ言っておこうと思う・・・。伝えようと思う。そうしないと俺達は進めない。』
長い苦悩の末、準一が見つけた結論とは?
優姫と湊、どちらを選ぶのか気になりまくりの最終回です。
『そいつらは敵だ!』
やっと両親ズとの対面を果たした準一。
しかし、ここまでつれてきてくれた黒服たちが、実は両親の敵(被験者と呼ばれる子ども達をさらっているカルト組織)でした。
準一を騙して施設に連れて行くのが願い・・・なら、なんで両親ズの前に現われたのかが意味不明なんですが(汗)
(追記:さらわれそうになったのを、両親ズが知って助けに来たってこと?)
『・・・で、考えたんだけど、私達、別れましょう。・・・気の迷いというか、早合点というか・・・早すぎたのよ、私達!』
帰宅した準一は湊と優姫と合流。
しかし、待っていたのは優姫からの突然の別れの言葉でした。
正直、距離をとるにしても、湊との話し合いの結果を、もう少しじっくり説明してからの方がいいんじゃないかと思っていたのですが・・・。
『悪かったよ!謝るからさ。』
『謝るって何よ!?意味わかっていってるの?』
『えっと・・・何だっけ?そのつまり、なんだ。とにかく機嫌直せよ!』
この準一の返事を聞いた時に、主人公としての準一の不甲斐なさに絶望してしまいましたorz
もうこんなやつのことは忘れて、別の恋を見つけたほうが良いんじゃないかという感じです。
大声で形だけ謝ってうやむやにするなんて、第1話とかならともかく、最終話ですることなのかと。
これは女性の気持ちなんて全く考えていないことの表れと思っていいのではないでしょうか?
『反故だっていったでしょ?もう彼氏ヅラしないで!!』
準一にビンタをかまし、出て行く優姫。
優姫自身には思惑があるようなので、過剰な演出になっていましたが、もっと怒ってもいいところだと思います。
準一も悩んでいて、でも結果的に・・・という感じならもう少し同情できますが、前々話、前話、で優姫たちが悩みぬいて来たことに比べると軽薄すぎに感じざるを得ません。
『兄さんも知っている通り、優姫さんはステキな人です。でも、兄さんが思っている以上に、賢くて、傷付きやすい人なんです!』
『俺が・・・傷付けた?』
『「私達が」、です・・・。』
湊に指摘されるまで、自分のせいだと気付いていなかった準一にまたがっかりさせられてしまいました。
本心ではなんとなく気がついていて、目を背けていただけなのかもしれませんが、どちらにせよ手遅れにも程があるかなと。
無理やりにでも優姫が出て行くのを止めようとするとか、急いで追いかけるとか、本当に好きなら手段はいくらでもあるような気がします。
湊も取り乱している訳ではないので、家の中で事情を聞くというのは、結局は逃げかなと思います。
『優姫さんにあんな思いをさせて、私だけが暮らすわけにはいきません!』
『元々俺たちの家だぞ!?』
『元々は、兄さんだけの家です!』
『湊も優姫も、俺にどうしろって言うんだ?』
『次にどうするかは、兄さんが決めてください。・・・そうじゃないと、誰も幸せになれないんです・・・。』
準一が思考停止している間に、湊も家を出ることに。
これもちょっと極端ではありますが、前回のお話で優姫の気持ちを理解した湊としては、今度こそフェアな立場で向かいあいたいと思ったのかもしれませんね。
それとは対称的に、準一は何をすればいいのか湊に聞き出そうとする始末。
自分の事なのに他人任せにするのは、やっぱりがっかりでした。
『とりあえずさ、謝っておいた方がいいんじゃない?』
『どっちに?』
『バカ!どっちもよ!』
つかさと冬彦に事情聴取される準一ですが、そこでもへたれっぷりを発揮。
謝ればいいというものでも無いわけですが、このあと
『謝るだけなら、何度も謝ったさ!・・・よくわからん。女心がわからん!』
・・・って、ここで開き直るとかどんだけww
『どうにかして欲しいんだったら、そう言ってくれればいいのに。』
『察しろってことでしょ?』
『回りくどい。』
『好きな人にはわかってもらいたいって事よ。』
準一には男女交際はまだ早すぎだったんじゃないのかとww
