折々のうま-当たらぬでもなし

泉下で涙する杉浦 千畝

驚異と羨望の複電源電車Citadis-Dualis

2015年02月28日 07時19分25秒 | 鉄道
Citadis-Dualis(Wikipedia:Fr)

すまないが、フランス語は全く分からない。
詳しくは鉄道ジャーナル2015年4月号を見てくれ。

日本にも交直流電車なんていうのがあるが、Citadis-Dualisは次元が違う。
直流750Vと直流1500V
直流750Vと交流25kV
直流750Vとディーゼルもある。

全長42m、全幅2.65m、間口1330㎜のプラグ式の両開きドアが片側4枚ある。
1編成4車体5台車、98席、定員250名、トイレ1ヶ所設置。
最高時速は100㎞/hだ。
路面電車と地方ローカルサービスの融合が可能だ。

交流20kVとディーゼルが可能なら、奥羽・羽越線と五能線。
青い森鉄道と大湊線、八戸線などが可能だ。
京阪鴨東線直流1500Vと叡山電鉄直流600Vも可能だ。

こうなると新交通システムは一気に存在価値が問われてくる。
運転人員の省力化はいいとしても、延伸や乗り入れに冗長性や発展性が乏しく、
ラッシュ時の幹線への乗り入れや、末端区間の閑散時間帯の幹線にまたがる
運転時隔確保などではCitadis-Dualisに完敗である。

北海道ではディーゼルが公道を走るなどというキワものを考えているようだが、
関東・関西の末端の未電化区間はこちらの方がいいだろう。

トラムに関しては、EUとの彼我の力量差は歴然である。
特にトイレ設置は大きい。
高齢者や子供連れには福音の設備である。
コメント
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