“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『怒り』の巻

2016-09-24 | 劇場鑑賞した映画

吉田修一×李相日×豪華キャスト
怒り

台風の襲来が続き
鮮やかな秋空が拝めないのは残念
この連休を含み あまり天候がよろしくないグッスン
そんな天候だから やはりお出かけ先は
劇場での映画鑑賞がモッテコイ!
けれど 世間では同じ考えの方は多いようで
映画館には人だかり チケットを購入するにも
数十分並ばなくてはいけない状態だぁあら。まぁ。
先週の日曜日(9月18日)。
公開されて間もない映画『怒り』を観賞
『フラガール』、『悪人』の李相日監督が
吉田修一さん原作の作品を撮る
しかもキャストが豪華すぎる

Y 
八王子で起きた凄惨な殺人事件の現場には‘怒’の血文字が残され
事件から1年が経過しても未解決のままだった。
犯人未逮捕の殺人事件から1年後
千葉、東京、沖縄という3つの場所に
それぞれ前歴不詳の男が現れる。
千葉の漁港で暮らす洋平と娘の愛子の前に田代という青年が現れ
東京で大手企業に勤める優馬は街で直人という青年と知り合い
親の事情で沖縄に転校してきた女子高生・泉は
無人島で田中という男と遭遇するが・・・。


吉田修一の原作を映画化した『悪人』で
国内外で高い評価を得た李相日監督が
再び吉田原作の小説を映画化した群像ミステリードラマ
その情報だけでもワク×2 してしまう
けれど 今回の作品は更にソ・ソ・ラ・レ・ル
なにしろ出演しているキャスト陣が
技巧派俳優とされるすばらしい役者揃い
主演は世界的に活躍している渡辺謙サン。
妻夫木聡クン、森山未來クン、松山ケンイチクン、綾野剛クン、広瀬すずチャン、
宮崎あおいチャンと日本映画界トップクラスの役者さんたち
しかも 脇を固めているキャストも魅力的よん
池脇千鶴チャン、ピエール瀧サン、三浦貴大クン、旬女優 高畑充希チャンetc...。


ワタクシ的には作久本宝クン驚かされた この子だれ!?
お初にお目にかかる俳優さんだったが
それもそのはず 本作品が映画デビュー
オーディションににて選ばれた逸材だったのだ。
この作品では 豪華出演者に隠れている印象があるが
この宝クンの演技は この作品にはなくてはならない...って
思わせてくれるほどの惹き込まれたすごいっ!
この先 チョット楽しみな俳優さんを発見


八王子で起きたひとつの凄惨な殺人事件をもとに
千葉、東京、沖縄という3つの異なる場所で
それぞれ交わることのない時空で
ストーリーが展開されていく。
それぞれの地でのストーリーは一篇のドラマとして
見事に成立しているのだが オムニバス作品でもない。
‘愛する’・‘信じる’ということが 人間にとり
いかに脆くて儚くて危ういモノであるか。。。
そして‘怒り’という言葉・・・
‘怒り’という感情を抱く事は 意外と簡単で難しい。。。と
愚かなアラフォー女であるワタクシは そう思っていたのだ
もちろん感情は個人差があり 計りえるモノでもない。
故に人間であり 人間の営みをしているのだが・・・。


正直 前評判が賛否両論だったので複雑だったけれど
ワタクシの中では 観たいっ!って いう欲求が
遥かに勝っていたので 迷わず観賞した本作品
そして 観賞後 なんとも言えない重たい感じと
気だるさが残った気がした。
これが 監督の意図だったのかなぁ
 ★★★★☆ < 星4.0ツ>


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