相手のことを考えてドキドキとか、そこら辺が高校生ぐらいの恋愛の一番楽しそうなところだと思うのですが。
そこで辛くなったり色々あったりというのが難しいところではありますが、優姫と湊にばかりしんどい思いをさせて、自分は知らぬ存ぜぬというのはあんまりだなと思います。
『あの・・・お久しぶりです、お兄ちゃん!』
『・・・お兄ちゃんとかやめてくれないか?何年もほったらかしにされてさ。俺は1人で楽しくやってんだ。今更家族ヅラされても困る。』
『だったら、私が帰ってきました。もう放っておかないです。だって、ずっと・・・お兄ちゃんのことが、好きだったから!』
(もし、俺たちが兄妹じゃなかったら、どうなっていたんだろうな・・・。)
湊が家にやってきた頃のことを思い出す準一。
今までも昔は荒れていたとよく語られていましたが、まさかそこまでとは。
冷たくされても逃げ出さなかった湊がいたからこそ、今のような生活ができるようになったんですね。
というか、このお兄ちゃん好き発言はもっと早く出していても良かった気が来ますが。
こんな過去があったのなら、今までの準一の、湊に対する溺愛ぶりにも納得出来る気がします。
(そうなると今度は優姫に対しての行為が納得いかなくなってしまう訳ですがww)
『大変なんですよ、色々。』
『お前のそれは、大変のうちには入らん。人から見たら、むしろうらやましい悩みなんじゃないか?・・・男として何を失ったか、よく考えろ。』
『男?それがわかったら、あいつ等が帰ってくるのかよ・・・。』
『そうやってクサしているうちは、誰も帰ってこないぞ!・・・今のままだとお前、また1人になるぞ。』
何故か現われた先生に連れられ、アドバイスされる準一。
確かに男性視聴者にとってはうらやましい悩みかもww
連れ出し方は破天荒&BL気味ですが、準一が昔の頃に逆戻りしてしまうのを心配しているのはよく伝わってきました。
準一の周りの人々は、全員良い人過ぎですね。
それだけの価値が準一にあるからこそ、なのでしょうが、ここまでの放送を見る限りでは、準一のすばらしさがあんまり伝わってこないというのが個人的な見解だったり。
湊はなごみんの家で、優姫は華恋の家でそれぞれ過ごすことに。
特に、初めて友達を自宅の部屋に招いた華恋の様子がカワユスでした。
えらく描画枚数が多そうなところに、スタッフの愛が感じられるかもww
『素直になればよろしいじゃありませんか?』
『そんな簡単な話じゃないわ。・・・それだとアイツ、きっと答えを出さないまま甘えちゃう。』
華恋の問いかけに対して、考えを口にする優姫。
優姫には準一の答えに見当がついているのでしょうか?
単純に自分と湊のどちらかを選びやすいように距離をとったと考えても十分に凄いと思いますが、もしも湊を選ぶのではないかと予想しつつの行動だったとしたら、さらに輪をかけて凄いなと思います。
(ラスト近辺を見ると、やはり予想済みでした。)
『・・・また1人になるのか・・・。』
家に取り残された準一が、暗い部屋でたたずんでいると、中学時代の自分がテレビの中から登場。
まさかの精神対話的演出に入ってしまいましたww
『湊の気持ちもわかっているんだ!・・・俺が気を許したら、俺達は止まらなくなる・・・。』
『それの何が悪い?なぁ、解き放てよ。』
『出来るわけ無いだろ!』
『それで別の女で我慢か!?』
『優姫をそんな風に言うな!・・・優姫は俺との恋愛に、一生懸命になってくれた!』
『だから付き合ってやるのか?エゴだろ!本当は妹の方が好きだって言ってみろよ!』
『非常識だろ!言ってどうなる!?』
『非常識上等!駆け抜けて見せろ!』
『無責任だ!』
『言い訳だな。命ある限り責任なんて無限に取り続けて見せろ!言い続けるんだよ!お前のその体は!口は!何のためにある!』
『上等だこの野郎!いくらでも言ってやる!「妹が好きだ」ってなぁ!』
『・・・言えたじゃねぇか・・・。』
気付くと元の部屋で独りぼっち。
『そうなのか?俺、そうなのか!』
自分の本音に気付いた準一は、遂に決意を固めます。
・・・って、自分との会話に入ってから2分ちょいで全ての問題に終止符がついてしまいましたよorz
なんという超展開!
