“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『ボス・ベイビー』の巻

2018-04-08 | 劇場鑑賞した映画

赤ちゃんなのに、おっさん!?
ボス・ベイビー

日本の映画監督、アニメーション演出家、
プロデューサー、翻訳家である高畑勲監督が
肺がんのためお亡くなりになられた。
そんな訃報が飛び込んできたのは4月5日のこと。
三重県出身で82歳。
1959年 東映動画に入社。
『太陽の王子 ホルスの大冒険』(68年)で
劇場用長編アニメを初監督。
70年代に『アルプスの少女ハイジ』などの
テレビシリーズをみずみずしい感性で演出して
日本アニメの礎 を築いた人物だ。

実は お亡くなりになられた日は
春休み中で浮かれ気味の双子姉妹イッコ&ニコと
アニメーション作品『ボス・ベイビー』の観賞に出かけた日。
2013年に公開された高畑勲監督作の『かぐや姫』。
双子姉妹イッコ&ニコと観賞したのだが
イッコ&ニコも覚えていて
「あの映画 やさしい映画だったね。」って言っていた。

ご冥福をお祈り申し上げます。

   
パパとママに愛され 幸せな毎日を送っていた7歳の少年ティム。
ある日 彼のもとに 黒いスーツとサングラス姿、
手にはブリーフケースを持つ 彼の弟だという赤ちゃんがやってくる。
困惑するティムを尻目に パパとママは赤ちゃんに絵本を読んだり
ハグをしたりと言いなり状態。ティムの弟だというその赤ちゃんは
まるで大人のように話すことができ 口が悪くて人使いも荒い。
やがてティムは 弟がベイビー株式会社の社員で
世界の愛情の比率が赤ちゃんより子犬に傾く中
発表される予定の新種の子犬の正体をつかむよう
ある秘密の任務があることを知るのだが・・・。
 



『怪盗グルー』シリーズのユニバーサルスタジオと
『シュレック』シリーズのドリームワークス・アニメーションが初タッグ
外見はかわいらしい赤ちゃんだが
中身はおっさんな“ボス・ベイビー”が巻き起こす騒動を描き
全米大ヒットを記録したコメディー作品
監督は『マダガスカル』シリーズのトム・マクグラス。

双子姉妹と観賞につき もちろん
日本語吹替え版で観賞
“ボス・ベイビー”の声をムロツヨシさんが
ティム少年をNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』や 最近では
月9ドラマ『海月姫(くらげひめ)』のヒロイン 芳根京子チャンが担当。
共に吹き替え初チャレンジだったとか。
なんとなく初々しい感じだったわ
宮野真守クンや山寺宏一サンといった
実力派人気声優陣が脇を固めているのはGood



‘赤ちゃんなのに、おっさん!?’
という
半ば強引とも言える設定も
主人公のティム少年の空想癖から生まれる
奇想天外ストーリーだと考えれば納得
かわいい外見の赤ちゃんが
大人の会話をサラリッ とする。
考えてもみれば こんな生命体が居たら
単なる気持ち悪い生き物なんだけれど
かわいい外見の赤ちゃんだと 小憎らしいわっ...ムフッ
愛嬌で許してしまう。
なんとも朗らか~なお話だ



ティム少年にとっては 壮大なアドベンチャー話でも
大人からすると 思わずクスッっとしてしまう。
子供の空想が 子供にとってはいかに壮大
大人には いかにチンケなものなのか
なんとなく これに近い空想したことあったような...と いう
若干 くすぐったい感触「しょうもない。。。」という
大人になり 汚れたハートとなっちまった
我が心を自覚するハメになった



ティム少年の空想を 作品に仕上げてしまう製作陣が
なんだかウラヤマシイ
すっごく お目々キラッ×2させた
大きな少年少女が描いた作品だったんだろうねきっと
だから こんなにピュアな仕上がりであっても
汚れたハートの持ち主であろうとも
面白くて 笑えたんだろう

ちなみに 主人公のティム少年の設定年齢に近い
双子姉妹イッコ&ニコ11歳でちゅう~。
声を上げて笑っていたよワッハハ×2
「めっちゃ。おもしろかった。」だって
双子姉妹が まだ ピュアなハート
持っていることが確認できて 妙に ホッとしたよ
 ★★★☆☆ 星3.5ツ>


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする