“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『ヴィンセントが教えてくれたこと』の巻

2015-09-23 | 劇場鑑賞した映画

不良ジジイとワケあり ひ弱な小学生の絆
ヴィンセントが教えてくれたこと

『ゴースト・バスターズ』にハマッた
かなり若かりし頃の影響なのか
本作の主演 ビル・マーレイ氏が気になるワタクシ
『ブロークン・フラワー』、『ムーンライズ・キングダム』、
『ロスト・イン・トランスレーション』など
最近もクセのある面白い作品に出演していて
ワタクシにとっては 劇場観賞を楽しくしてくれる
貴重な役者さんのひとりなのだ。
そのビル・マーレイ氏が偏屈・不良ジジイを演じるなんて
面白そうだな...なんて思いまして 観賞して来たぞぉ


アルコールとギャンブルを愛する クセのある不良ジジイのヴィンセント。
隣に引っ越してきたシングルマザーから 彼女の仕事中に
12歳の息子オリバーの面倒を見るよう頼まれる。嫌々ながらも
バーや競馬場にオリバーを連れて行き、バーでの注文方法から
いじめっ子の鼻のへし折り方まで
ろくでもないことばかりを彼に教え込んでいく。
オリバーはそんなヴィンセントと反発しあいながらも
一緒に過ごすうちに彼の隠された優しさや心の傷に気づいていく。


正直 ストーリー的にはアリガチデス
人生に空虚感を抱き始めた気難しい破天荒なダメオヤジが
12歳の少年との交流を通して奇妙な友情を育み
生きる活力を取り戻していく姿を描いたハートフルコメディ
まぁ。ヒューマンドラマ とも言えるけれど...。

アリガチなストーリーだからこそ
作品力というか 監督等の手腕が問われる
その意味では 本作はバッチリ
いろんなピースが上手く合わさったように思える。
キャスティング!
 
主演の不良ジジイを演じた
ビル・マーレイ氏はもはやハマリ役
『ブロークン・フラワー』、『ロスト・イン・トランスレーション』の
哀愁あるジイさんもいいけれど
本作の偏屈・不良ジジイも魅力的よっ
そして 同じく大好きな女優さんナオミ・ワッツ嬢。
本作では腹ボテのロシア人ストリッパーを演じていて
これが また素晴らしい愛すべきアバズレ女
イギリスの元皇太子妃ダイアナを演じた人とは思えないわぁ
隣家に越してきた ワケありで ひ弱な小学生を演じる
新生ジェイデン・リーベラーがまたGOODCOOL
ひ弱で妙に人生に悟りを感じている理屈ボーイが
不良ジジイと過ごすうちに
伸びやかで たくましくなる姿をイキイキと演じている。
少年の母親マギーはメリッサ・マッカーシーが演じている。
正直 あまり印象にない女優さんだったが
『デンジャラス・バディ』で見事なボディで不良デカを演じていて
サンドラ・ブロックと共演していた女優さんだったのね。
これもまた 相当 印象の違う役を演じていたので気が付かず
今回は 子を思うどこでもいる母親を演じていて
個性が強いキャラたちの中で ある意味
丁度良いスパイスになっていた気がする

個人的にはあのエンドロールも お・好・みよっ
ただ。ただ。偏屈ジジイを捉えたあのエンドロール。
あのエンドロールに偏屈・不良ジジイの
憎めない愛すべきキャラが映し出されていてスキッ
 
ハートフルコメディというフレコミに
騙されたわぁ。ワタクシ 油断していたのだ
笑って、笑って、泣かされマス
涙腺のユルミに覚えのある方は
泣かされます。。。ハンカチ持参をお・ス・ス・メ!
泣かされたけれど 妙な爽快感があって
気持ちがホッコリとなる作品だったよ
 ★★★★☆ < 星4.0ツ>


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