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神曲奏界ポリフォニカ ノスタルジック・クリムゾンの感想レビュー(ライトノベル)

2010年10月14日 18時03分05秒 | ライトノベル・小説
GA文庫のラノベ、『神曲奏界ポリフォニカ ノスタルジック・クリムゾン』(榊一郎先生原作、神奈月昇先生イラスト)が発売中です。

表紙はいつもどおりメインヒロインのコーティカルテがいるのは良いとして、お供に連れている彼女によく似たお子さんが目を引きますね。
オビに『おとさん!』って書かれているのは、順当に考えれば『ついにフォロンさん一線を超えちゃったのか!?コレなんてロリフォニカw(土下座)』となるわけですが、はたしてその正体とは?
余談ながら、書店で表紙を見たときはまさかの子連れヤンママルート突入展開かと…って、大体あってるかもw

ちなみに、自分は赤ポリのみ全既読で白ポリはほとんど読んでいないわけですが、ウィキペディアによると、実はその名前自体が大きなネタバレになっているっぽいので、白ポリを読んでいる方は読後にお読みいただいたほうが良いかと。
知識無しで読んでいる分には、普通に1冊のラノベとして起承転結もしっかりしていますし、とある大きなミスリードもニヤニヤでした。
とにかく、2章冒頭で受けたショックがハンパじゃなかった件。
遂にポリフォニカもこっちのジャンルまで開拓するのか~と驚かされましたw

お話的には、いつも通り仕事をこなしながら過ごすツゲ神曲楽士事務所の一行でしたが、ある日コーティが行方不明に。
フォロンも仕事ができずにさあ大変!状態だったわけですが、ひょっこり帰ってきたコーティは、彼女によく似た子ども『フラメル』を連れて来て…という展開です。
期を同じくして頻発する幼児誘拐事件に巻き込まれたりしながら、少しずつ判明していくフラメルの正体とは?というのが大きな見どころかと。

コーティのデレっぷりは相変わらずなのですが、フラメルの接するときの母性的な雰囲気が印象的なので、彼女というよりは既に若奥様的な優しさのオーラが漂っていて心温まりました。
将来的にフォロンと結ばれたら、こんな家庭を築くんだろうな~というアットホームな関係が良い感じです。

その一方、フォロンの方では自分と精霊であるコーティとの関係が普通の人間同士のものとは違うことを再認識したりと、一時とはいえ彼女と離れ離れになったことで新たに感じられる部分があったり、ペルセルテはペルセルテで、コーティのことをフォロンを巡る恋敵だとあらためて認識することが増えていき…と、表に出にくい部分でそれぞれの想いが募っていく描写に胸がキュンとなります。
まあ、そこでフォロンを押し倒して既成事実を作っちゃおう!とならない辺り、ペルセルテもフォロンに負けず、かなり良い人なわけですがw

事務所の経営者としてクールに采配を振るいつつも、所員達の行動を見守るユフィンリー姐さんの姿や、ペルセルテの契約精霊であるミゼルドリットが、ペルセルテの消沈振りを見てまじめに恋のアドバイスをしてみせる一幕など、人間と精霊の別け隔てなく、親身になってフォローしあう様子には、チームワークや家族のような絆を感じられて良かったです。
コーティがフラメルに対して密かに願っていることも、この環境でなら達成しやすいかも知れませんね。

敵としての幼児誘拐組織は、脅威度としてはモブキャラ止まりのレベルなので彼らとのバトルについては見所ではありませんでしたが、むしろその裏側で着々と進展していく自体が、今後の激戦を予想させてくれるので楽しみですね。
フラメルという不安定ながらも戦力的に大きなカードが手に入ったことで、コーティやフォロン達がどのように今後の危難を乗り越えていくのか、あとがきによれば、赤ポリの刊行自体も増えていきそうな予感ですし、期待せざるを得ません。

気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。

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