くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ゴールデンウィークだ!シパダンだ! 5月2日(水)シパダン編

2012-06-06 11:33:42 |  ダイビング
モーニングコールでベッドを出たら、太陽とシパダンを礼賛。
トップデッキに干し物を回収に行き、超薄切りロールケーキとバナナとサバティーをぱくつく。
そしてJETTYへサインしにゆく。
ここまで、毎朝の日課。

けさのシパダンは、曇りで無風。




どんよりした空、鉛色の海に浮かぶC/E。


きのう、昼間にジェリーが戻ってきたので、きょうからジェリーガイド。


1st dive Barracuda Point
ジェリーは、近い将来、ダイブマスター稼業を引退するんだそうだ。
次に私が来るときには、もうC/Eにはいない可能性大というので、ジェリーの眼があるうちに、ハンマーヘッドをリクエスト。
このゴールデンウィーク、水深28mあたりから、けっこう水が冷たく、場所によっては27度くらいしかないので、ハンマーが期待できる。
これは、ジェリーのスーパー視力を、ぜひお借りしなくては。
でも、ジェリーに見てもらっても、ハンマーヘッドは、いない。
いないので、ジェリーは、カベのアケボノなどを紹介しはじめた。
8名がドッとマクロにたかるのもたいへんなので、私は、外洋と深場をあきらめずに見つめ続ける。
そこにあるのは、冷たい水だけ。
ハンマーはこない。
気がつくと、ハンマーサーチでDEEPな私より、みんなはさらにDEEP。
あとで聞いたら、スジクロユリハゼやアマダイ系を見ていたらしい。
前は、スジクロは、サウスポイントだったか、スタッグホーンだったか、南側のポイントで見せてもらったなぁ。
なぞのアマダイは、スタッグホーンの50mくらいにいけば、ぎょーさんいる。
スジクロは、久米島とかわらず、シパダンも深いなあ。

やがて、バラクーダが現れ…


リーフの内側には、カンムリブダイ。


着底して、カンムリブダイを観察していると、正面から、おおきなアオウミガメがこちらに向かってくる。

まさかよけるでしょ、とそのままどかないでいたら、どんどん迫ってくる。
根競べか?
いや、ほんとうにぶつかりそうになったので、直前で伏せた。
道を曲げない君…

一方、カンムリブダイたちは、ふだんは、リーフの斜面からリーフ上にいるが…


きょうは、砂地の上にも散らばっている。


カンムリブダイのあとは、ジェリーがモンハナジャコにエビをあげるパフォーマンス。
シャコも、われわれダイバーも、気乗り薄。

私は、おつきあいな感じで1枚だけパチリ。
でも、何を撮ったかわからない始末。
そして、大量の、ブラックタイガーふうのエビが余っていた。
エビ、どうなったんだろ?
BCのポケット、超においそう。

まったくノンダイバーの知り合いが、たまたまゲーセンのクレーンゲームでフグをつったことから、フグを溺愛している。
会えば、フグの愛くるしさを語るので、フグもガン見。



2nd dive Barracuda Point
朝食をはさんで、あわただしく、ふたたびバラクーダポイント。
まずは、ギンガメ。
棚の上には、ちょびっと。


沖にどっさり。




しばらくギンガメ玉をながめたら、水深をさげ、アケボノ団地を見ながら前進。


上空には、かわらずギンガメ超大群。



トルネードのような群れが形を変えるのを見るのは楽しい。
近くからでも、遠くからでも、ギンガメ玉はBAGUS!

正面には、ムレハタタテダイ。


カベには、ハナダイたち。


やがて、バラクーダの群れがリーフ上に現れ、みんな浅瀬へ浮上。
ハナダイにとらわれていて、浮上が遅れたら、棚にみんなを連れて行ったジェリーが、なぜか急速潜航してきた。
な、なんだ?
ついていってみると、深海ふたたび。DECO必至。
ジェリーが指さす先には・・・アマダイ系。

オキナワサンゴアマダイに見える。
私が1本目で見ていなかったから、見せないといけないと思ったのかな?律儀だね。

その後、バラクーダに合流。






バラクーダの群れと、グレーリーフが一度に見られたりするのも、シパダンの素敵なところ。


バラクーダを見ているうちに、無事、DECOは消えた。




3rd dive South Point
しばらく外洋を流しても、特別なことは何も無く、リーフに戻ると、ヨスジフエダイの群れがいた。

モルディブと違って、群れが小さいから、まあ、いいや。

せっかくのサウスなのに、途中からマクロ全開。
みんな下ばかり見ている。


サウスの砂地には、いつも臆病なホワイトチップがたくさん休んでいる。
いつもは、少し近づくと逃げるが、きょうは逃げない。


どこまで寄れるか?

サメはだ。

ウミシダカクレエビとか、イソギンチャクエビとか、クマノミの卵とか…




サウスには、いろいろなサンゴがある。






ものすご~く丁寧にマクロって、ゴールドベリーダムゼルまで指さすジェリー。
いつもより、たくさん群れていて、入り乱れているから?
産卵行動かな?
きのうのツノダシも群れといい、シパダンは今、産卵シーズンなのかな?
そして安全停止の場所と深度では、キヘリやゴマが営巣中でテンパっていて、オソロシイのだ。


4th dive Turtle Patch
ランチをはさんで、4本目。
コーラルガーデン、ホワイトチップアベニュー、ミッドリーフそしてタートルパッチまでのウォルダイブは、似たようなイメージだ。


シパダンではあんまり見かけないミナミゴンベがいた。


オニカサゴもいる。




ウォルはソフトコーラルがきれいだし、


浅瀬の枝サンゴも、いつ見ても見事。


きのこの山もある。




おだやかな水面。




5月のはじめらしく、クリアな水。
平和なダイビング。


さて、きょうのサイナス違和感は、左側から右側に移行。
だから、きょうもマブールは、パスして、トップデッキでサンセット&TIGER TIME。
5月のすばらしいサンセットを期待するが、なかなか、真っ赤とか、オレンジ!とか、ゴールド!にはならない。




船の前方にゆくと、カーン、カーンと、今の日本では聞かなくなった、古典的な杭打ちの音がする。クレーンも見える。


マブールでは、マレーシア政府主導の、リゾート建設がはじまったんだそうだ。
300人も収容できる、5ツ星リゾートができるらしい。
素敵ともいえるし、なんかやだともいえる。
マブールも、ラヤンラヤン化しちゃうのかな?
シパダンのパーミットはどうなるんだろう?
まもなく日没なのに、まだまだカンカンやっているのだから、せっかくSMARTのヴィラに泊まった人たちには、騒音と、眺望劣化で、いい迷惑のはず。

月齢10.8日。


こうして、きょうも日が暮れて、皆がサンセットから帰ってきたら、ディナー。
コックのアダムがホリデーで消え、かわりにマズウィンが帰ってきて、食事が格段においしくなった。
アダムの食事も悪くはないが、サラダ油を使いすぎなので、みんな飽きるんだと思う。
マズウィンのおいしいごはんをみんなもりもり食べて、また宴会。
3色もりもり、おやつももりもり、船のクッキーも食べまくりだし、ビールに、梅酒に、ウォッカにつまみでデブ街道まっしぐら。



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