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勇者一行ぶらり旅1巻の感想レビュー(ライトノベル)

2015年12月09日 21時33分42秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『勇者一行ぶらり旅1』(気がつけば毛玉先生原作、ホロすけ先生イラスト)が発売中です。

表紙は、主人公の虎太郎他勇者御一行様が勢揃い。
食べ物片手に世界を救うとか、なんという舐めプ!という感じですが、実際魔物が出てきても余裕綽々で倒せるレベルなので仕方ないね(´・ω・`)
というか、自分以外全員美少女とか、ゲームではよくやるけどウラヤマ!

お話的には、幼い頃から何度も異世界で勇者的な活躍をしてきた虎太郎が、女神イリスに召喚されて“美食の国フランセーズ”に現れた魔王を倒すことに。
今までの召喚に比べて、モンスターがあまりに弱くて拍子抜けした虎太郎達は、フランセーズの美味な食べ物の数々にすっかりぬるま湯状態になってしまい、気分はまさにぶらり旅という有様に……というごはん×美少女系ラブコメファンタジー展開です。

いわゆるチート系主人公と呼ばれても仕方ないくらい超強いベテラン勇者な虎太郎ですが、そもそも敵が弱すぎる設定なのがポイント。
圧倒的な勝ち組オーラを出しつつも爽やかで人当たりが良い善人な彼と、その相棒たる魔剣の精霊エクセリア(美少女)の小悪魔系毒舌ツッコミ(ツンデレ)の掛け合いが微笑ましく、作品の雰囲気をのどかで和気あいあいとしたものにしてくれていますね。
やる気はあるけどまだまだ新米の天使リリエルに急かされながらも、悠々自適にぬるま湯ライフを楽しむふたりの友達以上恋人未満な関係が(・∀・)ニヤニヤでした。
虎太郎を弄りつつも、彼のことを1番わかってるのは自分なのよ!的な正妻の貫禄すらただよわせるエクセリアが可愛かったですね。
ハーレム要員が増える度にイラッとしてしまうあたりもヤキモチ属性好きには+要素かと。
他がロリ、ロリ、お姉ちゃんですし、リリエル以外とは面識もあるだけに、そこまで対抗心むき出し!という感じにならないのもゆるふわな空気感にマッチしていて良かったと思います。

ぶっちゃけ、ぶらり旅しながらも最後はガッツリ戦ってくれるんだろう!と思いながら読み進めていたのですが、むしろぶらり旅自体も伏線だった!しかもラスボス戦とエピローグのオチまでギャグ展開なのかYO!という徹底ぶりがいっそ清々しかったですね。
本編の冒険より、この選択自体が大冒険という感じでしたが、前作の神様ライフシリーズでほのぼの生活を描いた毛玉先生の作風的にはありだったかと。
特に、本作中で1番真剣な表情であると同時に1番シュールな仕上がりになったラスボスイメージイラストに腹筋捩れました。
いや、温泉とかで肌色率は十分サービスしてるのに、ここまでやるかwみたいなテンションの上がりっぷりでしたね。
そこまでしてでも食べたくなる美食の内容が気になるw

肉やスイーツといった美食要素については、わりと王道なチョイスだったと思いますし、いわゆるゲテモノ・珍味系でドン引き!みたいな事も無かったので、無難にまとまった印象ですね。
次巻以降ではその地方や国でしか食べられないようなオリジナル系美味しいものを食べ歩く描写なんかも増えると良いかも。
折角の食べ歩き描写あり作品ですし、実際の料理イラストや、料理を美味しそうに頬張る美少女(そこはかとなくエロい感じのw)のイラストが増えればそれを本作のお約束サービス的に描くことも出来ると思いますし、最近流行りの異世界料理ものとしてもアピール出来るのではないかと。
いや、美味しそうな女の子そのものが見たいというニーズは現時点でも十分満たされていますし、新ヒロイン追加でラブコメ要素加速!という方向性もあるでしょうから今のバランスが丁度良いかも?
あまり気負わず、頭を空っぽにしてほのぼのまったり女の子たちとのイチャイチャを楽しみたい方にオススメ♪


気になった方は、是非、チェックなさってみてくださいませ。


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