くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シパダン Season44 Ep9 5月6日 しばしさよなら、シパダン

2011-07-06 23:26:07 |  ダイビング
またまた来てしまったダイビング最終日。

最終日にして、はじめて朝日を見た。


ボルネオのメインランドの方をながめても、


遠くに浮かぶシパダンをながめても、


きょうの海は穏やか。

午前7時10分前、シパダンに到着。
海は静かだけど、きょうもやっぱり雲が多い。



1st Dive サウスポイント
けさも、High Tideなだけに、さえない1本となった。
落ち葉の影に住んでいるオドリハゼ君を見たくらいかな。



2nd Dive タートルパッチ
「え~!?また、タートルパッチぃぃぃ~?」
最終日なんだし、できればちがうところにしてほしい。
どうやら、きのうヘルフリッチ目当てのダイビングに、どワイドなレンズを持参した人がいらっしゃり、その1名のためだけに、わずか1名のリベンジのためだけに、タートル・パッチに決まったらしい。
最大多数の最大幸福だと思うんだけど…。
とはいえ、3度めのヘルフリッチに、またも魅入る。
しかも、きょうは、ずっとアケボノとコラボってる。
ヘルフはまたアケボノと同棲をはじめたらしい。
いつかハイブリッドがみられたらうれしいな。


ヘルフリッチの体がやわらかいこと(?)を発見!






それにしても、シパダンでは、あとにもさきにも、ここでしかヘルフリッチを見ない。
ほかの子たちはどこにいるんだろ?
きょうもぜんぜん引っ込まないヘルフリッチにさよならして、WALLぞいをミッドリーフ方面に泳いでゆくと、ひさびさにモンガラカワハギのygを見た。造化の神様のセンスってすごい…。


タテヒダイボウミウシ


そして、どこまでも美しい浅瀬。まさにぴっきぴき。


浮上すると、またまたどんより。




このGW期間中、まる1日、すっきりと晴れる日はなかったなあ。


3rd dive バラクーダポイント
とうとうラストダイブ。
エントリー前に、空は晴れてきた。
それに、海もいい感じで引いてきている。


エントリーしたら、右にはカンムリブダイの群れ、


左にはギンガメの群れがいて…。


どっちにしようか状態。
とりあえずは、むかってくるカンムリブダイを見て…


やがて抜き去られ…


たくさんのおみやげで、もわもわ~。





また横につけ…


やっぱりギンガメも見とく。


もしやこのまま、この浅瀬で45分過ごすんじゃないかと思えたほど、カンムリブダイ&ギンガメの群れと、ゆっくりたわむれた。さすがにみんな満喫できたようで、棚の上を離れ、深度を下げ、WALLぞいを流してゆく。常駐のムレハタタテダイ、ヤマブキスズメダイ、カスミチョウチョウウオといった、各種群れをスルーしながら、いつものようにコーラルガーデン方面へ向かう。そんな間も、見上げると、クマザサの群れが通り、さらに上空には、ギンガメ。


地味にミゾレウミウシなどを見つつ、


透明度がさらに悪い沖には、イソマグロやグレーリーフシャーク。
イソマグロは、人を小ばかにしてるような顔つき…。




リーフエッジには、薄めだか、バラクーダの群れもいた。
そして今回も、次々カメが飛来。


リーフの内側にある大きなロックは、アオウミガメのクリーニングステーションと化していた。
見ているうちに、次々と大きな個体がやってくる。


ロックのふちにつかまって、辛抱強く待っているカメあり。


くりーにんぐ、してほしーなー...


この1匹を除いては、きょうのカメたちは自己中度アップで、他亀も、ダイバーも、知ったこっちゃない、自分がクリーニングしてもらえばいいんだ、といった感じ。




そんな間も、先ほどの1匹だけが、「あの~、ずっと待ってるんですけど…」っといった感じで根気強く待ってる…。


他はくんずほぐれつ…。


わかりにくいが、離れてみると、カメがいっぱい貼りついている。


カメがここまで集まる光景は、めったに見ないので、興味深かった。
そして、エキジット。

GWの後半、パッとしないダイビング続きで、シパダンがはじめての人たちは、うーん、と思っていたようだが、この1本でシパダンのとりこになった様子。5月上旬は、シバダンの天候、海況、透明度がいちばんよい季節という認識だったが、今年は、うねりが入ったり、空はどんより、透明度も悪く、私が知る5月のシパダンの中では、いちばんハズレの部類になってしまった。せっかくの朝一ダイビングが、ことごとく大潮のHigh Tideにあたったというタイミングも残念だった。逆にLow Tideで潮位が超低い時間帯には、カメもサカナもぞくぞく出てきて、にぎやかだった。ってことは、High Tideの、われわれダイバーが行けないインリーフは芋洗いなんだろうか?それでも、ラストダイブ1本だけで、シパダン紹介ビデオになりそうな出物だったから、「終わり良ければすべて良し」かな!?


