折々のうま-当たらぬでもなし

裏金じゃないよ、脱税だよ。

再び郵政民営化を議論する

2009年07月24日 00時00分43秒 | 政治
竹中平蔵と星野仙一が出てくると虫酸が走るようになったのだが、
また馬鹿なことを言っている。

公社の時と比べて民営化以降、郵便局の閉鎖件数は減っているのだそうだ。

簡易郵便局を除いて。

この人は人の話を聞けないらしい。
教授以前に保育所から入り直したらどうか。

簡易郵便局こそ、中山間地、離島、半島、他の金融機関がない中で、
農協、漁協や一般局の退職OBが委託先となり、
老齢福祉年金、国民年金の貴重な受け取り先となっていると言ってきた。

彼は言うだろう。
件数も扱い金額も微々たるものだと。

そここそが問題で、民間では不採算の件数・金額であり、
自分がやめたら、半日がかりで金をおろしに
行かなければならないと思うからこそ、
篤志家が半分ボランティアみたいにしてやってきたのだ。

そんな隣の家まで㎞単位の金融システム屯田兵みたいな局と、
大都市の個人事業主の脱税の温床となっているような特定局が、
混在しているのが郵政省だったのである。

これは人口密度や隣局までの距離、冬季の交通状況で基準を定め、
補助金や配置を定期的に見直すシステムを
作っていけばよかっただけの話である。

私が郵便局に持っている1番の不満は、
少し込み入ったことになるとすぐ、
「本局に行って下さい」と言われることだ。

住宅地ならこっちもしょうがないなという気分にもなるが、
市街地でこんな特定局が200mおきに点在されては、
数は半分にして駐車場10台ぐらい完備の「高機能局」でも
作ってくれという気分になる。

本局バカのせいで本局は書留出すにも30分待ちである。

民営化で改善されましたか。

特定局は家賃がらみ(局長所有の局舎が多い)の利権でそのまま、貯金で稼ぐ。
一般局は増員なしのため、相変わらずの混雑ぶり、儲からない郵便で忙殺。
辻褄合わせで僻地、障害者施設併設で代替のない、
かけがえのない簡易局はどんどん閉鎖を余儀なくされる。

すべてこうなることはわかっていた。

わからないのは小泉に入れた連中だけである。

本当に反省している、後悔しているなら、
次の選挙で小泉改革の総括をしろ。

彼には地方の痛みや、切り捨てられる側の痛みは
永遠にわからないだろう。

郵政反対組でも国民新党でも社民党でも共産党でも民主党でもいい。

間違っても世襲幕藩体制議員に投票することはないはずである。

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