しかも、「元から湊のことが好きだったけど、世間的にマズイから言ってませんでした!」っていうオチってアリですか?
飛行機でパパがノープロブレム!とかなんとか言っていた辺りで、ああ、湊にも可能性がまだまだ残っているのね!と期待しながら見てはいましたが、これでは全く納得いかないなぁ・・・と思います。
吹っ切れた準一を見て優姫も満足していましたが、どう考えても準一の自分勝手に振り回されていただけでは無いのかとww
『湊・・・うちに帰ってきて欲しい。』
『理由を下さい。それでもう、わがままは言いません。』
『あれから色々考えた。そして考えても考えても、よくわからんことがわかった。だからとにかく、一度だけ言っておこうと思う・・・。伝えようと思う。そうしないと俺達は進めない。湊・・・好きだ!』
『・・・よく考えたんですよね?妹ですよ?』
『お前がいないと駄目だ。湊を失いたくない!』
『お兄ちゃん!』
告白シーン自体はストレートで良かったのですが、超展開過ぎてポカーンとしている間に、いつの間にか終わっていた感じだった気もします。
文字通り「あかね色に染まる坂」での告白だったわけですが、気分的には真っ白に燃え尽きちまったよ・・・という感じかも。
準一が、ちゃんと、ちゃんと考えた結果がこれだよ・・・(泣)
エピローグで、なごみんが調査結果を焼き捨て・・・って、毎回引っ張っていた意味はww
しかも同じ顔(白石ゆとり)の人がもう1人!
説明無しなんてありえない・・・。
ゲーム版でも出ているのかどうかは知りませんが、どちらにせよ出す必要があったようには思えませんでした。
家に戻ってきた湊はスク水で準一の入浴に乱入。
サービスカット自体は最終回なのである意味無礼講なので良しとして、
『私がいないと、歯止めがきかないでしょ?』
って、忘れ物を取りに来た優姫が、結局そのまま一緒に暮らすエンドというのはカオス展開としか・・・。
『嬉しい!優姫さん、戻ってきてくれるんですね!』
湊、本気で喜んでますやん・・・。
というわけで、「湊が選ばれ、優姫は事実上振られたけど、強引に3角関係が続きますエンド」。
これは予想するの無理でしたww
というか、ちょっと反則ではないかと。
むしろ、ラブコメ史上最強の力技を放ったヒロインとして優姫の名が残りそうですね。
前2回でかなり良い感じに持ち直したかなと思われた「ろま坂」でしたが、結局本来のノリに戻ってしまいましたね。
ちょっと厳しい感想ばかりになってしまったのは、個人的に準一のキャラクター性がイマイチ理想と合わなかったのが大きかったと思います。(最後には良い方向になってくれないかと期待していたのですが。)
優姫と湊、その他の女性キャラクター達の印象については良かったので、もったいないなと思います。
両親ズにしても、最後の最後で納得のいく説明があれば評価が上がったかもしれませんが、結局不十分に湊の非血縁を匂わせるためだけのキャラクターになってしまっていたのが残念です。
(被験者の説明は・・・?)
調査については、なごみんがいれば十分だったのでは?
ラブでもコメでもなく、「お色気アニメ」としてクオリティが高かったというのが結論かなと。
DVD版ではお色気成分がパワーアップしているそうなので、その意味では良さそうです。
長い苦悩の末、準一が見つけた結論とは?