さよならC/E、そしてタワウへ
こうしてまたまたシパダンでのダイビングの日々が終わった。シパダンでもっと潜っていたいが、それができない今となっては、C/Eには未練がない。むしろ一刻も早く降りたい。どうせまた来るし。

ちなみに、ジスコ・チャーターのオリジナルのスケジュールでは、ラストナイトはセンポルナ沖に停泊したC/Eで1泊し、翌朝はシーフェストホテルをデーユースするというもの。デーユースといっても、シーフェストホテルにはデーユース料金の設定はなく、1泊分かかる。C/Eも、もちろん、朝降りないかぎり、1泊分の料金がまるまるかかる。どのみちかかる費用が変わらないのなら、C/Eがセンポルナに着いたら、そのまま降りて、ホテルで完璧な器材洗いをして、日本に帰って楽をしよう。それに、どうせ降りるのなら、センポルナではなく、中華ざんまいのタワウへ移動して、タワウの食を楽しもう。タワウにゆくことで、CEの夕食、朝食各1回を失い、タワウまでの移動代で数千円の足が出る。でも、ココナッツプリンを食べるだけでもタワウにゆく価値ありとみて、今回も、C/Eがセンポルナに到着したら、そのままタワウへゆくことにした。

さて、器材洗いが一段落したら、ランチと乾杯。ただ、皆が買い込んでいたビール在庫がまたもピンチで、ほどほどな感じ。皆でログのサイン交換もしっかりして、パッキングもして、センポルナに着いたのは、17時30分だった。いつも16時すぎには着くのに、きょうはヤケに水面休息が長かったので、遅くなった。クルーたち、いつもは、ちょっぱやで戻りたがるくせに、今週は、水曜日にも、いったん帰ったせいか、いつになくのんびりしてる。家族も、亭主元気で留守がよくて、そうそうしょっちゅう帰られると、冷たいのか!?

下船まぎわ、恒例の集合写真をとり、「また明日、空港で!」と一足お先に下船。母船からJETTYへのボートは、往きに使った有料Jettyではなく、シーフェストの前に着いた。そこには、C/Eの送迎担当のおじさんがいた。とりあえず、Shellまで(Shellのところから、ミニバスやタクシーが出る)は送ってくれるらしい。タワウへの移動は、ミニバスがあればミニバス、なければタクシーで行くと、エリエルに伝えていたが、送迎のおじさんによれば、もうミニバスは終わっているとのこと。それならタクシーでと、とりあえず、C/Eの送迎車に乗る。なぜか、ジェリー、エリエル、タンクボーイ二人も乗ってきた。

車の中でジェリーは、年甲斐もなく、ローカルガールや、おらんぷてぃの露出度高めの女性を見ると「ヒュー!」とかやってた。これがフェラーリだったら、道行く人も注目だが、人々は、ミニバスちっくな送迎車なんて、まず見向きもしない。それに、ジェリーはど真ん中に座っているし、エアコンがついて窓が閉まってるから、道行くchicksは、ジェリーのそんなアピールにすら気づかない。Shellまでは、歩いて10分強の距離だから、あっという間に着いたが、なんと、タクシーももう終わってた。どんだけ夜が早いんだ?センポルナ!そこでエリエルが、「僕らが今からタクシーをさがすね。」と言い、そして、あっという間に、「もうタクシーは見つかったよ」と教えてくれた。タクシーは、エリエルによる料金交渉でRM120。車はプロトンのセダン、ドライバーはちっちゃいローカルのおっちゃん、そして仲介人が20リンギ持って行った。こうして、ジェリーやエリエルに見送られながら無事(?)白タクに乗り込む。白タクは、Shellでまず給油し、スーパーで買い物し、ここでまたもタイムロス。そんなこんなで、タワウに着いたのは、20:30をまわっていた。マルコポーロに着くと、白タク、マレー語で、「さっきの仲介人はRM20とりやがった。だから、ディナー代に20リンギちょーだい」と言ってきた。ふざけてる。さすがに秒殺とまではいかなかったものの、20秒たらずで撃退。

タワウ着が想定外の遅さとなり、もくろんでいた器材洗いをする気力も失せていたので、部屋に荷物を置いたら、速攻、バクテ屋へGO!タワウのバクテは、「佑記」という店に、何度か行ったことがあるが、いつも日没前後には店に入っていたので、とっぷり暮れたあとの町では、どの通りにあったかうる覚え。タワウの道は単純だが、タワウの夜も早く、多くの商店は、シャッターがおりていたので、通りを間違えながら、なんとか到着。いつも混んでいるこの店も、午後9時すぎには、ガラガラだった。出て来たバクテスープは、ハーブがとても強くて、「効くーーー!」って味だ。さらに、青唐をかんでしまったので、大変なことに。インドカレー屋でも、スンドゥブ屋でも、常に激辛で周囲からドン引きされる私であるが、青唐はいけない。それにしても、シンガポールのとバクテより、はるかにおいしいと思う。シンガポールに駐在していた人が、休日にマレーシアまで、わざわざバクテを食べに行ったというのもうなずける。ポークも、いろんな部位や内臓がたっぷり。コラーゲン満載を強く感じる!


スープのおかわりもどんどんついでくれてご満悦!のあとは、スーパー・ミレメワの外にある舐品スタンドで、ヤムアイスを別腹におさめる。さらに、もう1件のスーパー、サーヴェイへ、7upを買いにゆく。ショートカットのために、タワウバザール(マルコポーロホテルの斜め向かいにあり、薄暗い建物の中には、衣料品、バティーク、土産物がひしめきあっている。子どもの頃、東京の下町でも、こんな雰囲気のところがあったとおぼろげに記憶があるような、時間が止まった感じの場所だ)を通ったら、いきなり飛び出してきたドブネズミを、偶然ではあるが、見事に蹴飛ばしてしまった。なんて鈍いドブネズミ!どんなバイ菌を持っているのかわからないので、ホテルに帰ってから一生懸命足を洗った。夜遅く、わざわざ閉店間際のスーパーのはしごまでして7upを買いにいったのは、先日、センポルナのスーパー・ミレメワで買ったラム酒「タンドゥアイ」を、船ではあけず、そのまま持っていたので、これを割るためだ。そのタンドゥアイも、二人がかりでは、あっという間に空になり、就寝。


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