自業自得の結腸癌

菌状息肉症と結腸癌、2つも癌を抱えちゃったけど、病気のおかげでかえって人生が豊かになった気がするよ。

大腸内視鏡検査のエピソード

2012-07-11 | 検査

 

2012.4.14 内視鏡検査初体験
予約していた近所の肛門科クリニックへ行くと、
なんと同じ時間に同じ検査を受ける人が7人も

大きなテーブルを囲むように椅子が並べられた食堂のような部屋に通され、
ナースから検査手順の説明を受け、同意書にサインをする。

2リットルの下剤ドリンク()を飲み干すのは、
普段からあまり水分を摂らない私にはまさに拷問
だから、7人(男1人・女6人)でワイワイと宴会さながらの雰囲気はありがたかった。
かごに山と盛られたキャンディーをなめながら談笑し、
皆、なんとか2リットルを飲み干した
(便が出切らなくて3リットル飲まされた人もいたよ)

私以外の6人の中に何人か経験者がいて、
基本的に麻酔なしでも全然大丈夫な検査だと教えてくれたので、
私は麻酔なしで検査室に入ったけど、
「初めてなので緊張します」とつぶやいたところ、
先生が「あ、じゃあ麻酔しちゃおう。体に力が入るとカメラも入りにくいから」と、
その場で麻酔剤の点滴を入れてくれた。

気付いたら眠っていたみたい。
「アニーさん!聞こえる?S状結腸というところに大きな腫瘍があったよ!」
と、先生が大きな声で私に話しかける。

「ええ?腫瘍?・・・癌のことかな・・・」
と、私は朦朧とする頭で先生のことばを復唱しながら意味を考えようとした。

その後が大変だった。
たかだか15分くらい眠る程度の軽い麻酔?(だと思うけど)から覚めるのに
吐き気と嘔吐で立てなくて、4時間くらいベッドを借りて休ませてもらった。
迎えに来た夫に「腫瘍があった、って言われた気がするけど、よくわからないから聞いてきて」
と言ったら、夫は「そういうことは自分で聞いた方がいいんじゃない?」と笑った。

そしてようやく吐き気がおさまって歩けるようになったら、
診察室に呼ばれて、院長先生から画像とともに説明があった。
細胞診の結果を待たずに、即刻手術を受けるようにと言われ、
私は事の深刻さをようやく理解した。

「信頼できる良い先生を知ってるから」と、クリニックの院長は
腹腔鏡下手術では日本でも有数の名医宛てに紹介状を書いて下さった。



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