優姫と湊、どちらを選ぶのか気になりまくりの最終回です。
『そいつらは敵だ!』
やっと両親ズとの対面を果たした準一。
しかし、ここまでつれてきてくれた黒服たちが、実は両親の敵(被験者と呼ばれる子ども達をさらっているカルト組織)でした。
準一を騙して施設に連れて行くのが願い・・・なら、なんで両親ズの前に現われたのかが意味不明なんですが(汗)
(追記:さらわれそうになったのを、両親ズが知って助けに来たってこと?)
『・・・で、考えたんだけど、私達、別れましょう。・・・気の迷いというか、早合点というか・・・早すぎたのよ、私達!』
帰宅した準一は湊と優姫と合流。
しかし、待っていたのは優姫からの突然の別れの言葉でした。
正直、距離をとるにしても、湊との話し合いの結果を、もう少しじっくり説明してからの方がいいんじゃないかと思っていたのですが・・・。
『悪かったよ!謝るからさ。』
『謝るって何よ!?意味わかっていってるの?』
『えっと・・・何だっけ?そのつまり、なんだ。とにかく機嫌直せよ!』
この準一の返事を聞いた時に、主人公としての準一の不甲斐なさに絶望してしまいましたorz
もうこんなやつのことは忘れて、別の恋を見つけたほうが良いんじゃないかという感じです。
大声で形だけ謝ってうやむやにするなんて、第1話とかならともかく、最終話ですることなのかと。
これは女性の気持ちなんて全く考えていないことの表れと思っていいのではないでしょうか?
『反故だっていったでしょ?もう彼氏ヅラしないで!!』
準一にビンタをかまし、出て行く優姫。
優姫自身には思惑があるようなので、過剰な演出になっていましたが、もっと怒ってもいいところだと思います。
準一も悩んでいて、でも結果的に・・・という感じならもう少し同情できますが、前々話、前話、で優姫たちが悩みぬいて来たことに比べると軽薄すぎに感じざるを得ません。
『兄さんも知っている通り、優姫さんはステキな人です。でも、兄さんが思っている以上に、賢くて、傷付きやすい人なんです!』
『俺が・・・傷付けた?』
『「私達が」、です・・・。』
湊に指摘されるまで、自分のせいだと気付いていなかった準一にまたがっかりさせられてしまいました。
本心ではなんとなく気がついていて、目を背けていただけなのかもしれませんが、どちらにせよ手遅れにも程があるかなと。
無理やりにでも優姫が出て行くのを止めようとするとか、急いで追いかけるとか、本当に好きなら手段はいくらでもあるような気がします。
湊も取り乱している訳ではないので、家の中で事情を聞くというのは、結局は逃げかなと思います。
『優姫さんにあんな思いをさせて、私だけが暮らすわけにはいきません!』
『元々俺たちの家だぞ!?』
『元々は、兄さんだけの家です!』
『湊も優姫も、俺にどうしろって言うんだ?』
『次にどうするかは、兄さんが決めてください。・・・そうじゃないと、誰も幸せになれないんです・・・。』
準一が思考停止している間に、湊も家を出ることに。
これもちょっと極端ではありますが、前回のお話で優姫の気持ちを理解した湊としては、今度こそフェアな立場で向かいあいたいと思ったのかもしれませんね。
それとは対称的に、準一は何をすればいいのか湊に聞き出そうとする始末。
自分の事なのに他人任せにするのは、やっぱりがっかりでした。
『とりあえずさ、謝っておいた方がいいんじゃない?』
『どっちに?』
『バカ!どっちもよ!』
つかさと冬彦に事情聴取される準一ですが、そこでもへたれっぷりを発揮。
謝ればいいというものでも無いわけですが、このあと
『謝るだけなら、何度も謝ったさ!・・・よくわからん。女心がわからん!』
・・・って、ここで開き直るとかどんだけww
『どうにかして欲しいんだったら、そう言ってくれればいいのに。』
『察しろってことでしょ?』
『回りくどい。』
『好きな人にはわかってもらいたいって事よ。』
準一には男女交際はまだ早すぎだったんじゃないのかとww
相手のことを考えてドキドキとか、そこら辺が高校生ぐらいの恋愛の一番楽しそうなところだと思うのですが。
