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俺と魔物の異世界レストランの感想レビュー(ライトノベル)

2016年01月07日 23時50分49秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『俺と魔物の異世界レストラン』(落合祐輔先生原作、Syroh先生イラスト)の1巻が発売中です。
第11回MF文庫Jライトノベル新人賞・審査員特別賞受賞作ということで話題ですね。

表紙は、メインヒロインのリーラ。
明るい笑顔がレストランの看板娘らしくて可愛いですね。
制服の横に入ったスリットがセクシーですのう(●´ω`●)

お話的には、いつか自分の店を持つのが夢の主人公アーウィンが、魔物が働くレストランで唯一の人間スタッフとして、仲間の魔物たちに振り回されつつも、店をもり立てるべく奮闘する……という、職業系成長物語展開です。

かつて人間と戦っていた魔物が、魔王の政策によって既に休戦し、人間の文化を学びながら過ごしているという設定ならではの異種族間交流が見どころの本作ですが、ズブの素人というわけでなく、他店で基本的な接客のイロハは習得済み、ある程度スタッフとして働いている状況からのスタートというのがポイント。
将来のために、人間と魔物との違いを更に深く理解するとともに、単なる従業員ではなく経営者としての考え方やノウハウも身に着けたいという向上心に満ちた性格が好印象でした。
郷に入れば郷に従えと言いますが、実際に自ら現地に飛び込んで学んでいこうとする姿勢は見習いたいものですね。
若いのにしっかりしているというか、完全に学生じゃなくて社会人的な思考パターンなのが珍しいかなと。

ラブコメ的には、吸血鬼のリーラとダークエルフ(パイオツカイデー)のマチルダという美少女ふたりのおかげでラッキースケベイベントをイラスト付きで楽しめるのが(・∀・)イイネ!!
リーラは王道純情娘的な可憐さとお約束の吸血イベントによるエロさの両方が楽しめて(・∀・)ニヤニヤですし、強気な性格なのにおっぱいが絡むと精神年齢が下がってしまうマチルダのギャップにも萌えますのうw
もっとも、リーラはようやくアーウィンを異性としても見始めたかな?ぐらいの段階ですし、マチルダは異性というより職場の同僚として認め合うようになっていく感じなのでラブコメ自体がメインというわけではないのですが、下地は出来たのであとは毎巻ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフなイベントが重ねられていくことに期待ですね。

魔物と人間の価値観の違いが、接客の良し悪しにも大きく影響を与えるわけですが、人間世界だと完全にアウトなやり方が意外とまかり通ってしまったり、逆に魔物には全く思いもつかないアイデアを、アーウィンが簡単に発案してしまったりするのがいかにもといった感じで面白かったです。
ぶっちゃけ、リアルなお金儲けとサービスについて考えだすとツッコミたくなる部分もありますが、コメディパートをテンポよく盛り上げつつ、ストーリー中に起こった無理難題をどう解決するのかで読者を楽しませるというふたつを両立するためには細かい辻褄合わせよりもノリや勢いが重要なことも多いと思いますし、そういう意味ではバランスがとれていて良かったかと。

個人的には、話のオチも綺麗にまとまっていて良かったですし、アーウィン自身の葛藤や、自分探し的な部分についてもリーラを始めとした仲間たちとの絡みを通じて描かれていたので説得力が高かったかと。
日頃の接客が最後の最後に大きな意味を持ってくるあたりもドラマチックで感動的でしたね。
ただ、貴重な人間キャラであるリカルドについては、少し過去関係の掘り下げが足りなかった気がするのでもう少し詳しく知りたかったかも。
掴みの雰囲気的には良いキャラになってくれそうだったので、紋切り型の悪役的な扱いになってしまったのはMOTTAINAI(´・ω・`)
彼にも彼なりに辛酸を嘗めたりしてきた経緯や、今回の騒動で思うところがあったはずだと思う(個人的願望)ので、次回以降もレギュラー的に登場するならそのあたりの補足があると良いなぁ。


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。



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