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学校の階段の踊り場の感想レビュー(ライトノベル)

2009年03月30日 20時12分11秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『学校の階段の踊り場』(櫂末高彰先生原作、甘福あまね先生イラスト)が発売中です。
この本は学校の階段シリーズ初の短編集な訳ですが、いよいよ本編は次の10巻で完結!
それに期待しながらも、少し寂しく思っているファンの方にとって、各キャラクター達の知られざるエピソードがつづられたこの踊り場の発売は、願ったり叶ったりという感じではないかと思います。
ネーミングセンスもグッドです(*^-^)b

表紙はセーラー服も眩しい、8年前の希春姉さんです。
彼女のエピソードは扉絵のコミックパートでバッチリ収録。
幸宏を溺愛するキッカケとなった出来事にニヤニヤです。
(^~^)

他にも美冬の子供時代や、お約束のお風呂シーン(美冬&いずみ)など、イラストが大盤振る舞いなので、男性読者は必見です。
(//▽//)
特に美冬のイラストが多いのは、彼女が幸宏にとってのメインヒロインに最も近い存在だからでしょうか?
自分を好いてくれている美少女達に囲まれつつも、生来のニブさからあまりラブな展開にならない幸宏ですが、美冬の存在は幼い頃から特別なものだったはず。
個人的には今のまま、今後も鞘当てが続いていきますよエンドが良さそうかなと思いますが、最終巻ではどんな動きがあるか、今から楽しみです。

肝心の内容については、度々劇中で登場する『女神委員会』の会議の様子や、あやめをサポートする生徒会メンバー達のお話といった、脇役キャラが主役になるエピソードと、体育祭の打ち上げで男女それぞれのグループがお泊まり会で盛り上がるお話のほか、美冬と幸宏の思い出や、今まで深く描かれなかった幸宏の両親についてなど、過去にまつわるエピソードも収録。

特に『女神委員会』の女神候補を推薦する漢達の主張合戦は、本編の階段レースに引けをとらない熱さなので必見です。
テンポ良く描かれる議論の様子と、属性っ子好きならニヤニヤの解説コメントがうまくとけあい、予想以上の盛り上がり感で面白かったです。

他にも、お泊まり会での過ごし方や仁義無き夜中の罰ゲームなど、高校生らしいテンションの高さが、いかにも青春!といった雰囲気が作品のアチコチに溢れていて魅力的でした。
前半がそういった賑やかな展開だったのに対し、後半の家族との心の交流が描かれるパートはしっとりとまとめられており、良い感じでメリハリがついているのが構成として巧いなと思いました。

ここまで来れば、後は駆け上がるのみ!
今回出番の無かった刈谷との絡みをはじめ、最終巻である次の10巻で幸宏がどの様な答えを見いだすのかにも注目したいと思います。

本編に負けない面白さなので、ファンの方は是非、チェックしてみて下さいませ。



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