そこで辛くなったり色々あったりというのが難しいところではありますが、優姫と湊にばかりしんどい思いをさせて、自分は知らぬ存ぜぬというのはあんまりだなと思います。
『あの・・・お久しぶりです、お兄ちゃん!』
『・・・お兄ちゃんとかやめてくれないか?何年もほったらかしにされてさ。俺は1人で楽しくやってんだ。今更家族ヅラされても困る。』
『だったら、私が帰ってきました。もう放っておかないです。だって、ずっと・・・お兄ちゃんのことが、好きだったから!』
(もし、俺たちが兄妹じゃなかったら、どうなっていたんだろうな・・・。)
湊が家にやってきた頃のことを思い出す準一。
今までも昔は荒れていたとよく語られていましたが、まさかそこまでとは。
冷たくされても逃げ出さなかった湊がいたからこそ、今のような生活ができるようになったんですね。
というか、このお兄ちゃん好き発言はもっと早く出していても良かった気が来ますが。
こんな過去があったのなら、今までの準一の、湊に対する溺愛ぶりにも納得出来る気がします。
(そうなると今度は優姫に対しての行為が納得いかなくなってしまう訳ですがww)
『大変なんですよ、色々。』
『お前のそれは、大変のうちには入らん。人から見たら、むしろうらやましい悩みなんじゃないか?・・・男として何を失ったか、よく考えろ。』
『男?それがわかったら、あいつ等が帰ってくるのかよ・・・。』
『そうやってクサしているうちは、誰も帰ってこないぞ!・・・今のままだとお前、また1人になるぞ。』
何故か現われた先生に連れられ、アドバイスされる準一。
確かに男性視聴者にとってはうらやましい悩みかもww
連れ出し方は破天荒&BL気味ですが、準一が昔の頃に逆戻りしてしまうのを心配しているのはよく伝わってきました。
準一の周りの人々は、全員良い人過ぎですね。
それだけの価値が準一にあるからこそ、なのでしょうが、ここまでの放送を見る限りでは、準一のすばらしさがあんまり伝わってこないというのが個人的な見解だったり。
湊はなごみんの家で、優姫は華恋の家でそれぞれ過ごすことに。
特に、初めて友達を自宅の部屋に招いた華恋の様子がカワユスでした。
えらく描画枚数が多そうなところに、スタッフの愛が感じられるかもww
『素直になればよろしいじゃありませんか?』
『そんな簡単な話じゃないわ。・・・それだとアイツ、きっと答えを出さないまま甘えちゃう。』
華恋の問いかけに対して、考えを口にする優姫。
優姫には準一の答えに見当がついているのでしょうか?
単純に自分と湊のどちらかを選びやすいように距離をとったと考えても十分に凄いと思いますが、もしも湊を選ぶのではないかと予想しつつの行動だったとしたら、さらに輪をかけて凄いなと思います。
(ラスト近辺を見ると、やはり予想済みでした。)
『・・・また1人になるのか・・・。』
家に取り残された準一が、暗い部屋でたたずんでいると、中学時代の自分がテレビの中から登場。
まさかの精神対話的演出に入ってしまいましたww
『湊の気持ちもわかっているんだ!・・・俺が気を許したら、俺達は止まらなくなる・・・。』
『それの何が悪い?なぁ、解き放てよ。』
『出来るわけ無いだろ!』
『それで別の女で我慢か!?』
『優姫をそんな風に言うな!・・・優姫は俺との恋愛に、一生懸命になってくれた!』
『だから付き合ってやるのか?エゴだろ!本当は妹の方が好きだって言ってみろよ!』
『非常識だろ!言ってどうなる!?』
『非常識上等!駆け抜けて見せろ!』
『無責任だ!』
『言い訳だな。命ある限り責任なんて無限に取り続けて見せろ!言い続けるんだよ!お前のその体は!口は!何のためにある!』
『上等だこの野郎!いくらでも言ってやる!「妹が好きだ」ってなぁ!』
『・・・言えたじゃねぇか・・・。』
気付くと元の部屋で独りぼっち。
『そうなのか?俺、そうなのか!』
自分の本音に気付いた準一は、遂に決意を固めます。
・・・って、自分との会話に入ってから2分ちょいで全ての問題に終止符がついてしまいましたよorz
なんという超展開!
しかも、「元から湊のことが好きだったけど、世間的にマズイから言ってませんでした!」っていうオチってアリですか?
飛行機でパパがノープロブレム!とかなんとか言っていた辺りで、ああ、湊にも可能性がまだまだ残っているのね!と期待しながら見てはいましたが、これでは全く納得いかないなぁ・・・と思います。
吹っ切れた準一を見て優姫も満足していましたが、どう考えても準一の自分勝手に振り回されていただけでは無いのかとww
『湊・・・うちに帰ってきて欲しい。』
『理由を下さい。それでもう、わがままは言いません。』
『あれから色々考えた。そして考えても考えても、よくわからんことがわかった。だからとにかく、一度だけ言っておこうと思う・・・。伝えようと思う。そうしないと俺達は進めない。湊・・・好きだ!』
『・・・よく考えたんですよね?妹ですよ?』
『お前がいないと駄目だ。湊を失いたくない!』
『お兄ちゃん!』
告白シーン自体はストレートで良かったのですが、超展開過ぎてポカーンとしている間に、いつの間にか終わっていた感じだった気もします。
文字通り「あかね色に染まる坂」での告白だったわけですが、気分的には真っ白に燃え尽きちまったよ・・・という感じかも。
準一が、ちゃんと、ちゃんと考えた結果がこれだよ・・・(泣)
エピローグで、なごみんが調査結果を焼き捨て・・・って、毎回引っ張っていた意味はww
しかも同じ顔(白石ゆとり)の人がもう1人!
説明無しなんてありえない・・・。
ゲーム版でも出ているのかどうかは知りませんが、どちらにせよ出す必要があったようには思えませんでした。
家に戻ってきた湊はスク水で準一の入浴に乱入。
サービスカット自体は最終回なのである意味無礼講なので良しとして、
『私がいないと、歯止めがきかないでしょ?』
って、忘れ物を取りに来た優姫が、結局そのまま一緒に暮らすエンドというのはカオス展開としか・・・。
『嬉しい!優姫さん、戻ってきてくれるんですね!』
湊、本気で喜んでますやん・・・。
というわけで、「湊が選ばれ、優姫は事実上振られたけど、強引に3角関係が続きますエンド」。
これは予想するの無理でしたww
というか、ちょっと反則ではないかと。
むしろ、ラブコメ史上最強の力技を放ったヒロインとして優姫の名が残りそうですね。
前2回でかなり良い感じに持ち直したかなと思われた「ろま坂」でしたが、結局本来のノリに戻ってしまいましたね。
ちょっと厳しい感想ばかりになってしまったのは、個人的に準一のキャラクター性がイマイチ理想と合わなかったのが大きかったと思います。(最後には良い方向になってくれないかと期待していたのですが。)
優姫と湊、その他の女性キャラクター達の印象については良かったので、もったいないなと思います。
両親ズにしても、最後の最後で納得のいく説明があれば評価が上がったかもしれませんが、結局不十分に湊の非血縁を匂わせるためだけのキャラクターになってしまっていたのが残念です。
(被験者の説明は・・・?)
調査については、なごみんがいれば十分だったのでは?
ラブでもコメでもなく、「お色気アニメ」としてクオリティが高かったというのが結論かなと。
DVD版ではお色気成分がパワーアップしているそうなので、その意味では良さそうです。